デュアン・オールマンがモータ・バイク事故で亡くなったのは1971年。
バンドは彼の亡き後も活動を継続する事を決定し、中断していたレコーディングを再開させ翌年に2枚組のアルバム、Eat A Peachを出す。
また所属レーベルのキャプリコーンもデュアンの死去を追悼する意味で、自身のバンド、アワー・グラスやオールマン時代の代表曲以外にウイルソン・ピケット、アレサ・フランクリン、ボズ・スキャッグス、デラニー・アンド・ボニーにデレク・アンド・ドミノスらのセッション音源をレーベルを超えてまとめたアルバム、An Anthologyを同年にだす。
本日はAn Anthologyを久々に聴いてみる。
ブルースやカントリーなど泥臭い南部のルーツ・ミュージックがメインとなっていて中々聴き応えがある。
特に印象的なのはボズ・スキャッグス1969年制作のセカンド・ソロ・アルバム、Boz Scaggsに収録された13分に及ぶLoan Me A Dimeかな。後のAOR路線と異なりブルース色全開!
ちなみにアメリカでは1セント、5セント、10セント、25セントそして50セントのコインがそれぞれペニー、ニッケル、ダイム、クウォーターそしてハーフ・ダラーと呼ばれている。
どうも公衆電話から昔の彼女に電話をかけたかったみたいで、Loan Me A Dime、誰か10セント貸してくれないかって歌っているような…