CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

箱物ビジネス

2021年03月31日 | BEATLES-BADFINGER関連

箱物と言えば、無駄な公共施設の建設に重点を置く箱物行政なる熟語が思い起こされ良く無いイメージが時として付きまとう。

確かにと頷く。

この省エネ時代“無駄を無くす”って言葉が賞賛される様になり、ようやく行政も何が何でも箱物!なる呪縛からようやく解き放たれた今日この頃である。

しかし、その様なムーブメントに逆行しいまだに箱物に固執している業界が存在する。

そう!音楽産業のことだ。

何十周年記念なる宣伝文句の元、オリジナルだけでなくデモやアウト・テークなどあるものなんでも過去の音源を集めリマスターもしくはリミックスを施し再編集。

それらをCD、レコードやその他のメディアに落とし込み、豪華ブックレットやその他諸々のオマケを付けて箱物として高額にて再発する手口である。

アーティストの集大成!なる甘味な宣伝文句に負けてしまいついつい買ってしまうのだが、実際のところ殆ど聴かない。

全日本箱物愛好会の末席を汚す私の様な中途半端なコレクターは、一旦PCに音源を高音質で取り込んでしまえば、シュリンクを丁重に剥がして箱からわざわざCDを取り出して聴く様な面倒臭い事はしない。

助手:博士!部屋の隅に埃をかぶった分厚い辞書の様なボックス発見しました。

博士:ああ〜 それか。2012年に出たポールの2枚目のソロ・アルバム、Ramの箱物じゃよ。

(オリジナルCD、ボートラCD、オリジナルモノミックスCDに歌のないオーケストレーションRamの4枚組、更に絶対音感がなく老化現象による聴力低下のオジンには無用の長物なるハイレゾダウンロード・カードも漏れ無くついてくる最強盤)

助手:シュリンクも残っているし、フタを開けると全く新品じゃ無いですか!

(本当新品といっても差し支えないコンディション、コスパ悪すぎ!)

博士:PCに一旦ダウン・ロードするとCDはもう面倒で聴かないし、豪華ブックレットやオマケの封入物は手垢がついたりしない様全く触れておらん。

助手:単に所有欲の為とは言え勿体無いですね〜

博士:本当、面目無い次第じゃ。ワシの子供がそのコレクション引き継いでくれればいいのじゃが、生憎価値の高いものは持ち合わせていないし、そもそもロックに興味が無いみたいじゃからのう〜

ビートルズ? テレビで聞いたことがある様な〜 ストーンズって石屋さん? ディラン?、知らん、って感じじゃからのう。

助手:何年かしたら、断捨離で中古屋で処分ってとこですかね…

博士:ただ中古屋で処分するのも、何だかな〜

以前、何ちゃらオフってとこに、全く聴かないLP何枚かを試しに売りに行ったら何と査定価格が一枚10円。持って帰るのも面倒なので処分し帰ってきたのじゃが、その時のがっくり感がいまだにトラウマとなっておるのじゃ。

まあ有名な中古レコード専門店ならもう少し色を付けてもらえるかもかも知れないが、ここからかなり遠いのじゃ。

助手:それじゃ、もうこれからは高い箱物一切購入しないことですね。

博士:あい分かった! 反省します。

ところで、今年Let It BeとジョージのAll Things Must Passの豪華50周年記念盤発売されるんだっけ?

むむ〜 懲りないオジン。

アンタは箱物でビルでも作っておきなさい!

出来ました〜

夕日に輝く高層ビル、ヘリポートはポールのRam!


このベスト盤を聴くと思い出す。

2021年03月30日 | AMERICAN ROCK/POPS

1978年のアース・ウィンド・アンド・ファイヤーのベスト・アルバム、The Best of Earth Wind & Fire が出た〜!

彼らの全盛期とでも言える1975年のThat's The Way Of The Worldから1978年All 'N' Allまでの4枚のアルバムからの選曲と、September など新曲2曲とビートルズのカバー、Got To Get You Into My Lifeら計10曲。

ブラスの演奏もきっちり決まっていて、ベイリーのファルセットもスムーズ。

文句なしの選曲で、捨て曲なし!

ところでこのアルバムで思い出すのが、当時ビートルズの名盤、ペパー軍曹の映画化だった。

そんなのありましたね〜

同じ頃人気絶調だったピーター・フランプトンとビー・ジーズがメインで、他の多くのアーティストとともにビートルズの曲をカバーすると言う趣向のもので、各アーティストが所属するレーベル間での調整で結構難易度の高い企画だったらしい。

映画化で大きな話題となったことからサントラ盤は凡百の評価を受けるもそこそこ売れたが、映画は見事ずっこけた。

ただ、その中でエアロ・スミスのCome Togetherとアース・ウィンド・アンド・ファイヤーのGot To Get You Into My Lifeのカバー2曲が気を吐き高評価を受ける事に...

ああ懐かし〜


ちょっと見落とし、幻想への回帰

2021年03月28日 | URIAH HEEP

かって記事にアップした1975年発売のユーライア・ヒープのスタジオ・アルバム8作目のRETURN TO FANTASY(幻想への回帰)

実はこのアルバム発売当時レコードを所有していたのだが、いつの間にか行方不明になり再発CDを購入。

しかしどうしてもレコードでもう一度買ってみたいと何時もの病気が発症するも、中古ショップでなかなか見つからない。

(レコード・アルバム購入の特典は内ジャケ見開きにメンバーのポートレイトが漏れ無くついてくる。)

ヤフオクなんかでもたま〜に見かけるも、帯付きのコンディションの良いものなら数千円で更にゆうパックの送料が千円と当時の新品価格を軽〜く上回る。

つい最近とある中古ショップを徘徊していると、ありました。500円の安いやつが!

アメリカ盤だけど安かったからまあいいっか!てなことで購入。

(北米ではワーナーがブロンズレーベルの発売元。しかしウエストコーストのパームツリーのレーベルはドゥービーを思い起こし、ヒープには合ってない様な)

このアルバムからドラッグ中毒で解雇されたベースのゲーリー・セインに代わりクリムゾンにいたジョン・ウェットンが加入。

ただ加入した時点ですでにアルバムに収録する曲は出来上がっていたので、彼の存在感はこのアルバムではあまり感じられない、って言うかこの後ブライアン・フェリーのバンドに参加したりウィシュボーン・アッシュに加入したものの便利屋扱いって感じで、大ブレイクは自身のバンド、エイシア結成まで待つことに。

アルバムの中身はヒット曲の“安息の日々”調のRETURN TO FANTASYから始まり、いつも通りのヒープ流ハード・ロック。

裏面には一味違うブラスの入ったアップテンポのPRIMA DONNA、軽いブルージーなバラードYOUR TURN TO REMEMBER、そしてスティールギターの様な音色を楽しむWhy Did You Do などアメリカマーケットを意識した曲が収録されている。

イギリスではチャート7位にランク・インしそこそこヒット。肝心のアメリカでは85位とブレイクせず。

と6年前に書いた記事でおさらいも終了したところでレッツ・プレイ・ミュージック!

ところで老化現象で聴力の衰えた私の中古レコードの楽しみ方と言えば、CD再生では絶対味わうことの出来ないいつ登場するかわからないプチ音のスリルを味うことですかね。

私:オォ〜! このレコードにはキズも見当たらずプチ音なしでお買い得! 

博士:オタクの目は節穴かな? ちゃ〜んとキズ入っておるぞ!

私:ああ〜 よく見るとジャケの端にノコの跡がありますね。

博士:大量の売れ残りの在庫を処理するためカット盤にしてバーゲン価格で当時販売されたのじゃ。

私:むむ〜 やっぱりアメリカじゃ思ったほど売れなかったってことですかね? 

博士:その通り。さらにカット盤故、日本での中古価格も安く設定されたってことかのう〜!

私:ガクッ、道理で安かったわけ。もうノコの跡は本人の幻想で無かった事にてお願いしま〜す。


変化してもいいじゃん!

2021年03月27日 | West Coast Rock

1980年の前作、Hold Outからちょっと雰囲気が一変した気がした。

そして、1983年にでた7枚目のアルバム、Lawyers In Loveでは、盟友デヴィッド・リンドレーがアルバムに参加していないと言う驚きがあった。

その予兆はこのアルバムが発売される前に既にあった。

サントラに使われシングルカットされたSomebody's Babyがヒットしたのであるが、かなりポップでらしくないと言うか、これって本当にジャクソン・ブラウンの曲?って思ったものだ。

かってアコースティック系のピアノやギターの演奏が売りだった頃より、エレキ・ギターのソリッドな響が全面に出てくるウエスト・コースト系バンド・サウンドへとアレンジが変化した。

私も含む古くからのファンはこのアルバムの発売当初違和感を感じたものだ。

ただ歌は世に連れ世は歌に連れってことわざもあるように、時代の流れと共に音楽も変わって行くものだ。

アーティストとしてもあまり過去ばかりを追い求めてマンネリの誹りを受けるのはやっぱり避けたいはず。

40年後、今一度改めて聴くと当時の違和感を全く感じずシンセを使ったサウンドに80年代を心地よく感じる。

そう、そんな時代もあったなって感じですかね。

 


Welcome to Blue World、捨て曲なし!

2021年03月26日 | AMERICAN ROCK/POPS

ジョニー・ウィンターが1969年に出したセカンド・アルバム、Second Winter

ファーストよりはブルース色が若干薄れロック寄りのサウンドになったかな?

(弟のエドガーも演奏に加わっております)

ライブでお馴染みのチャック・ベリーのJohnny B. GoodeやディランのHighway 61 Revisitedなどのカバーも、リズム隊が遅れているという意味では無く、ギターが先頭を突っ走っているかの如くバンドを引っ張っているのが非常によろし〜。

何はともあれ、どの曲も全力でギンギンにギター弾きまくっているのがなんとも喜ばしいではないか。

捨て曲なし!

かどうかは貴方次第!

それより今宵もブルーに染まろうじゃないの!


捨て曲なし!

2021年03月25日 | AMERICAN ROCK/POPS

80年代になるとディスコやパンクのブームが過ぎ去った後ロックはどの方向に向かって行くのだろうかなんてもう真剣には考えなくなってしまったし、また贔屓のアーティストが新譜を出しても以前のように心が踊るなんてこともなくなってしまった。

丁度就職したばかりで仕事中心の生活に一変し、趣味の世界にそれほど時間もお金も費やす余裕がなくなり少しづつ関心が薄れていったのかも知れない。

そんな時に出たのがこのアルバム、ジョン・クーガーの1982年の6枚目のアルバム、American Fool

CCRにも通じるシンプルなバンド・サウンドに乗せてジョン・クーガーが豪快に歌う様に久々に心を揺さぶられた。

しかもそれぞれの曲も良く出来ていて捨て曲なし。

やっぱりロックはこうでなくちゃ。

当時は車を運転しながらカセットから流れる曲を一緒によく歌ったものだ。

Hurt so good, Come on baby, make it hurt so good〜♪♪ とか A little ditty about Jack and Diane〜♪♪ なんてね。

ただ外から見れば車の中で一人口をパクパクさせている様に、このに〜ちゃん一体何やってんだろうね?って思われたかもね...

 


Smokeyは不滅です!

2021年03月24日 | BRITISH ROCK

ボーカルのクリス・ノーマンのハスキーな歌声が魅力の英ポップ・バンド、Smokey

活動歴は古く60年代中頃に前身バンドを結成し活動してきたもののイマイチ目が出ず、70年代になって、当時のヒット・メーカー、ニッキー・チンとマイク・チャップマンの手を借りてようやくレコード・デビュー。

その彼らの1975年のセカンド・アルバム、Changing All The Timeからそのチン−チャップ・コンビの作、Don't Play Your Rock N Roll To MeとIf You Think You Know How To Love Meをシングル・ヒットさせやっと日の目を。

ところがアメリカのソウル・シンガー、スモーキー・ロビンソンがバンド名にクレームをつけ訴訟も辞さない!てな状況に。

そこですぐにSmokeyからSmokieにバンド名を改名。

売れなきゃ最悪バンド解散となるかもしれないけれど、売れれば売れたでクレームの対象にと問題は尽きない。

ただこの旧Smokey、アルバムが手元にある限り永遠不滅です!

 


みんな大好き、カラー・レコード (違う、あんただけや!)

2021年03月23日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

博士:いゃ〜 面目ない。また買っちゃった。

助手:ち〜と無駄遣いが過ぎますね。

博士:このアルバムが出た頃って80年代の終わり頃、日本じゃほとんどCDに置き換わっていたからのう〜

助手:海外ではまだまだLPがプレスされていましたが、日本じゃCD全盛期の丁度入り口あたりでしたかね?

博士:何しろ当時4年ぶりのアルバムだったのでCDを速攻で買ったのじゃが、ついこの間リイシューされたレコードの存在を知りもう我慢できず通販で取り寄せてみたのじゃよ。

てな事で本日のアルバムは1989年のJeff Beck's Guitar Shop

(Friday Musicからの再発盤)

ジャケ面のイラストにはギター・ショップの共同経営者(Proprietors)としてベック以外にドラムのテリー・ボジオとキーボードのトニー・ハイマスの名が記載され、無論バンド・リーダーはベックだが、彼ら二人は脇役ではなく文字通り共同経営者として対等にパワーあふれるハイテク演奏を繰り広げている。

博士:すんばらし〜

助手:何しろ同年のグラミーのベスト・ロック・インスト・アルバムを受賞しましたからね。

博士:むむ〜、やっぱり色付きレコードは、すんばらし〜のう! 

助手:そっちかい!

ついでにトレモロアームも新品に交換しておいてね。

 


ちょっと古いストーンズでも

2021年03月22日 | ROLLING STONES関連

1965年に出たストーンズの3枚目のアメリカ編集盤、The Rolling Stones, Now!

まだ自作曲が少なくアメリカ仕込みのRBのカバーがほとんどだけれど、英国のポップなビート・バンドらしく泥臭さ薄め仕込みで全編サクッと聴けてしまう。

中々よろし〜

この頃のストーンズはまだまだ進化の途中。

まあ、本場物のブルースやRBを堪能したい方々にはシカゴの大御所でもって事で。

2002年のSACD、シングル・ヒットしたHeart Of Stone他2曲を除いてモノ音源の編集。

 


勝つか、負けるか、それとも引き分け?

2021年03月21日 | Southern Rock

1975年制作のオールマン・ブラザーズ・バンドの6枚目のアルバム、Win, Loose Or Draw。

好意的なレビューもあるが、バンド演奏にイマイチ無気力って言う評価がある。

1973年リーダーだったデュアン・オールマンが不慮の事故死を遂げた後のアルバム、Brothers & Sistersは年長者だったディッキー・ベッツがリーダー的存在となり、それまで控えめだった彼の個性を前面的に押し出すかのようにカントリーやフュージョン系の曲を提供。

そしてデュアンの弟グレッグは、バンドの売りだったブルースやR&Bをそれまでの継承。

ベーシストのベリー・オークリーも不慮の事故で失った事から、キーボード奏者のチャック・リーベルと新しいベーシストが新規加入。このチャックの加入がバンドに新たな方向性をもたらした。

Brothers & Sistersの大ヒットにより一気に大物バンドの仲間入りしライブでの収入も格段に跳ね上がり、Brothers & Sistersの後、ディッキーとグレッグがそれぞれソロ・アルバムを出し両者共々ポジティブな評価をえた。

これらが良くなかったのかな?

それまでのハングリーさを失い、また前作の成功によりさらなる個の主張を押し出す事がバンド内の協調性を失わせた結果、覇気がなくなったと評価されたのかも知れない。

ただ、個人的には曲の出来は悪くないし個々の演奏もしっかりしている。まあ聴き込み次第で印象は変わるのかも知れない。

アルバムは全米5位にチャート・インとそこそこ売れてWin、但しこのアルバムの制作過程に於いてバンドの分裂を促進してしまいLoose。

足して二で割ってDrawって事ですかね?

Drawの判定により、首の皮一枚繋がったことから数年後バンドは再結成てな事に。


アフロ・ロックで行こう〜!

2021年03月20日 | BRITISH ROCK

コモンウェルス・オブ・ネーションズって言葉ご存知だろうか?

ざっくりと言えば、世界における旧イギリス領だった地域が独立を果たし、イギリスを中心に緩やかな枠組みで連合した諸国のことである。

主要国はイギリス以外では、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、パキスタン。そしてアフリカ、東南アジアと西インド諸島などの旧英領も含まれる。

かってシンガポールに居住していたこともあって、当地ではコモンウェルス諸国による会議とかスポーツ大会なんかがよく当地の新聞やテレビのニュースで報道されていた。

本日はそのコモンウェルス連合とでも言えるバンド、オシビサでも。

デビューアルバム、Osibisaはトニー・ビスコンティによるプロデュースで1971年に登場し、イギリスではそこそこヒットした。

(ロジャー・ディーンによるジャケ、中々よろし〜)

(このレコードは以前中古レコード・ショップに冷やかしで出かけた時、何と無くショップの棚の奥から“買ってくれ〜”ってこのレコードに呼びかけられたような気がして即購入。ンな訳ないってば!)

メンバーはアフリカのガーナやナイジェリアと西インド諸島出身の7人組で、イギリスで結成。

打楽器と管楽器が前面出てきてシンプルで陽気なアフロ・ビートだけでなくラテンの香りも匂わせてくれる当時としては新しいサウンドは、アメリカのソウルやファンク・ミュージックなんかに結構影響を及ぼしたのではないかと...

それだけでなく60年代のビートルズ、ストンーズをはじめとするブリティシュ・ビート・グループによるインヴァージョン、更にジャマイカ出身のボブ・マーレィのレゲエなど、アメリカを含む全世界に大きな影響を与えた。

コモンウェルス・オブ・ネーションズ、中々やるやん。

 


幾つになっても楽しめる

2021年03月19日 | BRITISH ROCK

80年代の声を聞くとディスコ・ブームは終焉を迎え、あの賑わいは一体何処へ行ってしまったのか?

ビー・ジーズも御多分に洩れず時代に合わせて芸風を転換して行くことに。

1981年に出た彼らのニュー・アルバム、Living Eyesはそれまでのディスコ時代を支えレコーディングとツアーを共にしたビー・ジーズ・バンドを起用せず著名なミュージシャンをバックに時間を掛けて練り上げ、新しい方向性を示すべくレコーディングに臨んだ。

ただ大成功を収めたディスコの湯にあまりにドップリと長湯し過ぎたのか、それまでのバンド・イメージから抜け出せないファンにはそっぽを向かれ失敗作となった。

その後、ビー・ジーズはそれまで所属していたレコード会社、RSOとその代表者、ロバート・スティッグウッドに対して訴訟を起こす事になり、当面バンドの活動は停止。

メンバー各自、他のアーティストのプロデュースやソロ・アルバム制作に取り組む事に。

そして1983年、ロビンのソロ・アルバム、How Old Are You?が双子の弟モーリスとビー・ジーズ・バンドのドラム奏者らの協力でシンセ・サウンドを中心とたエレ・ポップ・アルバムが完成。

内容的には癒しのアルバムで少々平凡かなと思えるも、ロビンの特徴あるハイトーン・ボーカルでの歌いまわしは唯一無二のものであり非常に印象的に感じ楽しめる。

他の凡百のアーティストからすればそれ反則!って言われるかもね...

エレ・ポップでヘンテコなディスコ・ダンスしているそこのあなた! How Old Are You?

わっ、私ですか? 

年齢不詳のただのオジンです。

決して怪しい者ではありません。


今更ながらの小さな発見、その2

2021年03月17日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

最後にもう一つだけ質問が?

ちょっと、右京さんてば!

いや〜 つい細かい事が気になってしまうのが僕の悪い癖で。

てな事で本日はエリック・クラプトンの1974年の大ヒット作、461 Ocean Boulevardでも。

1970年デレク・アンド・ザ・ドミノス名義で出したLayla And Other Assorted Love Songsから4年ぶりのアルバム。

当時中々逃れることのできなかった薬漬けの日々との決別という意味では本人にとって起死回生のアルバムとなったのでは。

暖かく明るい日差しのフロリダで生気を取り戻し、リラックスしたロックを聴かせる。

このアルバム、2004年にデラックス・エディションとして2枚組CDが再発された。

その注目はCD2のライブ音源である

1974年の12月ロンドンのハマースミス・オデオンでのライブを収録したものでこのアルバムやデレク・アンド・ザ・ドミノス時代の曲を心地良く演奏している。バックボーカルだけでなく、全面に出てクラプトンと掛け合いで歌うイボンヌ・エリマンの迫力あるボーカルもこの時期におけるのライブの聴きどころとなっている。

でっ、本題の細かい事って?

このオリジナル・アルバム(10曲収録)の2曲目のGive Me Strengthが何故かBetter Make It Through Todayに差し替えられてが収録されている再発盤があるのです。

ちなみにBetter Make It Through Todayって、次のアルバム、There’s One In Every Crowdに収録されていたやつですよね。

更に、手持ちの1988年再発CDにはBetter Make It Through Todayだけでなく最後にGive Me Strengthも収録されて計11曲の増量盤となっている。

真実を知っている方がおられたら今すぐ是非ご教授いただきたいのですが。

どうしてですか? 右京さん

今日がシーズン19の最終回ですから、当分の間お会いできないのですよ。

何しろ細かい事でもその真実が明らかにされないと夜よく寝られない性格もんですから...

めんどくさいお方!


映画音楽の夕べ

2021年03月16日 | 特になし

レコード棚の奥をガサゴソしているとこんなのみつかりました。

映画音楽の巨匠フランシス・レイの日本編集盤の2枚組アルバムで、1971年音源はキング・レコードから発売された。

一体家族の誰がどの様な経緯でこのレコードを購入したのか定かではないが、ほぼロック・アルバムばかりのレコード棚の端っこにひっそりと佇んでおられました。

ある愛の詩、流れ者、白い恋人達、個人教授、雨の訪問者、男と女など著名な作品ばかりで、本編は見て無くともなんと無く映画のタイトルはおぼろげに覚えている。

ライナーを読むとそれらの映画の主役の演者名も記載されている。

ある愛の詩はアリー・マッグロウとライアン・オニールでしたっけ。

その他にも懐かしいお名前が...

アラン・ドロン、ミレーユ・ダルク、ジャン・ポール・ベルモンド、ルノ・ベルレー、ナタリード・ロン、チャールズ・ブロンソンにジャン・ルイ・トランティニアンなどなど。

この歳になってサントラ盤の落ち着いた雰囲気(特にフランス映画)が中々よろし〜ものだと恥ずかしながらようやく気がつくのである。

いや〜、映画音楽って本当にいいものですね。


4流コレクターの真理の探究とは?

2021年03月15日 | PROG ROCK

本日はムーディー・ブルースでも。

ビート・バンドからプログレに転向しての1969年の3作目、On The Threshold Of A Dream

彼等を知ったのは、ファンの間でコア・セブンと呼ばれる1972年の7枚目の最終アルバム、Seventh Sojournからなので後追いで聴く事なったわけだが、例えオン・タイムで聴いたとしても当時はまだ小学生でこの手の尖った芸風は中々理解出来なかっただろう。

(尖っている御一行様)

何しろ冒頭から創造主との会話で哲学的な命題、I Think, I Am(我思う、故に我あり)なんて言葉が登場するから。

このアルバムからシングル・ヒットが生まれなかったことから、比較的地味なイメージのアルバムとの印象だったが、今回何度も連続して聴いみると中々よろし~に改まった。

買うだけ買って放ったらかしにしちゃダメって事ですね。

なるへそ、そこで一句

I Listen, I Am(オジンになれば、聴けるうちが花)

2006年のSACD、残念ながら浮遊感の味わえる5.1CHサラウンドの再生装置がないので宝の持ち腐れかな。