CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

今日もセッセと洗います

2023年03月31日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連

デイブ・ディー、デイブ・ディー、ディー、ディー、ディープ・パープル、バイザ~イって変形した。

てな事で、今夜はディープ・パープルでも。

彼らの第二期形態の4枚目のアルバム、1972年の大ヒット・アルバム、マシーン・ヘッド。

(マシーン・ヘッドとは、弦楽器の張流ための巻き取り装置のことだって)

レコード棚を探していると、いつ買ったの定かではないワーナー・パイオニア・プレスの国内盤、P-8224Wが出てきた。

レーベルが椰子の木通りのデザインなので、初回盤ではなく1973年の再発盤、お値段2300円ってやつ。

多分大昔に中古で買った雑音満載の盤、しかし最近レコードの清掃方法を変えたのが良かったのか結構いい感じで古いレコードを再生することが出来たので、この盤もトライしたみた。

盤面の傷によるプチ音は無理だけれど、溝に溜まった埃が原因の雑音はかなり解消されたみたい。

昔LP買えば出来るだけ早くカセット・デッキにダビング、後年CDが登場した時は更に手間が省けて掃除はCDプレイヤーのレンズをたまにアルコールで拭くだけ、そしてPCの時代になるとソフトを入れるだけで雑音無用でお掃除いらず!と進化してきた。

そして今、デジタルからわざわざ扱いの面倒なアナログに回帰しレコードを一枚一枚セッセと洗う事に。

人間あまり便利になり過ぎると、逆ブレしちゃうのかも…

(リッチー師匠! お久しぶりです)


オーケィ!はこの歌だけで

2023年03月30日 | BRITISH ROCK

たっとえ世界中が、ボクに冷たく~ても、オーケィ!、キミがいれば、オーケィ!~♪

グループ・サウンズのザ・カーナビーツが1967年の彼らの3枚目のシングルとして出した、オーケィ!。

あの頃はあまり洋楽に詳しくなくて、また日本語の歌詞がピッタリハマっていたので日本のオリジナル曲だって思っていました。

これには元歌があって、イギリスのビート・バンド、デイブ・ディー・グループが同年歌ってヒットになったものをカバーしたものだとだいぶ後になって知ることに。

カーナビー・ビート・サウンドの決定版!とかカーナビー・ガイってちょっと意味不明な事書いてあるから、カーナビーツのカバーがヒットしてから元歌日本でプレスされたのかな?

 

デビュー曲のゾンビーズの好きさのカバーが大当たりしたからなのか… 更に後年オブラディ・オブラダの太郎と花子バージョンでのカバーなんて離れ業もありました。

またデイブ・ディー・グループといえば、ジャガーズも彼らのヒット曲、キサナドゥーの伝説をカバーしヒットさせてましたね。(後年、オリビア・ニュートン-ジョン主演の映画ではザナドゥーに変更。)

ところで、オーケィ!って楽しいメロディーですぐに覚えましたね。

でもこの世知辛い世の中、何でも気楽にオーケィ!しちゃダメですよ。

昔何かの契約で、重要説明事項読むの面倒だから全部オーケィ!しちゃってえらい目に…


そう、オイラが悪いんです。

2023年03月27日 | BRITISH ROCK

何ちゃらオフで古~いシングル盤回収してまいりました。

英ビート・バンド、アニマルズの1965年のヒット・シングル、Don’t Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)です。

当時のお値段370円。元々は330円のシングル盤だったらしいので、この盤は再発盤ですね。

アニマルズと言えば、やっぱり前年のThe House Of The Rising Sun(朝日のあたる家)が有名ですが、日本じゃこの”悲しき願い”も結構知られた曲でした。元々はニーナ・シモンのために1964年に書かれた曲だそうで、アニマルズはその翌年にカバーし、全米3位に大ヒットとなったそうです。

オリジナル・バージョンでは、Oh Lord, please don’t let me be misunderstoodと神様に懺悔と言うか許しを乞う様な内容でした。

一方日本では、当時ロカビリー歌手の尾藤イサオがこの曲をカバーしていて、オリジナルとは違った日本語の歌詞がつけられていて結構迫力ある歌唱でした。

特にサビの部分の”誰のせいでもありゃしない~ みんなオイラが悪いのか~♪”って所が印象的で今でも覚えています。

自身でチョンボしたときなんかには、このフレーズを小声で歌うこともあった様な…


もう春です

2023年03月25日 | JAPANESE

本日は雨雲に覆われてあいにくの曇天の週末。例年と比べて3月初旬から気温が上がりあっという間に春模様。

この季節になると思い出すのはイルカが歌うなごり雪。

残念ながら今年はもうこの景色を拝めないね。

この歌って1975年に出て私が大学に入学した年だったので今でも結構印象に残っている。

今思えば、大学の入試は大変だった。

昨今のAO入試とかセンター試験なんてなく、全部一発勝負だったからね。

一応できる範囲はやったつもりだったけれど、全く予想もしない範囲からの出題やケアレス・ミスなんかでまぐれで受かった一校を除いて全滅、さらに周りの友人達は殆どが浪人に。なんだか喜ぶに喜べない雰囲気だった。

更に卒業時は第二次オイル・ショックで景気後退、あわや就職浪人しそうだった。

時がゆけば、未熟なわたしも~♪

大人になると、気づくのだろう~♪

学校は勉強しに行く所だと…

そんなこんなでこの時期になると当時のことを思い出し、

大人になってもカラオケでこの歌よく歌いましたね。


ポップなプログレはお好き?

2023年03月25日 | PROG ROCK

昨年来またまた登場のジェネシス。

1980年の前作、Dukeでポップ化を進め全英1位・全米11位と大成功を収めたプログレ・バンド、ジェネシス。

翌年それをさらに推し進めた10枚目のスタジオ・アルバム、ABACABが完成。特にアメリカで売り上げを伸ばした。

その起爆剤として貢献したのがフィル・コリンズの同年のファースト・ソロ・アルバム、Face Value。アメリカでの大ヒットを収めこのジェネシスのアルバムの成功にも十分寄与した。

特にフィルのソロで活躍したアース、ウィンド・アンド・ファイヤーのホーン・セクションを1曲だけだったがこのアルバムにも起用したのが注目のポイントで躍動するファンキーなサウンドがアメリカ・マーケットで受けたのですかね。

一英プログレ・バンドだったピーター・ガブリエル時代からのジェネシス・ファンはちょっと引いてしまったかもしれないが、その彼らを失ったとしても余りあるほどの新しいファンが世界的に増えたのは間違いない。

個人的にはそれまでちょっと小難しいプログレ・バンドとして認識していたジェネシスが、本当に身近に感じられた。


Hot Rocksはお好き?

2023年03月24日 | ROLLING STONES関連

かってビートルズのマネジメントも引き受けていたアラン・クレイン率いるABKCOレーベルとストーンズとの契約が遂に切れるという事になり、彼らはアメリカ編集のストーンズのLPを70年代になってガンガン出し始めた。

1971年12月、アメリカで発売された2枚組コンピ・アルバム、Hot Rocksもその一つ。

(チャーリーが主役!)

(サイドー3は後期のヒット曲連発!)

このアルバムは全英・全米チャートそれそれ3位・4位とかなり売れたので、二番煎じなる少々悪のり気味なMore Hot Rocksなるコンピ・アルバムも翌年出た。

なぜか日本ではそれらは当時発売されなかった様な記憶があるが、何のことはなく日本で販売権を持つキング・レコードが商機到来と独自で編集したベスト物をこれまたガンガン出していた。

先日不意に立ち寄った何チャラ・オフでこのアルバムを見かけ、何とオイラに向かって買って下さいって囁いている様な… 病気か?

レコード番号やマトリックス番号から推察するに1971年プレスの米初回盤じゃないかと思えて、しかもこの米盤が何チャラ・オフでひっそりと売られていると言うことは70年代当時日本では発売されていないこのアルバムを輸入盤ショップでわざわざ買い求めたストーンズ・ファンがいたかと思うと何となくジ〜ンときて、盤面カビだらけにも拘らずつい買っちゃいました。

既にCDで持っているのにね~ やっぱり完全に病気。

それでもストーンズお嫌いですか?と問われると、やっぱり即座にお好きですってことで…

 

211 reasons why The Rolling Stones is the World's greatest Rock and Roll Bandなる彼らの曲のタイトルを網羅した米盤ディスコグラフィーが封入されていた。


ヘビはお好き?

2023年03月21日 | PROG ROCK

ELPのレコード会社、マンティコアから世界デビューしたイタリアのプログレ・ロック・バンドPFMは2枚のアルバムを出し、いよいよ世界に打って出る事に。

てな事で、1974年に北米でライブ公演を敢行し、同年その時録音されたアルバム、Cook(イタリアではLive In USAのタイトル)が発売された。

バイオリンやフルートを操るマウロ・バガーニもまだ在籍していて、個人的には歴代PFMのベスト・メンバーでのライブだったのでは無いだろうか…

ヘビの苦手な人はこのジャケを見ると退いてしまうかも知れないが、中身はプログレ・ファンであれば一聴すればきっとお気に入りの一枚になる程素晴らしいアルバムだと思う。

そのアルバムが2011年にCD計3枚組のズッシリした仕様で再発された。

構成は1974年のオリジナルの音源(トロントとニューヨークでのライブからセレクトされた音源)が1枚のCDに、更に当時のニューヨークのコンサート完全版の音源をボーナス・トラックとしてCD2枚に収録されたものだった。

ニューヨークの完全版コンサートで収録された曲はオリジナルとダブっているものもあるが、ミックスが新たに施されたそうなので少々印象が異なる。

ヘビ料理は苦手だったとしてもこのヘビー級の再発盤は中々お味がよろし~様で

オマケとして2枚の絵葉書も付いていた。


マーシャル・タッカー・バンドのファースト

2023年03月20日 | Southern Rock

60年代中頃に前身バンドであるトイ・ファクトリーが結成され、メンバーが固定してゆき1972年に結成したのがマーシャル・タッカー・バンド。

1973年のセルフ・タイトルのデビュー・アルバムはカントリー、ブルースそしてジャズの要素が散りばめられたスケールの大きなサザーン・ロック・バンドって印象でデビュー時点で既にバンドとして完成の域に達しているように思えた。

(サザーン・ロックの新しい夜明けを意味しているのだろうか?)

リーダーのトイ・コールドウェルの親指ピックによる早引きリードにダグ・グレイの張りのあるリード・ボーカルとジューリー・ユーバンクスの奏でる管楽器が絡み独特の味を出しているのが売り。

(左から、リード・ギターのトイ、ボーカルのダグ、ドラムスのポール・リドル、ベースのトミー・コールドウェル、サイド・ギターのジョージ・マックロッキーとサックスとフルートのジュリー)

ヨーロッパのバンドでは、ジェスロ・タル、フォーカスやPFMがそれぞれ演奏にフルートを用いているが、サザーン・バンドで演奏にフルートを絡めているのは結構珍しく何となくプログレチックな味わいも持ち合わせている。

因みにベースを弾いていたトミー・コールドウェルが1980年車の事故で30歳の若さでこの世を去り、リーダーで兄貴のトイも十数年後バンドから脱退し1992年自身のバンドを結成しアルバムを出すも、1993年45歳の若さで病死した。

いいアルバムたくさん出していたんだけれどね。


CD収録時間における個人的な見解

2023年03月19日 | PROG ROCK

Wikiによると、CD規格は当初オランダのフィリップスが当初直径11.5cmのサイズで約60分の収録時間を、またソニーは直径12cmのサイズで約74分の収録時間をそれぞれが提案していたそうな。

ソニーの言い分としては、ほとんどのクラシック・ミュージックのレコーディングが大体74分以内に収まるからで、また第九を一枚のCDにスッポリ収録されるのが望ましいって言うカラヤン氏の意見を持ち出し、最終的に直径12cm、74分の収録時間の規格が決定。

ただ60から70年代の音楽メディアとしてのLP全盛時代に生きてきたオイラとしては、収録時間があまりに長いと少々辛いものがある。

特にプログレ・ロックなどは全神経を集中して聴くにはLPレコードのサイド1の20数分が限界。そしてレコードを裏返している間に一旦気持ちをリセットしサイド2を攻略していくルーティーンが体に染み付いている。

収録時間が伸びて更に盤を裏返す事なく連続して聴く事ができるのは確かに便利だけれど、途中で一旦ブレイクが入らないと聴き疲れするし、またサイド2の頭に持ってくる曲についてのアーティストのこだわりとかも感じられなくなる。

もちろんCDプレイヤーでサイド1とサイド2を分けて演奏するようにプログラムは出来るのだけれど、わざわざリスニング・ポジションから立ち上がりレコード・プレイヤーの下に赴き、レコードを裏返して針を落とした後またリスニング・ポジションに舞い戻ると言う現代人にとって無駄とも思えるような一連の儀式もオイラには捨てがたいって気持ちが...

本日は1989年に出たアンダーソン、ブルーフォード、ウェイクマン、ハウの邦題、閃光でも。

トレバー・ラビンのイエス・ポップ化路線に少々嫌気が刺したジョン・アンダーソンはイエス旧メンバーで活動を再開させようとしたが、オリジナル・メンバーのクリス・スクワイヤから同意が得られず、イエス名義ではなくアンダーソン、ブルーフォード、ウェイクマン、ハウ(ABWH)での活動を余儀なくされた。

このアルバム、得意の組曲も4曲収録されていて聴き応えもあり、こちらが本家本元イエスです!って言ってもおかしくは無いらしさ全開の好アルバム。ただ60分を一気に聴き通すのはオイラにとっては辛いものが…

個人的にはちょっと内容をところどころ端折ってトータル45分程度にまとめたら良かったのかなと思うのだけれど。

更にこの後オイラにとってもっと厄介なアルバムが…

後にクリスがABWHとの合同活動に理解を示し、ABWHのセカンド・アルバムにイエスの曲を4曲を提供。1991年にイエス名義でアルバム、Union(結晶)として登場。

(凄いメンツ、ただ船頭多くして船山に上る、って気も...)

話題もあって、全英全米のチャートそれぞれ7位と15位とそこそこヒットしたものの、収録時間が更に65分に伸びて個人的には全編を一気に聴いていくには些か集中力が足りず散漫な印象を持った。

このアルバムこそ、不要な曲は収録せず また他の曲ももう少しブラッシュ・アップし全体的に短くまとめ上げれば良かったのにね…


カーペンターズを聴いてみようじゃないの

2023年03月18日 | AMERICAN ROCK/POPS

時は70年代の中盤、ディスコやパンクが台頭し従来のロック・サウンドも様変わり。

そんな時、ソフト・ロックの王者カーペンターズの第7弾のオリジナル・アルバム、1976年のA Kind Of Hush(見つめあう恋)が登場。

それぞれの曲はいつもの彼ららしくしっかり作り込まれたものだったが、時代が時代、彼らの優れた作品も世間一般では少々食傷気味だったかな。

それでもたまにこのアルバムを取り出して聴いてみる。

1曲目のハーマンズ・ハーミッツによるの60年代のヒット曲、There's A Kind Of Hush。ほんと、輝いているね~ 他の曲もそれに劣らず格調高いアレンジでよく出来ていると思う。

個人的には彼らのアルバムを立て続けに聴くのではなく、ハード・ロックやプログレを聴く合間に挟めばかなり新鮮に感じる。

騒々しさの中にふと漂う何か静寂の様な…

そう、There's A Kind Of Hush。

天空に昇る地球を見上げる。それじゃ、一体ここはどこ? 

カーペンターズ・ワールドって事ですかね。


リックの一発勝負、地底探検

2023年03月17日 | PROG ROCK

リック・ウェイクマンのソロ第二弾、地底探検(Journy To The Center Of The Earth)は1974年に発売された。

作品のベースとなったのはフランスの小説家、ジュール・ベルヌの地底旅行で、ロンドン交響楽団と合唱団に自前のバンドを加えて一発勝負のライブ録音を敢行。これがそれほどライブの粗をあまり感じさせない素晴らしい出来。

当時はリックはまだイエスに在籍していたものの、他のメンバーとのライフ・スタイルの違いから軋轢が生じていたのと、当時のイエスの作品だった海洋地形学にイマイチ馴染めずツアー終了後バンドから脱退。

ところが脱退直後、このアルバムが全英1位・全米3位の大ヒット。

このソロ活動でつかんだ大きな実績が、その後イエスに再加入したり脱退を繰り返す彼の少々わがままな行動もある程度許されたのでは無いかと…

 

 


カーリーのセカンド・アルバム

2023年03月16日 | SSW

1971年前作のデビュー・アルバムが好評で、全米30位まで上り詰めた期待の女性シンガー・ソング・ライターのカーリー・サイモン。

その当時ロス・エンジェルスでのキャット・スティーブンスのコンサートで前座を務める事になった彼女は、キャットとのデートのために彼に家に迎えにくるよう告げたのに、彼は一向に現れなかったらしい。

それでもキャットに惹かれた彼女は、同年ニューヨークからロンドンに場所を変えてニュー・アルバム、Anticipationを録音。プロデューサーには元ヤードバーズのメンバーでキャット・スティーブンスのアルバムの制作に関わったポール・サミュエル-スミスを起用。このアルバムも全米30位と健闘した。

(Dedicated to Steveって書いてありますね)

一曲目のAnticipationはロスでの出来事が少々頭に来てその時のことを作品にしたらしい。

私たちの未来はわからないけれど

ともかく考えてみよう。

今あなたと本当に一緒にいるのだろうか、それとも別の機会なのかな?

Anticipation(期待してる)、Anticipation(期待してるのに)

これじゃ遅れてしまう、でも待つことに〜♪

 

カーリーさん全然大丈夫だよ!

何しろ、その後新しいボーイ・フレンド(ジェームス・テイラー)ができたし、次作のNo Secretは全米1位の大ヒット。

本当!期待通りに事が運ばなくとも、未来はわからないもんだね。


ジョージ、 癒しのアルバム

2023年03月15日 | BEATLES-BADFINGER関連

米・英のアルバム・チャートがそれぞれ14位・39位と大ヒットとはいかなかったけれど、欧米の評論家からはジョージ一世一代の傑作、All Things Must Pass以来の好アルバムとの評価を受けた。

それが1979年に出た、ジョージのセルフ・タイトルのアルバム、George Harrison(慈愛の輝き)だ。

ロックと言うよりはAOR路線の穏やかで温かみのある作風で、当時のジョージのリラックスした雰囲気が味わえる。

それもそのはず、ジョージは再婚を果たしまた子供も授かると言う私生活が充実していた時期で、精神的にも余裕があり安定していたのだろう…

このアルバムを買った当時は、ロック色が薄れ正直個人的には少し物足りない気分ではあったのだが、今聴けばかなり心に沁みるアルバムとなった。

歳を重ねるにつれ何の変哲も無い穏やかな日々を送る事にありがたみをより一層感じるようになったからだろうか…

さあ、お行きなさい。

その扉を通って行かなければ

もちろん簡単じゃ無いけれど

ただ時間が掛かるだけさ

いつか全ての人々に愛がもたらされる(Till Love comes to everyone〜♪)

EMIとの契約切れの後は、ジョージのダークホースレーベルはA&Mレーベルと販売の契約を結ぶも、ジョージ以外のダークホース所属アーティストはイマイチ振るわず、肝心のジョージは病気によってA&M・Dark Horseからのファースト・アルバムの制作が遅れに遅れ、賠償問題に発展。結局ワーナー・ブラザーズ・レーベルがその賠償金を肩代わりすることでダークホース・レーベルはワーナーの傘下となった。

 


米盤シングル盤でも

2023年03月14日 | BEATLES-BADFINGER関連

1964年の年末、アメリカのクリスマス商戦に投入されたのが、アメリカ編集L P、Beatles ‘65とシングル盤、I Feel Fineだった。

当時のアメリカ編集盤は選曲やジャケのデザインだけではなく、音源のミックスなどもキャピトル・レコードが独自で手掛けていて英盤とは全く別物って言っていいほど違っていた。

良し悪しは別にして、アメリカ編集盤は全体にリバーブ(残響音効果)が施され、その反響音に依ってちょっと派手目に聴こえた。

更に、曲によってはイギリスから送られて来たモノ音源を疑似ステレオ化(Duophonic)、すなわち左チャンネルには高域をカットしたモノ音源、 右チャンネルには低域をカットしたモノ音源を配置し独自にミックスし立体感を出そうと試みた。

現在ではその手の編集音源は英ステレオ音源もしくはオリジナルにステレオ音源の無い曲は英モノ音源に統一され、その手の音源を聴くとすれば古いアメリカ盤のレコードか2004年に出たCDセット、The Capitol Albumsを手に入れるしかない。

てな事で、中古のアメリカ盤のシングル、I Feel Fineをゲット!

(She's A Womanも漏れなく付いてくる。)

約60年前の年季の入ったシングル盤故再生時の雑音は避けられないが、それが疑似ステレオの音響効果と混ざり合えば、左右泣き別れの正規ステレオ・ミックスよりは何となくレトロチックに感じあの当時の雰囲気を程よく醸し出しているような気がするのだが...


オージー・ビーフだけでは無い

2023年03月13日 | West Coast Rock

スーパーの牛肉コーナーで品定め。

黒毛和牛のステーキいいんだけれど、やっぱり値段がね…

てな事でオージー・ビーフ、いつもお世話になっています。

ところで現在東京で行われているワールド・ベースボール・クラシックで大健闘しているオージー達に敬意を表して、本日は彼の地出身のバンド、リトル・リバー・バンドでも。

アメリカのウエスト・コースト風サウンドにコーラスもバッチリ決まって、すっきり爽やか。

思えば、オーストラリアから出て来たバンドって結構コーラス・ワークに優れているって印象ですかね。

古くはフォーク系のシーカーズ、そしてビージーズにエア・サプライなどなど。

ビーフだけでなく、リトル・リバーもいい味出しています。

1982年に出たアルバム、Greatest Hits。

いい曲ばっかりであります。