CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

RUN LIKE AN EGYPTIANって?

2017年07月29日 | 特になし
今日はちょっと趣向を変えて、ジョギングの合間に気になる風景をちょっと切り取ってみた。


マーシャル・アーツ道場の壁のイラスト。中ではキック・ボクシングのトレーニングをしているみたい。
蟹バーガーの包装紙のデザインを見ていちゃもんをつける人からすれば、これを見ると発狂するのではないかと...

東南アジアでは、旭日旗を見て嫌悪感を持つ人はあまりいないような?
むしろ日本をイメージする感じではないかと。


出たー! でっかいトカゲ。週に1-2回同じところに登場するオオトカゲ。
こいつは全長が50センチ超の子供のトカゲ。

もう一匹1メートルを越すやつをたまに見かけるのだが、本日はお休みみたい。


高速道路を歩道橋から撮影。本日は土曜日なので車の流れも非常にスムーズ

8月9日は、シンガポールの建国記念日。花火が上がったり、中心部でパレードがあったりする。
その記念日の2-3週間前ぐらいから、住居や公共施設なんかに国旗を掲げる。

一戸建ち住宅の国旗

公営団地の各戸壁面にも。旗ではなくマットレスを干している家も、汗~

さらには、公園のフェンスにも連続で

昔正月には各住宅の玄関先には日本の国旗が結構掲げられていたものだが、今では皆無となってしまった。
其々主義主張はあるかも知れないが、こういうのは見習ってもいいのではないかと思う。


公営団地の裏面では洗濯物がひらひらと風になびいている。以前は物干し竿を壁に埋め込まれたパイプに差し込むだけであったが、現在は改良され、物干し竿全体をサポートするフレームが各戸に取り付けられている。
それでも、強風が吹くと洗濯物が下に落ちてきそうな...


一般的な公立中学校のグラウンド。ゴルフ場のフェアウェイに植えられているような草で全体が覆われている立派な造り。
日本のグラウンドで運動の最中ズッコケたりでもすればすりむいて血だらけになちゃうからね~。
但し日中は暑いのであまり使われていないような感じで、もったいないね。


最近の公営団地はほとんどが高層となっている。右下のオレンジの建物は昔の10階建てのアパート。


何か文句ある?って言ってるような。
シンガポールで一番良く見る鳥は、この小ぶりな九官鳥のような鳥で、木の枝に止まりキーキー鳴いている。
すずめも数少ないながらたまには見かけるが、日本のものと比べるとこれまた小ぶりである。


観光客が来ることの無い、地元民ご用達の一般的なフードコート。
シンガポールの人は家ではあんまり料理しなくて、外食が多い。朝から結構お客さん一杯って感じ。


市場で売っていたランブタン。2キロ5ドル。
その実はライチーのように白色がかっているが、ライチーほど甘くは無いと思う。
身を包む赤緑の表皮にヒゲのようなものが多くはえているので、ちょっと食べるのを躊躇する人がいるかも。


ジョギングが終わって、公園で埋めた小石で足裏のツボをマッサージする小道を歩く。
イテッ~!


ジョギングのお供として、女性4人組のポップ・バンド、バングルスが1986年に出した軽快な全米ナンバーワン・ヒット、WALK LIKE AN EGYPTIANを口ずさみ走る。歌詞を覚えてないので、メロディーだけをハミング。

ところで古代エジプト人のように走るって如何すればよいのか?




のりたまとよし子さん、A NICE PAIR?

2017年07月28日 | 特になし
博士:毎日熱帯夜が続くと、やっぱり食欲減退となるのう。

助手:そんな時には日本から持ってきたのりたま!


まあ、こっちでも日経のスーパーで売ってますけど、日本人ならやっぱりこれ。ごはんのお供、ナイス・ペア。

博士:古い話じゃが、ナイス・ペアといえばディープなプログレ・ファンであればピンと来るのは、やっぱり1973年発売のピンク・フロイドの1st、夜明けの口笛吹きと2nd、神秘を2枚組みで販売されたコンピ・アルバムを思い起こすのう。


助手:特にボーナス・トラックも無かった廃盤LP同士をナイス・ペアとして仲良くカップリング。ヒプノシスのジャケ・デザインもバッチリ!

英国でオリジナルが発売されたときは、アメリカでは見向きもされずあえなく廃盤となった物が、1972年のアルバム、狂気が大ヒットしたご祝儀相場でアメリカでその存在が見直され見事ゴールド・ディスクを獲得!

博士:しかし、後にフロイドの全オリジナル・アルバム復刻により、ナイス・ペアと呼ばれたコンビも解消、またもや廃盤となる残念な運命をたどった。

助手:ナイス・ペアならビートルズの作詞・作曲者コンビのレノン・マッカートニーが一番ぴったりかと…

博士:レノン・マッカートニーなら、これなんかナイス・ペアと言えるじゃないかのう~

ホワイト・アルバムの1枚目、サイド2の最後に仲良く並んで2曲が収録されているあれじゃよ。

助手:ポールのI Willとジョンの Juliaですね。

詞の中身は其々ストレートもしくは少し抽象的と異なるがいずれもアコギのシンプルな演奏をバックにしたラブ・ソング。

と毎度おなじみ下手くそ和訳、

I Will
どれだけ長い間君の事を愛してきたかって
今でも君の事を愛してるってわかっているだろ
ずっと寂しい人生を送らなければならないのかい?
もし君がそうしろって思っているなら、そうするけど。

かって君を見つけたとき
名前さえ知らなかった
だけどそんなこと問題じゃない
僕の気持ちは変わらない

愛は永遠に続く
心のそこから愛を捧げる
一緒にいるときは何時でも
たとえ離れていても君を愛す

Julia
ジュリア、ジュリア
大洋の子が僕を呼んでいる
だから僕は愛の歌を歌う、ジュリア

ジュリア
貝殻のような目、怯えたような微笑が僕を呼ぶ
だから僕は愛の歌を歌う、ジュリア

空に浮かび上がった彼女の髪が揺れて
太陽の下にかすかに浮かび上がる

博士:I Willはポールがリンダに捧げたものじゃ。そしてJuliaはジョンは曲名通り交通事故で亡くなった母親のジュリアに捧げたものと思いきや、Ocean Childと歌詞にあるので洋子に対しての歌じゃ。

助手:だから、これら其々が持ち味を出したシンプルなラブ・ソングは対を成すってことですね。

博士:しかし、もし自称ナイス・ペアだと思っているかーちゃんの前で、これらの歌をど下手なフインガー・ピック奏法でアコギ伴奏で披露するとすれば、ナイス・ペア解消の憂き目を見る可能性もあるので要注意じゃ!

助手:どうしてですか?

博士:外人さんはLOVEって単語結構何処でも使っているのじゃが、日本人はそういうのがどうも苦手なのじゃ。あまり使い慣れない言葉で愛を歌うとシリアスに聴こえずテンションが下がってしまうのがオチじゃ!。

ワシならアコギではなくアコーディオン伴奏で初代林家三平師匠のあれを歌う。

好きです、好きです、好きです、好きです~♫、ウッ!
よし子さん~♫
キッスさせて~♫
いいじゃないのさ~♫
何故逃げるのさ
こっち向いて~♫

ボウイー師の教え

2017年07月15日 | BRITISH ROCK
Five, Four, Three, Two, One, Lift-off!

とトム少佐を乗せたロケットは打ち上げ成功。大気圏を抜けて宇宙空間に踏み入れるトム少佐。

ところが、地上管制センターより、回路が故障したとの連絡。

宇宙空間を彷徨うトム少佐の運命はいかに?

それは1969年に出たデビッド・ボウイーのRCAレーベルからの1枚目のアルバム、Space Oddityからのタイトル曲。


ボウイーはその後も、トム少佐からはじまった自分の分身とも思える人物、ジギー・スターダスト、そのジギーのアルバムに登場するStarman、さらにはアルバム、Station to StationではThin White Dukeなるやせっぽちと化した白い公爵と、新たな人物を登場させる。

1972年にジギーとスターマン登場

1976年、映画“地球に落ちてきた男”と重なるThin White Duke登場

例えば、スターマンは、人類に会いにやって来ただけで驚かすつもりはなく、すべての若い連中をブギー化を目論む、T.Rexで言えばMetal Glueようなグラム・ロックの伝道師の役割を当時のボウイーは果たしたい願望があったのではないかと。

新たな登場人物らよってアルバムの音楽性も変化していったように思える。

ところがなんと、1980年のスケアリー・モンスターのアルバムに収録されたAshes to Ashesでは、トム少佐の話は無かったことにしてくれという驚きの発言が!


地上管制センターでの聞いたって言う噂話は、本当だって言わないで!と歌う。

さらに、トム少佐はあの世で疲弊したジャンキーだって。だから母ちゃん曰く、トム少佐の話を蒸し返したらダメだって。

今までのボウイーのイメージの変遷すべてを打ち消すこの一言がガーン!と脳天を打ち抜く一撃となった。

当時は学校を卒業したものの、意に反し小さな会社に就職したばっかりの平サラリーマンの頃だったっけ… 

将来の展望をなにも感じることなくなんとなく過ごしていた。

そう、その通り! 昔のことにしがみ付いていないで、現実に即して変化し対応していかなきゃダメってメッセージじゃなかったかと。

心機一転、なんと仕事帰りに英会話学校に通いだしたのだ。

そしてさらにその後、ボウイ師に将来に関するお伺いを立てみた。

師匠! 私は今後どのように進んでいけばよいのですか!と。

その2年後に頂いた師匠からの有難いお言葉は~!

Let’s Dance!

1982年の事。

なに~! 踊りが不得手なこの私に踊れと?

えぇ、わかりましたよと捨て台詞を吐いて、周りを気にせず無茶苦茶に踊りだす。

恥ずかしがらずに踊り続けて数十年、今の私がある!

なん~て話が実際あったかどうか定かではない。

ジャンキーだったトム少佐の戯言だったかも知れない?

ところで、本題!

助手:でたっ~!

博士:何が出たのじゃ! お化けが出たのか?

助手:お化けよりスケアリーなモンスターです。

デビィド・ボウイのスケアリー・モンスターが含まれた第三弾ボックス・セットです。CD11枚組み、LPなら13枚組みの高価なやつです。

9月末発売だとか?

博士:何じゃと! それは世にも恐ろしい、ワシの財布の中身を一発で空にするやつじゃな。
ジギーのコールドLP買って、床の間に飾るって話どころでは無くなるのう~

助手:博士!そんな時には師匠の有難きお言葉、Let’s Dance!

博士:もう踊る力も失せたわい、無抵抗で財布を撃ち抜かれるしかあるまいの~

ボウイー教は本当にスケアリー・モンスターじゃ!

レコ女って?

2017年07月11日 | 特になし
博士:今日ふとインターネットのサイトで判った事なのじゃが、レコ女とかレコード女子なる造語があるようじゃのう~

助手:ああ~、最近レコードの人気が少し盛り返したところに、若い女性が飛びついたって感じですかね~

スピーカーの付いたレコード・プレーヤーなんかも安い価格で新しく売りに出されているみたいで、敷居が低くなったから少し前と比べればちょっとレコードでも聴いてみようと思う女性が増えたんじゃないですかね?

博士:いやいや、今日読んだネットの記事では、レコード屋のオヤジ曰く、店頭でレコードを漁っている写真を撮るだけで何も買わずに出て行く若い女性達が最近結構見受けられるなんていう、トホホの話じゃった。

助手:ちょっとレコードなんかに調味を持ちました~なんて、自身のインスタに画像をアップするためにエヤー・レコード漁りってやつを演じてるのですかね~?

博士:つい最近までは、特に中古のレコード・ショップと言えばオッサンばっかりで、若い女性の姿など影も形もなかったわけじゃからのう~

たとえエヤー・レコード漁りでも、何か中古で忘れられた価値のあるレコードを発掘するために餌箱をギラギラした目つきで漁り回るオッサン連中に彼女達の存在がショップ内に花を添えると肯定的に考えれば、それもありじゃと思う。

助手:レコードの収集も、中身の音楽を楽しむのはもちろん、ジャケットやレーベルのアート、中にはジャケット背裏のアルバムタイトルの表記で、フォントが違うとかビートルズのサージャント・ペパーのアルバムのように、上下さかさまの記載に興味を持つとか人其々で中々奥が深いといえますね~

オオー、何故博士が今日この話題に飛びついたか今判りました!

あれでしょう?

博士:そうあれじゃ!ばれたらしょうがない。

助手:デビッド・ボウイーの限定盤レコードでしょう。ハンキー・ドリーとジギー・スターダストのゴールドデンWAX仕様の限定盤がつい最近発売になって欲しくてたまらないって事ですね~




でも、ジギーのアルバムって、70年代に買った国内盤を含むレコード2種類、さらにRYKO から出た通常のCDとSACD既に持ってるじゃないですか!

これ以上同じようなものをこれでもか~って買い揃えて、それらの違いって判るんですかね?

博士:いやー、自慢じゃないがそれほど差は感じられないのじゃ。ただ持ってるだけで幸せってか。

特にゴールド仕様と聞くともう居ても立っても居られないというか…

グランド・ファンクのアルバム、アメリカン・バンドの初回盤ゴールド・ジャケットとゴールデンWAX仕様の程度のよい初回盤中古レコード探しておるのじゃが、結構値が張るからのう~


助手:完全に病気ですね。

そんなときは、リポビタン・ゴールドも飲んで一旦心を落ち着けわれに返ってください!

博士:生憎、シンガポールではリポビタン・ゴールドは売っておらぬ。

助手:それじゃ、レッド・ブルのゴールド缶で。

博士:いやー、ゴールド缶は砂糖が多すぎるのでNGじゃ。ワシは砂糖控えめ25%レスのシルバー缶を愛飲しておる。


といつもながらの欲しい病が始まった。

まあ、このレベルのコレクターじゃ、レコ女のエヤー・レコ漁りなんて茶化す資格は到底ない。 キッパリ!

オーディオ業界としては、廉価版のレコード・プレーヤーで満足できなくなったレコ女が、ワンランク上のレコード・プレーヤーを購入し、さらにアンプとスピーカーなんかにもお金を落としてくればなんて期待しているかも知れないが、やっぱり若い女性は最新のトレンドに沿って動き、あっという間に熱が冷める。

時間をおけば、レコード収集やオーディオ機器の購入なんてやっぱりオッサンのための世界と目がさめることになるかも。

かくして、中古レコード・ショップやヨドバシのオーディオ売り場は、いつも通りおっさんの憩いのたまり場に戻るのであった。

新ロックの法則

2017年07月06日 | PROG ROCK
ユーチューブをサーフしていると気になる動画が。

それはLIVE FULL CONCERT 1965と言うタイトルで、1965年に英国で行われた当時人気絶頂だった17組のビートグループによるコンサートの模様を映したものであった。

イギリスの音楽雑誌、NEW MUSICAL EXPRESS, 通称NMEが行った人気投票によって選ばれたバンドが出演した。

ビートルズはもちろんのこと、ストーンズ、キンクス、アニマルズ、ゼムなどビート系のバンドだけでなく、ジョージ・ガールがヒットしたフォーク・ポップ系のシーカーズやドノバンなんかも出ていた。

当時最も人気のあったビートルズがトリを務めるものと思いきや、なんとトリはキンクスだったのでびっくり。何でもキンクスが彼らの出番までに間に合わなかったので、トリにまわされたそうな。

だが個人的に一番衝撃をうけたのは、先鋒を務めたムーディー・ブルースの映像だった。

1965年のムーディー・ブルースと言えば、後の主力メンバーとなるジャスティン・ヘイワードやジョン・ロッジがまだ加入していない頃で、ファースト・アルバム、MAGNIFICENT MOODIESを出したばっかりで、後のウィングスのメンバーだったデニーレインがリードボーカル兼ギター担当だった。


このコンサートでは2曲を披露しており、そのうちの1曲は全英1位を獲得したGO NOWで、ウィングスのアメリカ・ツアーなんかでも披露された。

もう一曲は、HEY BO DIDDLEYと言う派手なアップ・テンポのビート・ナンバーで、この演奏に私は驚いた。

何故なら、キーボードのマイク・ピンダーがデニー・レインとレイ・トーマスが演奏しているフロント・ラインに飛び出てきてマラカスでタンバリンをワイルドに叩きまくるのである。

1967年にジャスティン・ヘイワードやジョン・ロッジが加入し、クラッシックとロックを融合させたコンセプト・アルバム、DAYS OF FUTURE PASSEDを出す。


そしてその5年後の1972年には、再結成ムーディ・ブルースによる通算7枚目のアルバム、SEVENTH SOJOURNまでソフト系プログレの素晴らしいアルバムが。


特にSEVENTH SOJOURNには、私の好きなLOST IN A LOST WORLDとWHEN YOU’RE A FREE MANと言うミドル・テンポの素晴らしい曲をマイク・ピンダーが提供し、彼の弾くピアノやメロトロンをバックに切々と歌い上げた。

ソフト系プログレ期にはマイク・ピンダーには静と言うイメージがあったので、最初ユーチュブの動画を見たときは別人かと思ったが、1965年当時のフサフサした髪の毛を引っこ抜いたなら、やっぱり後年のマイク・ピンダーと相成った。

博士:ニャッ、ハッハ~。その通りじゃ!勘違いでもなんでもない。これがロック界における禿の定理のなのじゃよ。

助手:と言いますと?

博士:芸風を変えれば毛が抜けるのじゃよ。

エルトンがフサフサだったデビュー当時のピアノ弾き語りのイメージから、ロックよりのサウンドになった時。

そしてピーター・ガブリエルがジェネシス脱退後、フィル・コリンズがボーカルを担当しジェネシスのイメチェンを成した頃

また、ウィシュボーン・アッシュが活動拠点を英国からアメリカに移しサウンドもアメリカ・ナイズされた時のアンディー・パウエルの髪型

ピーター・フランプトンなんかも、FRAMPTON COMES A LIVE の頃のアイドルのイメージを引きずるのを嫌って渋めのサウンドに切り替えた頃からじゃないかのう…

アート・ガーファンクルは、デュオを解散してからじゃないかのう。ワシはズラと睨んでおる。以前と比べて額の面積は増えているようじゃが、それでもあの歳でカールした髪の毛があれほどフサフサしているのはあり得ないと思うのじゃ。

ワシなんかも、昔は髪の毛の量は結構他と比べて多かった方じゃが、歳をとるごとに量が減ってきて、特に頭頂部は薄くなっており、そのうち河童の三平かザビエルを襲名することとなるかものう~

助手:あまりいい加減な事言ったら怒られますよ!

博士:すまんのう~ ワシの勝手な妄想から出てきた寝言と思ってくれ。


ELOって?

2017年07月03日 | BRITISH ROCK
博士:オ~イ、久々にELOなぞでも聴いてみたいの~ iTuneを起動させてくれんかの~。

助手:あれっ? ELOの曲、プレイ・リストに一曲も入ってないですが~

博士:以前一時帰国した際、MP3音源が大量に記録された外付けのHDD持ってきたはずじゃが?

助手:マックとウィンドウズの互換性のあるFATのフォーマットでMP3音源を記録してたやつですね?

だけどあれって、研究所のiMacのHDDを中途半端にコピーしたみたいで、HDDの記録容量を見ると、全体容量120GBの1/3しか使われていませんね。

残念ながら、ELOの楽曲はそのHDDにコピーされなかったみたいで。

博士:ワシはふとELOが聴きたくなったのじゃ。なにしろ、彼らはついに今年4月のロック・アンド・ロール、ホール・オブ・フェイム入りしたからのう~

助手:超一流のロック・バンドとして認められたわけですね。

それじゃ、iTuneからELOのアルバムを購入しましょう。

博士:ELOのオリジナル音源はCDでほとんど所有しているから、今回はちょっと毛色の変わったやつを入手してくれたまえ。

助手:わかりました! それでは、2012年に出たMr. Blue Sky, Very Best of ELO、1800円はどうでしょうか?


ベスト盤ですが、通常とベスト物とは違って、リーダーのジェフ・リンが一人でほとんどの楽器を手掛けて再録したものです。

博士:なるほどサンプル音源聴いてみると、アレンジはオリジナルとあまりかけ離れてはいないが、結構スッキリした感じに纏められているのう~

ただ、1971年ムーブのリーダーだったロイ・ウッドと組んで出したファースト・アルバム、Electric Light Orchestraに収録されていた記念すべきシングル第一作10538 Overtureは、当時弦楽器が強調されたクラッシック+サイケデリック調のアレンジじゃったが、今回はギター・サウンドが全面に出たロック・サウンド!


助手:第1作でロイ・ウッドがバンドから脱退。その後、バイオリンとチェロの3人からなるストリング・セクションをバンド・メンバーとしているものの、サウンドはロックよりに転換されています。

博士:ホール・オブ・フェイムの式典では、ジェフ・リン以外にメンバーだったドラムのベブ・べヴァンとキーボードのリチャード・タンディーらは都合でステージに登場しなかったものの、1作目のみ参加したロイ・ウッド創設メンバーとしてちゃっかり登場したのには笑ろた。

助手:その後1979年の8枚目のスタジオ・アルバム、Discoveryからは、ストリング・セクションのをメンバーをバンドから解雇。シンセなどを活用してそれらを補うことによりポップさを強調!


やっぱり、ロック・アンド・ロール、ホール・オブ・フェイムの仲間入りするには、万人に受け入れられるポップ性が必要と言うことですね~

博士:その通りじゃ。我々もホール・オブ・フェイム入り目指して、ポップ・バンド結成じゃ~!

バンド名は、Evening Liner Ossanz(イブニング・ライナー・オッサンズ)、略してELOはどうかのう?

京成の指定席付きのイブニング・ライナーで帰宅する仕事に疲れたおっさんたちをイメージしたものじゃ!

助手:オッサンではポップ性まったく感じられないと思うのですが...