CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

珍しいのみ〜つけた、ドーナツ盤じゃないやつ

2020年04月30日 | S&G and etc.

1968年、S&Gの映画“卒業”のサントラの7インチ・シングル盤、スカボロー・フェアー。昔中古でシングル盤をまとめ買いした時にこれが紛れ込んでいた。

不思議なことに、英米、及びヨーロッパでは裏面にはApril Come She Willがカップルされているのに、日本盤だけが“59番街橋の歌”。

しかも、盤はジューク・ボックス仕様の1インチ半の穴が空いた一般的なドーナツ盤もしくは切り抜き式のドーナツ盤ではなく、通常LPもしくは日本仕様の7インチ・コンパクト盤に付いているのと同じ小さな穴だけが設けられている。

こう言うのってちょっと珍しいやつじゃないの?

しかし片手で挟み持つ事が出来ないので、レコード・プレーヤーにセットしたり取り出したりする際非常に難儀する。

嬉しい様な、悲しい様な….


渋滞のお供に

2020年04月28日 | ROLLING STONES関連

現在テレワーク中ではあるが、明日から飛び石連休がスタートするので、それまでテレワーク中に溜まった事務所での仕事を処理するため本日は出社することとなった。

とは言え、まだまだコロナ・ウイルスの感染者が数多く出ている昨今、電車での通勤はなんとなく心配ってことで車で出かけることにした。

朝の渋滞に巻き込まれないよう、6時を少し回った頃にいざ出勤。

自分では結構早い時刻だと思ったが幹線道路に出ると電光掲示板にはすでに2キロの渋滞の表示が!

どうも皆さん同じ様な考えの様で…

と言うことで、まったりドライブのお供にとCDを持参、通勤の車の中で聴いたのがストーンズの、1973年のGoats Head Soup(山羊の頭のスープ)

(1986年のアメリカ盤初CD化はソニーが親方のコロンビア・レーベルから出た。コロンビアと言えばサイモンとガーファンクルやシカゴなどのイメージが強くってなんだか不思議な気分。それまでアメリカではローリング・ストーンズ・レーベルのLPはワーナーが配給していた)

(いつものメンツ)

全米及び全英チャートでそれぞれ1位を獲得するも、前作の“メイン・ストリートのならず者”と比較するとストーンズらしいパンチに欠けると言うかぼんやり感が漂っている様で少々評価は低いそうな。

ひねくれ者の私なんかは、Dancing With Mr.Dなる暗いムードの曲とかスロー・バラードのComing Down Again、Angie、WinterとかCan You Hear The Musicなんか朝の渋滞に巻き込まれた時にはじっくり鑑賞すると、ウヒャ〜、中々よろし〜となる。

(Dancing With Mr.Dの雰囲気ムンムンのおどろおどろしい山羊の頭のごった煮、精つきまっせ〜)

しかし2キロ渋滞で車はノロノロ、信号待ちで今度はいけると思って車を前にヨチヨチ進めるもその手前で信号が赤、そんな時ノリノリのアップ・テンポのロックだとガックリ。

渋滞のお供にいかがっすか〜?


珍しいのみ〜つけた、ドーナツ盤!

2020年04月27日 | CCR and John Fogerty

CCRの6枚目のアルバム、Pendulumに収録され1970年シングル・カットされ大ヒットした、Have You Ever Seen The Rain(雨を見たかい)。

(US盤シングル)

このシングルでちょいと変わったバージョンがここに。

バーボン・ウイスキーかなんかのプロモーションの景品で、中心に大きな穴が開けられたことからドーナツ盤と呼ばれる7インチ・シングルが1988年に再プレスされたそうな。

(アメリカン・ドーナツ・コレクションと銘打ってある)

ジャケにはCCRとは全く関係のない、50−60年代のアメリカン・ビューティーのイラストが。

裏面は曲がカットされていなくてツルッツルでレーベルも真っ白!正真正銘のシングル盤ってとこですかね。

プロモで出たそのうちの1枚がどう言うわけか我が家に保管されている。

一体、ど〜なってんの?

パチ、パチ、パチ!

なぬ〜! このたわけたダジャレを言うためにこのような回りくどい記事をアップしたじゃと!

どうもすいません。

一日中家に籠っていて暇だったもので、つい....

 

 


ストーンズ御一行様の御成り〜

2020年04月26日 | ROLLING STONES関連

本日は暇潰しにと、ストーンズの1989年のコンピ盤、Singles Collection-The London Yearsなるものを取り出す。

ロンドン・レーベル時代、即ちストーンズが自身のレーベルを立ち上げるまでに所属していたABKCO社所属時代にUKとUSAで発売された シングルの殆どが収録されているとのこと。

このコンピ盤の売りは、ロンドン時代末期録音の9曲以外はモノ音源での収録となっている。もちろん60年代の初め頃といえば、ステレオ録音の場合4トラックで左右泣き別れのミキシングになることが多く、それだとストーンズのパワーが削がれるとので、スピーカー真ん中あたりからドーンと一直線に放たれるサウンドでの収録は大歓迎である。

しかしトータル58曲で収録時間は約186分と非常に長く、全部を聴き通すのには結構骨が折れた。

(所有しているのは2007年再発の日本盤CD3枚組、オリジナルのレコードとなると4枚組ボックスで、レコードを交換したり裏返したりするのが結構面倒で、こんな時はCDでよかった〜と思う)

とは言え、お上の御触れによる外出自粛中の身だからこそなせる技、久々にストーンズ堪能しました。

来週から始まる連休も同様にロック漬けとなること間違いなし。

ビートルズ・シングル祭り、それともマイク・オールドフィールドのチューブラ・ベルズ耐久リスニング(同じものを飽きるまで何回も聴く)でも開催しようかしらん。


闇のハード・ロックの教祖様、御成り〜

2020年04月25日 | AMERICAN ROCK/POPS

1980から1981年にかけてのブルー・オイスター・カルトのツアーからの収録した1982年発売のライブ・アルバム、Extraterrestirial Live。

アルバムのタイトル通り、遥々地球外からおいでになった教祖様をお迎えし讃えるか如く、彼らの活動における集大成とでも言えるベストな選曲で、1曲目のDominance And Submissionからエンジン全開。

さらにドアーズのアルバム、Morrison Hotelに収録されたRoadhouse Bluesのちょいとアップ・テンポのカバーももれなく付いてきてサービス満点。

三密を避けなければならない今日この頃、とてもじゃないが教祖様の秘密の宴には参加出来ない。

(この装備なら三密オーケーかも?)

しからば、部屋に籠って爆音で再生し遠距離から教祖様を讃えることにしようではないか!

なに!うるさいって?

どうもすいません。

まあ、安普請の集合住宅じゃ上下左右の薄っぺらい仕切りを超えて簡単に音の密作っちゃうからね。

しからば、ヘッド・フォン装着で参戦ってことで….

Go Go Godzilla〜♪♪


私はコレでリフレッシュ、シカゴVII

2020年04月23日 | Chicago

かっての政治的なメッセージもないし、メンバー各自の音楽性を尊重し今までの枠を外して結構自由に制作されたこのアルバムはまとまりに欠けるという人もいるが、何が何でもコンセプト・アルバムで御座い〜って制作するよりは良心的じゃないかと….

シカゴVを聞いた後このアルバムを聴けばなんとなくホッとした気分になれる、1974年作のシカゴVII。

(シカゴのジャズを満喫できるサイドー1)

ところでシカゴといえばミシガン湖に面したアメリカ中部の北、イリノイ州にある巨大都市。

てっきりイリノイ州の州都と思いきや、コレが違った。

アメリカの各州の州都はメガ・シティーではなく知らない小さな町に置かれているみたいで結構興味を惹かれるのでちょいと調べてみた。

例えばニューヨーク州はニューヨークではなく、オールバニー(州の中心に位置していたため)、カリフォルニア州はロスアンジェルスやサンフランシスコを差し置いてサクラメント(他の候補もあったが議会の議決で決定)などなど。

アメリカの州都選定は地理的中心、人工的、交通の要所や経済的中心などの要素、そして住民投票及び州議会による議決などによって決定されたらしい。しかしながら州が設立された当時、即ち東部13州が独立した17世紀から中西部および西海岸に至る各地に州政府が設立された19世紀頃における決定だったので、今の人にはなんでそうなるのと感じるかも。

シカゴのあるイリノイ州はスプリング・フィールドなる人口11万人の小都市に州議会の議事堂がおかれている。州の中心に位置していたのと住民投票及び州議会の議決によるものだったらしい。

グーグル・マップで小さな田舎町スプリングフィールドを空から眺めると、ありました! 建物中央がドーム型になった州議会議事堂が。

日本も見習って、国会議事堂、国会議員宿舎や中央官公庁が山奥の限界集落に移転すれば、都会の空気に毒されずリフレッシュ! ピュアな心でお仕事捗るんじゃないかと…

開放的な環境でリフレッシュされレコーディングのお仕事捗りました。

 

 


ちょっと気分が晴れないときは…

2020年04月22日 | JAPANESE

初期佐野元春の完成形とでも言える1982年のSomeday。

日本語と英語の歌詞がうまく混ざり合ってスムーズな展開に、和製ポップもここまで来たのかと当時ビックリした記憶が。

そう、ちょっと気分が晴れない時はコレなんかオススメです。

俺は洋楽専門だ〜!って突っ張らなくても... リラックス出来ますってば、本当!

なにしろ翻訳した歌詞カード無しで何を歌っているのか瞬時に理解出来ちゃいますから。

誓うよ Someday〜 信じる心いつまでも Someday〜♪♪ ああ懐かしい。


お久し振りです、ちょっとここんところ気分が晴れなくって…

2020年04月21日 | JAZZ・FUSION

朝8時半、リーン、リーン、リーンと自宅の電話が鳴る。

もしもし、⃝⃝です。 あぁ〜その件はですね〜 と事務的な会話が。

何の話かと言うと、そう今流行りのテレ・ワークなんですよね。

もう一週間ほど自宅に籠って、事務処理なんぞをシコシコと。

事務所だと同僚とか訪問者との会話なんかがあってそれほど退屈はしないのだが、シーンとした自室で一人で作業すると心理的に結構疲れるよね。

まあ気楽にやろうと、バック・グラウンドで何か音楽でも。

しかし電話での事務的な会話のバックにいつものロック・サウンドが元気よくビートを刻むのもチートまずいのではないかと思い、音量を絞ってジャズでも聴いてみることに。

取り出したるはアトランティック・レーベルの60−70年代のジャズ。

それではいってみましょ〜う

コルトレーン先生の1960年作、Giant Steps。これは結構馴染みがあるアルバム。

お次はMJQの1960年作、Pyramid。ビブラフォーン快調!

マン先生の1969年のヒット作、Memphis Underground

コブハム先生もいらっしゃいました、1973年のSpectrum。トミーのギター炸裂!

忘れてはならないチック先生の華麗なる手さばきが冴え渡る1973年の作品、Inner Space

しんがりはザウィヌル師匠の1966年のソロ、Money In The Pocket。これが後のウェザー・レポートに進化するとは! ジャケにはMonoって印刷されているが、中身のCDはステレオ音源でした。

いや〜 結構聴きましたっていうか、仕事全然やってね〜じゃんって言われるかも…

それはさておき、今の困難な状況から社会全体が早く抜け出すことができ、 心から音楽を楽しみたいと思う今日この頃です。


このアルバムはいかが?

2020年04月13日 | BEATLES-BADFINGER関連

社長!もうすぐクリスマス来ますけど、今年のクリスマス商戦どないしましょ? もう玉ありませんで。

なぬ〜! 一年で一番消費者の財布の紐が緩むんはクリスマスやで〜 玉が無くとも何とか考えろ〜!

社長!それやったらあの手がおます。あれでいきまひょ〜

などと関西訛りの英語で年末販売企画会議が行われたかどうか定かではないのだが….

時は1964年の8月、丁度その前の月に契約上の関係で映画の主題歌を収録したサントラ盤が他社から出たので、それ以外の契約上影響のない曲を集めたアルバム、Something Newが発売されたばかり。

(1976年再発のオレンジ・キャピトル・レーベルのレコードでごわす)

その当時は年間2枚のアルバムを出すのが普通で、しかも必ず歳末商戦を当て込んで11月に新譜のアルバムを出すのが業界のデフォであった。

英盤の編集方針に従わず、アルバムに収める曲数を削減しさらにはアルバム未収録のシングル盤の曲を追加して発売アルバムの数を水増し短期間にアルバムを出し続け大ヒットを連発し成功を収めて来たのだが、1964年の年末は厳しい状況のようだった。

そこで思いついたのが、ラジオ・ドキュメンタリー仕立ての2枚組アルバム、The Beatles'Storyなる物でナレーターがバンドの伝記なるものを淡々と朗読、時折ビートルズ自身やオーケスラによる断片的な演奏が被り、さらにはバンド・メンバーや女性のビートルマニアの興奮したインタビューなどが収録されたマニア必聴かつ至福の約50分を味わえるとの触込み。

これなら、ビートルズの新譜が無くとも制作可能。だけどPRを兼ねたノベリティー要素が濃いこの2枚組レコードをそれなりの価格で売るなんてほんと関西の商人もびっくりのたくましい商魂!

てなことで1964年の11月にリリースされたのだが、何と年明けの1月には何とアルバム・チャート7位となり数週間チャート内に君臨しゴールド・ディスクを獲得! ビートルズ様様、すごいの一言。

字幕がついた映像でもあれば英語が不得手な私なんぞにも鑑賞に耐えうる代物かもしれないが、時折彼らの歌声が鳴り響くも、やっぱり50分に渡って何のことを言ってるのか皆目見当のつかないナレーションやインタビューの声をずっと聞いていても心に響かない。

そのような理由で今までこのレコードは手にしたことがなかったのだが、5−6年前に The U.S. AlbumなるCDのボックスセットを買った時にこのアルバムがもれなくついて来たのを思い出し、本日は肝試しといえば語弊があるが一体どんな内容なのか一度聞いてみようと先ほどCDプレイヤーに載せてみた。

思った通り何の事を言ってるのかチンプンカンプン、聞いているうちについウトウト、何と無く目が冷めるとすでに50分終了で別の意味で至福の時を得られたのではないかと。

もしか寝不足気味なら、就寝前に聴いてみたらいかがですかね? 


サイケなR&B

2020年04月12日 | CCR and John Fogerty

CCRの本邦デビュー・アルバムは1969年に発売された Bayou Country。

1968年に出たアメリカ のデビュー・アルバム、Creedence Clear Water Rival(邦題、スージーQ)は日本ではBayou Countryの後に出たことになる。

確かに1枚目は暗くて地味なイメージ、新進バンドの本邦デビューとしては営業的に厳しいものが感じられたのではないかと...

Bayou CountryにはCCRの代表的なアップ・テンポで万人受けしそうなヒット・ソング、Proud Maryが収録されていたことから先に発売に踏み切ったのではないかと思われる。

ただ、オリジナルのジャケではバンドのイメージがわかない前衛的なものだったから、日本ではジャケ裏の写真を表に持って来ていかついおっさん4人組の奏でるニュー・ロックはいかが?てな発想のジャケ・デザインになったのではないか。

(US盤のジャケ)

さらに曲順を入れ替えてその印象を帰ることを試みる。即ち1曲目にアップ・テンポのR&B、Good Golly, Miss Mollyを持って来てノリノリにさせ、ブルージーなミディアム・テンポのPenthouse Pauperを挟んで3曲めにProud Maryを持って来て一気に畳み掛ける仕組み。

後は成り行きでお好きに聴いてくれって感じの編集ではなかったかと思うのだが。

しかしこのアルバムの本質は、Keep On Chooglin’に代表されるサイケ調の長尺物だと思う。

この曲の歌詞の内容は、Chooglin'、スラングで楽しくやろうぜ〜ってそれほど大した意味はない。

単調なリズムに乗せて、歌唱、ハープのソロそしてギター・ソロやカッティングが入れ替わり立ち替わりインプロヴィゼーションが続く。

サンフランシスコ出身の彼らは1960年代末のサイケデリック・ムーブメントの影響をモロに受け、アイアン・バタフライのような延々と続く単調なインプロを南部系のシンプル且つ泥臭いサウンドに被せたハイブリッドな構成が売りだったと思っている。

アメリカ西海岸ではサイケデリックとかフラワー・ムーブメントなどの解放的で少しばかりゆる〜く感じる社会的運動が当時蔓延していて、この手の長尺物はそこそこ受け入れられていたのかな?

とゆる〜い頭で妄想してみた。


確執は続く

2020年04月11日 | BEATLES-BADFINGER関連

今までのオリジナル・アルバムに収録された曲数を14曲から12曲に減らしたし、アルバムに収録されていないシングル結構あるからそれらの寄せ集めで新しいアルバム作っても別にいいんじゃね〜 ファンも喜ぶし会社もガッポ・ガッポ儲かるし、この気を逃しちゃ絶対ダメなんて会話がアメリカの某レコード会社内であったかどうかは定かではない。

そこで突如登場したのが、1966年6月に米編集盤、Yesterday & Todayである。オリジナル・アルバムのRevolver発売が数ヶ月後に予定されていた時期に強行発売のような感じでね。

(RIAA認定の赤いマークが印刷されて無いのが非常によろし〜、多分ロサンゼルスの工場でプレスされたのかと?)

(1976年再発のオレンジ・キャピトル・レーベル)

収録曲は、米盤には未収録の曲が英盤の Help、Rubber Soulさらにまだ発売されていない最新アルバム、Revolverなど各アルバムから数曲づつ集められ、さらに Day Tripper/We Can Work It Outがカップリングされたシングルも合体した編成となった。そして収録されたYesterdayに関連づけて、古い曲(Yesterday)と新しい曲(Today)てなアルバム・タイトルに。

シングルはシングル、アルバムはアルバムと結構発売コンセプトにこだわっていたビートルズ・サイドではあったが、それもアメリカ人が関わればぶち壊し。

諸説は色々あって、実際のところ当時の関係していた当人達に直接聞かねば真相は藪の中なのだが、後に修正版として採用されたトランク・カバーのアルバム用写真がすでに撮影されていたが、メンバーの強い要請でその仕返しかどうかはこれまた定かでは無いが、代わりにブッチャー・カバーと呼ばれる品の無い写真を送った。

これ以降は、英盤オリジナルが世界基準となるが、懲りないアメリカさんは英EP盤Magical Mystery Tourにシングルを合体させてLP盤に嵩上げしたり、解散時のどさくさに紛れてThe Beatles Again(Hey Jude)なるコンピ・アルバムを世に出すやりたい放題。

まあ、完クリを目指す強者コレクターにとっては種類が豊富で楽しいかもしれないが、私のような4流コレクターにとってはオリジナルの真正ブッチャー・カバーや新しい写真を上から糊付けしたセカンド・プルーフと呼ばれるYesterday & Todayを所有するなんて叶わぬ夢。

せめて、小さい画像ではあるが再発CD盤でも眺めてニンマリするしかない。

リンゴ談

このアルバムにおれの歌った曲が入ってなければ、今度こそブチギレるぞ〜って思ってたけど、何とおれが歌った曲、Act NaturallyとWhat Goes On?2曲が収録されてるじゃね〜の! 盆と正月が一緒に来たみたいって言っていたかどうか定かでは無い。


ラバー・ソウルのイメージ

2020年04月10日 | BEATLES-BADFINGER関連

1曲目を差し替えるだけで、これほどアルバムのイメージが変わるのか。

ビートルズのラバー・ソウルのアメリカ編集盤である。

オリジナルUKと比べるとNowhere ManとIf I Needed Someoneがカットされサイド-1/2のトータル収録曲が12曲に減少。さらにサイド-1の1曲目にはDrive My CarがI’ve Just Seen A Face、サイド-2の1曲目はWhat’s Goes OnがIt’s Only Loveにそれぞれ差し替えられた。

特にR&B調のDrive My Carがカントリー・フォークぽいI've Just Seen A Faceへ差し替えられたのが影響大だったと思う。

デビュー時キャピトルはビートルズなんてアメリカでは売れないって思い、彼らのファースト・アルバムはマイナー・レーベルだったVee Jeyから Introducing The Beatlesとして発売されたのだが、いざシングルのヒットによって人気がガンガン出てくると、大手のキャピトルで御座い〜と手のひら返したように契約を迫ってきたのには快く思ってなかったかも知れないと妄想する。

ストーンズがアメリカでプラスティック(まがい物)・ソウルと揶揄されたのに対して、以前からアメリカ編集には不満を持っていたからなのか、それならおれ達ゃゴム製ソウルってとこかな?とこのアルバム・タイトルはビートルズの何らかの意趣返しだったのかも...

しかしそれも曲の差し替えで不発に終わり、アメリカではギター・サウンド中心のフォーク・ロックのイメージを持つアルバムに変身。

またそれ以外に、I'm Looking Through Youは通常False Startと呼ばれるイントロ部分を失敗したバージョンをワザと?収録。さらに俺が渾身のリード・ボーカルを取った唯一の曲、What's Goes Onは一体どこに行っちまったんだ!ってリンゴが怒ってたかもしれないし。

結構闇が深いような...

1971年にアメリカで出たアップル・レーベルの再発盤

ラバー・ソウルって不思議なアルバムだったと再認識した次第で。


触れるだけで爆発!

2020年04月09日 | JAPANESE

1974年と言えばオリコンでは73年12月から74年11月にかけてのシングル年間ヒット第一位が殿様キングスの“なみだの操”、アルバムは少しばかりロックぽい井上陽水の“氷の世界”だったらしい。

実のところその当時活動していた日本のロック・バンドについてはあまり詳しく無い。

まあ、サデスティック・ミカ・バンドとかプログレ系ではコスモス・ファクトリーぐらいだったかな。それに同年6月に発売されたらしい四人囃子の“一触即発”も何と無く名前だけは記憶にある。

なんと2007年にその“一触即発”が紙ジャケCDで再発された時に買っていたのだ。そこで早速CDを取り出しみた。

ジャケを眺めて、なるほどなるほど、パイプを加えたシュールなナマケモノのイラストのジャケには収録曲は全5曲で10分を超える長尺曲やインスト・ナンバーとおぼしき曲が記載されていて、3分程度で終了のポップ路線のアルバムでないことは聴かずとも分かる。

今聴いて演奏はしっかりしているし、和製ピンク・フロイドてな売り出し文句通りタイトル曲の“一触即発”にその影響がよく見受けられ、曲の展開もよく工夫され私にとって大好物な曲だ。

当時このアルバムしっかりと聴いていれば、森園勝敏爪弾く渾身の泣きのギターに思わず、“あなたの〜♪ 決してお邪魔はしないから〜 おそばに置いてほしいのよ〜♪”って病みつきになっていたかもね。

前作が東宝の映画のサントラを担当していたことから、オリジナルはプログレとは縁遠い東宝レコードから出たそうな。

シングルのジャケもおまけで付いていた。B面のトロピカルなブエン・ディアもなかなかよろし〜

 


間違いを探せ!

2020年04月08日 | BEATLES-BADFINGER関連

久し振りに取り出したのがビートルズのラバー・ソウル。

レコードの番号はAP-8156で、ビートルズが彼ら自身のレーベルを設立しホワイト・アルバムからアップル・レーベルで彼らの作品を発売することになった。

日本でもそれに追従して既発盤をアップル・レーベルにて再発することとなり、この規格のラバー・ソウルも東芝音工から1969年に出た。

昔はよく聴いたのだが、最近はレコードをかけるのが億劫に感じCDからアイチューンにダウン・ロードした音源にお世話になっている。

更にCDの音源をプレーヤーから直接聞くことでさえ面倒くさく思うこの体たらく。

あまり大した事はないけどレコード・コレクターを自称する身としてはこれではいけないと、おもむろにレコードを取り出すも、表面が結構汚れているのか雑音が気になる。

仕方ないので丸洗いを敢行し、乾燥後にプレーヤーに載っけて雑音がかなり少なくなっていたのを確認し一安心。

しかし特に古くあまり手入れの行き届いてない盤は、鑑賞するまでの一連の儀式が非常に長くなってしまい、人には言えないが非常に難儀に感じるのも事実。

ところで丸洗いしている時にふとレーベルを見ると、アレッ?ってなった。

何でそうなったかわかりますかな? まあマニアの方ならその程度ことは熟知されていて、何を今更!ってお叱りを受けるかも知れないけれど、私としては結構新鮮な発見だった。

確認するため、後に東芝EMIから再発されたレコード番号EAS-80555の国旗帯の盤を取り出した。

そう、SIED-2って所ですね。

カタカナでの誤植なら一発で分かるけど、アルファベットとなると中々気づかない。

まさしく、私にとってはラバー・ソウル再発盤のエラー発生50周年記念に立ち会ったって感じです。


アルバートのベスト・アルバムも忘れないで

2020年04月07日 | SSW

アルバート・ハモンドの1978年のベスト・アルバム、Greatest Hits。

英国のCBSから1978年に発売された独自の編集物。これも懐かしい代物でちょうど40年ほど前に海外に住んでいたときに買った。

1972年のファースト・アルバムからその後数枚出たオリジナル・アルバムから収録し、両面合わせて全16曲。

とは言えサイドー1の収録曲の合計は計算してみるとギルバートの隙間無し満員電車とくらべると比較的マシな26分ぐらい。

このレコードの存在ずっと忘れていて、アルバート・ハモンドのCDを探していたら2004年に英国の再発レーベルBGOレコードから1枚目と2枚目のアルバムが2イン1になって発売されていたのを知って購入。

レコードとCDを比べるとアルバートの主な代表曲は被っているものの、1973年の2作目、The Free Electric Bandに収録されたお気に入りの曲、For The Peace Of All Mankindがレコードのベスト盤には収録されていなかったので、このCDの購入は無駄ではなかった。

For The Peace Of All Mankindと言えば、そう例の90年代当時男女3人組の日本のバンドがよく似たやつ演ってたね。

ご批判覚悟で、レイ・ケネディー作のYou Ought To Know By Nowが八神純子作のパープル・タウンのタイトルに併記されたのと同様にこの曲も何とかならなかったのかね? と年老いた洋楽ファンは思う。

まっ、いいか。