ギターのビリー・ギボンズを中心に結成されたテキサス出身のスリー・ピースのブルース・ロック・バンド、Z.Z. Top。
1971年1月にファースト・アルバム、Z.Z. Top’s First Albumを出す。
(このイラスト、初々しい)
同時期のフィル・スペクター・プロデュースのジョージのAll Things Must Passを聴いた後では幾らかのリズム・ギターをオバー・ダブしたそのまんまのシンプルなアレンジ故音数が少なくスカスカに感じかも。
しかし、それゆえ3名の個性がクッキリと際立ち例のウォール・サウンドに決して劣るものではないと思う。
複数のギターやその他の楽器の音色が絡み合い、私のような素人では一体誰がどの音を出しているのかわからない様なウォール・サウンドのアレンジと比べてスッキリ爽やか。
ファースト・アルバムという事で、後年のアルバムでの熟成された雰囲気は感じられないが、それが却って初々しさを感じさせ将来どのように化けていくのか期待を持たせている。
因みに、ベースのダスティ・ヒルが今年の7月にお亡くなりになったとか…
バンドとしては新規にベース奏者を加入させ活動を継続させるみたいだが、今後ギボンスとヒルの逆さツイン・タワーの共演は継承されるのか気になるところではある。
博士、そこじゃない!ってば…
皆さんまだお若いのに、ビンテージ感結構出てます。
2017年の再発プレス盤です。