90年代のミュージック・シーンといえば、R&BやHip Hop系のミュージシャン達が全盛の時代。ロック系となるとオイラのようなクラシック・ロックを好む世代の嗜好に合うようなバンドを見つけ出すことは中々難しいかったが、そんな中で例外であったのがOasisだった。
ギャラガー兄弟を中心に結成されたバンドが1994年に出したファースト・アルバム、Definately Maybeは大ヒット、翌年のセカンド・アルバム、(What’s The Story) Morning Glory?で更なる世界的人気を獲得することになる。このセカンド・アルバムは全英1位・全米4位と大ヒットし、世界中で通算2200万枚の売り上げを記録し、彼らのキャリアのなかで最も売れたアルバムとなった。
当時彼らはビートルズのファンだと公言しており、ビートルズの影響も幾らか感じ取れる。例えば大ヒットしたシングルのDon’t Look Back In Angerの歌詞の中のI Start Revolution From My Bedなんて下りはジョン・レノンとオノ・ヨーコの一連の実験音楽のテーマを思い出させるし、音に関してもイマジン風のピアノから始まるなど、特にジョンの影響をただ受けているようだ。
シンプルなギター・バンド編成のポップな演奏にオイラも70年代を思い出しつい引き込まれた。
この兄弟はいつも喧嘩していたような印象があって、結局バンドは解散となり非常にもったいないことになるのであが、数ヶ月前に再結成のアナウンスが出て来年にツアーをするらしい。
兄貴の歌うDon’t Look Back In Angerをお互い心に刻んで是非ともツアーを成功させて欲しいものだ。
アンガー・コントロールよろしく!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます