1975年ジョン・グッドソール(G)、パーシー・ジョーンズ(B)、ロビン・ラムリー(Key)にフィル・コリンズ(Dr)ら4名によって結成されたのがプログレ・バンド、Brand X。
芸風はジャズ・フュージョン・インスト系。
因みに知名度の印象から言ってフィル・コリンズが主として結成したバンドとしばしば思われているが、彼はあくまでドラマーとしてバンドの構成メンバーの一員という認識が正しいのではないかと...
彼等のファースト・アルバムは翌年にUnorthodox Behavior(邦題は当時、異常行為だった)のタイトルで登場。
全く売れなかった印象が...
一聴してみると全員が高度な演奏技術を持っていて、初めて聴いた時はびっくり! 特にパーシー・ジョーンズのベース奏法が非常に印象的だし、フィル・コリンズのドラムも手数の多いジャズ・タッチの演奏もジェネシスのものは違って別人が演奏しているかのような... 一味どころかも二味違う!
アルバム・タイトル通り、曲の進行や演奏技術も通常の思考を超えたもはや変態チックって言ってもいいのかも知れないし、商業マーケティングに於ける比較でよく使われるブランドAでもなく、またBやCでもない規格外のXの名は彼等にピッタリですかね。