CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

2年経っての雑感

2017年01月31日 | 特になし
1月31日と言えば、2015年の2月1日にスタートこのブログが、今日で丸二年経ったことになる。

今でも相変わらず稚拙な文章で、古いアップ記事を見直すと、誤字、脱字、変換ミス、日本語になっていないというか文法的におかしい箇所が、散見されるのだが...

出来る範囲で加筆訂正をしてきたが、あまりにも多くあるので、やめにした。

当初は、暇つぶしに個人的な備忘録としてスタートし、自身がつまらなくなったと感じればそこでストップするつもりであったが、このようないい加減な文章でも幾ばくの方々がサイトにアクセスしていただいているのには、本当に感謝。

と言うようなわけで今日に至っている。

以前のように毎日ブログを更新という馬力はなくなったが、なにかネタを思いつけば時間を見つけて続けて生きたいと思う。

ところで、先週日本に一時帰国した際、気晴らしにと思い本を一冊買ってきた。

レコスケくんというタイトルの本だ。

な~んだ、マンガ本か~と言われる方がいるかもしれないが、歳を取ると活字のびっしり詰まったロック関連の本は、読むのに結構目が疲れるし、著者によるアーティストやその作品に関する評論も最近ではあまり興味がないので飛ばし読みするくらいだから、今の私にとっては、マンガ本のほうが有り難い。

それに、この本結構レコード・コレクターの習性に関するアルアルをうまく描いていて、共感を得るところもあるし、さらに主人公がジョージ・ハリソンの大ファンである設定となっているとので、個人的に捨て置けない気分にもなる。

学生時代から働き始めての何年かは、レコードを集めていたのだが、仕事の関係で海外に行くことになり、その趣味もプッツリ途切れたものの、ヒョンなことから80年代末頃に趣味を再開、その当時は既にCD時代となっていて、以前レコードで持っていたCDを猛スピードで集めだす。

今から10年前に日本に帰国した時、昔買った大量のLPが自宅に保管していたのを思い出し、そこからまたCDと平行してレコードも集めだすようになった。

まあ、レア物、ビートルズで言えば60年代日本初回プレスの盤で半掛け帯つきとか、アメリカ盤のファースト・プルーフのブッチャー・カバーなど、数万円から数十万円するような代物は一切持ち合わせていないので、コレクションのレベルとしてはまったく大したことはないものの、長年コレクションを継続してきたため、このマンガの主人公ほどではなくとも、自宅の小部屋にはレコードとCDで一杯になり、今まで買った額を積算すると結構な金額となる。

自身の耳がいかれてしまうまでに、果たしてすべての音源を聴き返すことが出来るのか心もとない。

さらに、もし将来それらが粗大ゴミと化し、ほとんど聴かずに中古ショップに1枚10円、もしくはタダで引き取られていくことになれば、心臓が止まるかも。

今からでも時間を取って少しでもそれらを鑑賞出来ればいいのだが、あいにく此処は自宅から遥か彼方の地。

早く日本に帰りたいよ~

と言うのが、このマンガ本を読んでの感想だった。

まあ相変わらず、しょぼい感想ではあるが...

君の名は、WHAT'S YOUR NAME???

2017年01月26日 | 特になし
ああ、あぁ〜
シンガポールは
今日も暑かった〜

と前川清のモノマネで一節。

昨夜の夜行便に飛び乗り、今朝の早朝に到着。

気温0-5度の世界から一気に30度越えの世界へと戻ってきた。

自宅でくつろぐ服装も、長袖のヒートテックのアンダーに、ネルシャツを羽織り、その上にセーター、必要ならフリースの重ね着スタイルから、半パンにランニング・シャツと東南アジアでよく見かける屋台のオッサン・スタイルに変身。

明日が旧暦の大晦日にあたり、小売業を除けば完全休日かもしくは半日で仕事収めになる会社がほとんどなので、商談なんかはすべて旧正月明けとなり、会社勤めにとってはまったく暇な時期となる。

と言う事で、暇を持て余した屋台のオッサンは、ブログの更新に勤しむ訳である。

日本からシンガポールに飛行機で向う場合、大体7時間程度掛かるので、暇つぶしに2時間程度の映画なら3本見ることが出来る。

しかし残念なことに、3本目となるとさすがに眠気が襲ってきて、何の映画を見たのか記憶にない。

1本目の映画は、2016年の最新作、ダン・ブラウン原作、ロン・ハワード監督、主演のトム・ハンクスがラングドン教授を演じる、サスペンス・スリーラー“インフェルノ”だった。

2006年の“ダ・ビンチ・コード”、2009年の“天国と地獄”に続くシリーズ物の三作目にあたる。

内容はヨーロッパの隠された歴史を掘り起こす謎解きミステリーの要素が、前作や前々作同様に映画の主題に絡んでくるのだが、個人的にはマット・デーモン演じるジェーソン・ボーン・シリーズの最新作と同様にちょっとマンネリ化したかなって感じだった。

2本目は、新海誠監督のアニメ、“君の名は”だった。

興行収入が200億を超え、日本映画歴代2位と言う触れ込みに、非常に気になる映画ではあったのだが、海外在住のためおいそれと見ることは出来なかった。

後で調べるとどうもシンガポールの映画館にて上映はされてはいたようだ。

しかしながら、歳を取ったオッサンが一人海外の映画館にアニメを見に行くと言うのも画にならないので、今回機内のビデオで見れることが判って、早速飛びついた。

今時の男女の高校生の日常、隕石の落下、タイム・スリップを通しての人格の入れ替わり、そして歴史の書き換えなどの要素が絡み、美しい画像や時間の前後を入れ替えた切り貼りの演出など工夫が見られ、楽しめた。

しかしながら、この映画の数多くのファンの方々には申しわけ無いが、これほど多くの人々人映画館に足を運ばせるほどのインパクトがあったのか?

個人的にはいまいちあまりピンと来ないのだが…

よく似たタイムスリップ関連のネタでは、宮部みゆき氏の書いた小説“蒲生邸事件”を思い起こす。

青年の主人公が、2.26事件の頃にタイム・スリップし、事件に巻き込まれるので有るが、この小説では、歴史は変えられないという設定で、且つ青年が現代に戻ったとき、当時蒲生邸で働いていた女中さんに会うという行があったのだが、その女中さんは既に亡くなっていたという形で物語は終わる。

一方、“君の名は”では、歴史は変えられるという設定と、記憶にはなぜかないのだが、二人の男女がその後出会うことにより物語はさらに続いていくという期待がある。

今までの人生を否定するわけではないが、出来れば若い頃に戻ってみたい気もする。彼らのような立場に陥れば、本当にドキドキ、ワクワクするだろう。

思うに、この映画の場合、過去は変えられるかもしれないし、また将来に対しての希望もまだ持てるのではと感じさせる展開に、この世知がない世の中に於いて、多くの人々がが引き込まれたのではないだろうか…

ところで、“君の名は”は英語のタイトルでは、YOUR NAMEだそうだ。

しかしながら、タイトルは名前を問うという意味であるから、WHAT’S YOUR NAME?が正しい気もするが、そうなるとロック・ファンの私としては、レイナード・スキナードの1977年の5枚目のスタジオ・アルバム、ストリート・サバイバーに収録された、WHAT’S YOUR NAME?を思い出す。

歌の内容は、ツアーの最中バンドのローディーがバーで喧嘩を始めてバンド全員がバーから追い出されたって実話だそうだ。

そんな、ルードな南部訛りでWHAT’S YOUR NAME?って問われると、この映画の清純なイメージも吹っ飛んでしまうかもね。



ジャケットを楽しむ、その2

2017年01月25日 | 考察シリーズ
1978年のブラック・サバス8枚目のアルバム、NEVER SAY DIE!

ボーカルのオジーをアル中のためその前年解雇し、代わりのボーカリストを起用 したものの、今ひとつしっくりこなくて、オジーの再登板となった。

チャート的には全英12位、全米69位と振るわなかったし、楽曲も少しブラック・サバスとはイメージは異なったので、あまり評判のよくないアルバムとなった。

しかし、今聴くと、無茶苦茶批判されるほど悪くはない、個人的には結構いけてる ハードロック・アルバムだと思う。

ところで、このヒプノシスのデザインのジャケット、なんだか不気味で、鼻の頭に電線がコネクター接続されていて、鼻の両サイドに3本ずつチューブが繋がっている風貌で、戦闘パイロットというよりは、何か昆虫人間のエイリアンを想像してしまう。

そしてそのバック・グラウンドには、飛行機が写っている。

ジャケットの裏表を見ると、航空ファンであれば多分すぐに反応するのではないか。

ジャケット表のアメリカ空軍のマークとジャケット裏の飛行機のキャノピー(風防ガラス)の形状から、この飛行機はNORTH AMERICAN T-6、通称 TEXAN であるとすぐにわかる。


TEXANは1939年にプロト・タイプが完成し、第二次世界大戦や戦後各国で戦闘もしくは訓練用に使用された複座の単発機である。


ピストン・タイプの空冷エンジンに装着された丸みを帯びたエンジン・カウルは、零戦とよく似ていたので、戦後の戦争映画に登場した零戦は、大概TEXANがその役を果たした。

その昔、日米合作で製作された映画、トラ、トラ、トラ!に登場した零戦は、TEXANをアメリカで単座に改良したものを使用した。

トラ、トラ、トラ!の映画のパンフ、よくこんなものが家に残っていたものだと感心する。


下から、テキサンを改造した99式艦上爆撃機、テキサンを改造した零戦、そして黄色のテキサン。

ヒプノシスは、このデザイン以外に、アルバム・タイトルからインスピレーションが浮かんだのか、手術前の医師団のデザインも作成した。

ブラック・サバスは、最終的にこのパイロット・デザインを選択し、医師団のデザインは、レインボーの1981年のアルバムDIFFICULT TO CUREに使用された。


それからもう一つ不思議なことがあり、NEVER SAY DIE!の表のジャケットに何かゴーストのようなものがうっすらと写っているのである。

この写真ではよくわからない。確認するには米盤LPのジャケが必要。

しかしながら、じっくりLPのジャケットを眺めていても、輪郭がはっきりせず、何を意味するのであろうかよくわからない。

ちなみに、手持ちのCDのジャケットにはそれは写り込んでいない。誰か詳しい方いらっしゃれば、是非教えていただきたものだ。

それはともかく、レコードを聴かずとも、一杯やりながらジャケットだけでも結構楽しめるものだ。

ジャケットを楽しむ

2017年01月24日 | 考察シリーズ
今日少し時間が空いたので、ちっと車を飛ばして近所にできたハード・オフでレコード漁りを30分ほど楽しんだ。

昔は、ハード・オフの一枚 100円のジャンク箱を漁ると、結構掘り出し物に遭遇したのだが 、今やジャンク箱は本当にジャンク物ばっかりで1枚100円でも買う気のおこらない、ボロボロのレコードばっかり!

せっかく来たのに、手ぶらで帰るのもなんなので、ジャンク扱いでない中古レコードの売り場に来てびっくり。

ちょっと小マシなレコードを手に取ると値札が1500円とか2000円台とびっくり仰天。

専門の中古レコード・ショップ顔負けの、強気の値付けだった。

ジャケがしっかりし、さらに帯も付いていてそこそこ見栄えが良くとも、この価格設定はないんじゃないかと思ったけど…

帯なしでいいから、比較的ジャケットにダメージが少なく、傷の確認のためレコード盤を検品したもの3枚、値段が500円台ということもあり、ま〜いいかって感じで衝動買い。

CDでは紙ジャケとプラケースの通常盤を所有しているのだが、LPサイズの大きなジャケットは飾りにもなるので、ジャケ買いである。

オールマンの2枚組、イート・ア・ピーチ、ELPの恐怖の頭脳改革、そしてシカゴV。

イート・ア・ピーチは表がバカでっかいピーチを運ぶトラックのイラスト、裏は貨車に乗せられた細長い巨大スイカのイラスト。


これらを見ているとなんだか癒される。

そして、ゲート・ホールドのインナーも、メルヘンチックなイラストが全面に描かれていて、楽しい気分に成る。


恐怖の頭脳改革は、骸骨が機械で固定されているオドロオドロしたイラストだが、観音開きのジャケットを開けると、一転、ギリシャ神話に出てくるメデューサの登場 と相成る。


彼女と目を合わせれば一瞬で石になってしまうので、目を閉じた状態のメデューサでホッとする。

そして、シカゴVは壁の木の板にいつものシカゴのロゴが彫られているシンプルなもので、さらにゲート・ホールドのインナーは、壁の木の板にアルバムのクレジットだけの写真である。


このアルバムで注目するのは、各メンバーの大判のポートレイトが付録として付いており、若かったシカゴのメンバーの顔を楽しむ事が出来る。

ロバート(左)とピート(右)

特に、ピート・セテラなんかは、髭もじゃスタイルで写っており、後にAOR調の歌を歌っていた時と比べるとギャップが大きい。

70年代の初め頃、ロックはまだまだ反体制のヒッピーの文化を引きずっていたのだと、非常に興味深く感じられる。

ところで、この3枚のアルバムには全く傷が見当たらない。

大概多分数回程度聴いたのち、なぜか押入れ行きとなりなり、その後流れ流れてハードオフへと。

そして本日我輩の手に至り、長年の眠りから覚めたって感じですかね。

だけどメデューサだけはずっと眠り続けていてほしい。

万が一、石になったら大変。

ジャケット考察、USA vs TUNA

2017年01月23日 | 考察シリーズ
あ〜、目が疲れる。

昔は、裸眼で両目とも2.0を誇った視力を持ち、受験戦争を終えた後でも、視力は衰えなかった。

それほど勉強に励まなかったんじゃないの〜?と言われれば、頷くしかないが、それでもマンガ本は結構読んだ。

就職してからも、メガネのお世話になったことは一切なかったのだが、PCとインターネットの普及により、毎日目の前で画面と格闘しているとどうしても、まばたきが少なくなりドライ・アイとなった。

その後は、視力も年とともに低下し、今ではメガネがないと小さな文字は全く読むことができなくなってしまった。

本日所用で、街中に電車で出かけると、車内で数多くに人が一様にスマホと格闘しているのを眺める。若いときから、スマホばっかりいじっていると、普通よりもメガネのお世話になる時期が早まるのではないかと危惧する。

ロックの紙ジャケも小さいので、遠目に見ると何のアルバムだったか識別できないことがある。

キング・クリムゾンのライブ・アルバム、USAは1974年に出されたアルバム、STARLESS AND BIBLE BLACKと同じ編成でのライブの音源を収録している。全米125位とチャート的には振るわなかったが、録音状態も良く、彼らの力強い演奏が楽しめるアルバムである。

ジャケットは、ブルーのバック・グラウンドに金属製のコンサート・チケットのようなものを握り、それを高く掲げて いて、さらにチケットの上部が光り輝くデザインとなっている。


もう一つは、REO スピードワゴン の1978年のスタジオアルバムで、タイトルはYOU CAN TUNE A PIANO, BUT YOU CAN’T TUNA FISHだ。

ピアノのチューニングは出来るが、マグロ(TUNA FISH)はダメだ!、すなわちTUNEとTUNAの発音が似ていることからの駄洒落。全米29位とチャート的、大ヒットには至らなかったものの、後年大ブレークする前兆のようなものを感じさせる良いアルバムだ。

ジャケットは、これまたブルーのバック・グラウンドにTUNA FISHが金属製のTUNER(音叉)を上向きに咥えていて、さらに音叉の上部が光り輝くデザインとなっている。


この2枚を薄暗い部屋で遠くから疲れ果てた目でぼんやりと眺めると、どっちがどっちかわからなくなる。

PCの画面と格闘する時は、出来るだけまばたきを多くするよう意識し、目の焦点を近場ばかりに固定させるのではなく、たまには遠くの景色眺めることも必要だと思う今日この頃。

もう遅過ぎるってば! メガネのレンズ変えた方がいいんじゃない!

ストーンズ のジャケット考察、VOODO LOUNGE

2017年01月22日 | ROLLING STONES関連
ああ、あぁ〜
日本は
今日も寒かった〜

と前川清のモノマネで一節。

今日所用で車を走らせていると 、途中からみぞれ混じりの雨。

暑い夏から、涼しい秋そして冬へと徐々に寒さに慣れていけば問題はないのかもしれないが、真夏の国から真冬の国への移動による急激な温度差はやっぱり身体にこたえる。

唇は乾燥してカサカサ、風邪のひき始めなのか鼻水が出てくる。

半年ぶりの日本なので、久しぶりに友人らと食事に出かけようと思っても、夜は寒すぎて躊躇してしまう。

ということで、夜は自宅から一歩も出ずに、シコシコとブログ記事の更新に励む。

今日はストーンズの2010年のアナログ・ボックス・セット、THE ROLLING STONES 1971-2005からVOODO LOUNGEを取り上げる。

買ったものの、レコードを聴くとなると数多くの儀式なるものが必要で、面倒に思えてほとんどと言っていいほど聴いていない。いつもはアイ・チューンに取り込んだMP3を聴く。これが一番便利といえば便利。

1994年作で、全英1位、全米2位となるもシングル・ヒットなしのアルバムとなった。

収録時間が大盤振る舞いの62分で、CDは一枚であるが、レコードでは2枚組となる。

LPは2枚組で、2枚のインナー・スリーブにそれそれのLPを収納

プラケースと紙ジャケのアートのアレンジが異なる。

プラケースのブックレットは歌詞を読み取ることができるが、紙ジャケはLPの小型版で、当然文字のサイズも同じ割合で縮小されるため、歌詞は虫眼鏡を使わないと読み取ることができない。

LPと紙ジャケのサイズの比較。これじゃ紙ジャケにある記載は全く読めない。

アルバム・タイトルや、ジャケット・デザイン、特にブックレット内の骸骨達の写真などを見ると、ちょっとおぞましい感じもするが、ジックリ聴くと結構出来の良いアルバムだ。

LPのゲート・ホールドジャケの内側。夕食時これを見てしまうと、飯旨とはとてもじゃないが言えない。

ストーンズは反体制のロック・バンドとして登場したわけだから、無理に良い子ぶる必要もないが、私的にはアウター及びインナーのジャケットのデザインの悪趣味でかなり損をしているのではないかと思う。

機会があれば、ジャケのデザインにとらわれること無く、ご視聴あれ!

ジョージの新しいボックス

2017年01月19日 | BEATLES-BADFINGER関連
助手:博士~ 大変です!

博士:何事じゃ! 此処のところブログも更新せずに、昼寝を貪りまったり感を楽しんでおったところなのに。

助手:ジョージ・ハリソンが、なんとアップル・レーベルからダークホース・レーベルまでの全活動期におけるすべてのオリジナル・アルバム13枚をボックス・セットとしてこの二月に出だすみたいですよ。

オール・シングス・マスト・パスは3枚組み、ライブ・イン・ジャパンは2枚組み、さらに2枚の10インチ・ピクチャー・ディスクが付く、計18枚がボックスに組み込まれるとの事です。

音源は、オリジナル・アナログ・マスターテープから、アメリカのキャピトル・スタジオでリマスター!

タワレコによりますと、この18枚組みのボックス、お値段なんと破格の66,949円!

ユニバーサル・ジャパンも抜け目なく、この期を逃さず紙ジャケにて全アルバムを復刻!

お値段なんと...

さらには、記念Tシャツや袋ものなど小物も便乗販売…

博士:もうよい。サクラの入ったテレビ・ショッピング見ているみたいで、気分が優れぬ。

2年前に出た、輸入盤仕様の紙ジャケCDやそのボックス・セットが、ほぼ行き渡ったから、今度は、LPのボックス・セットと日本仕様の紙ジャケの販売。

時間差攻撃で、あれもこれも買わせようとするユニバーサルの手の内は見えとるわい!

少し前までは、プラケースで所有したCDも、紙ジャケが出ればなんとなく購入しておった。

しかし紙ジャケCDとはそもそも、レコードを既に処分してしまった人たちが、懐かしいレコード・ジャケットを愛でるために、レプリカとして発売したものじゃよ。

十数年前には、レコード会社はジャケットを特に愛でるという発想で、レコードのジャケットと同じサイズのジャケットにCDをつけて、でかジャケと称し販売。

ワシもいくらか購入したが、世間的にはやはり収納スペースに問題が有ったのか、ブームとならず消滅。

此処数年では、収納スペースを考えてシングル・レコードのサイズに変更。

LPよりは小さいけれど、通常の紙ジャケよりは迫力有るよ~ 7インチサイズの紙ジャケCDはいかが?

な~んて言ってるけど、ワシにとっては、通常サイズも7インチもあまり意味がない。

何しろどちらのサイズでも、ジャケットに記された細かな文字は虫眼鏡を使わなければ判読不能。

それに通常ジャケットの場合は、文字がつぶれていて、虫眼鏡を使っても判読不能と言うケースも多い。

もうCDの紙ジャケは卒業って事じゃよ。

通りすがりの人:あなたの心はお見通し。

本当はレコードのボックス・セットの発売はかなり気になるが、6万円超の価格に手が出ない。そのため不満の矛先が紙ジャケCDに向けられる。

本当! これだから3流のコレクターは困るって話で。

博士:どうもすみません。

MASSIVE NEW GEORGE HARRISON VINYL BOXのMASSIVEと言う響きについ反応し欲しくなってしまって。

今日ふと思ったこと

2017年01月17日 | 特になし
俳優の神山繁氏が亡くなった。御歳87歳だったとか。

子供の頃、ザ・ガードマンと言うTV番組をよく見ていた。

当時は、子供だった事から、ストーリーの設定にはあまり違和感を感じなかったが、今思えば捜査権のない警備会社の社員が犯罪に立ち向かい、警察を遥かに凌ぐ大立ち回りを演じるアクション・ドラマで、ありえない設定だった。

神山繁氏は数多くの映画やTVドラマに出演してきたので、どれが一番印象に残っているかと考えれば、最近の映画で踊る走査線やアウト・レイジなんかが頭に浮かぶが、私としてはやっぱりブラック・レイン今でも頭に残る。

大阪がロケ地だったので、多分大阪府警の刑事部長かなんかを演じていたと記憶する。

監督であったリドリー・スコットの描く日本人があまりにステレオ・タイプ過ぎて違和感があったが、高倉健、マイケル・ダグラス、松田優作、アンディ・ガルシアや若山富三郎らの有名俳優と、脇をヤクザ役として國村隼、ガッツ石松、内田裕也、安岡力也、そして先日亡くなった吉本新喜劇のパチパチ・パンチこと島木譲二などが固めていて、アメリカ映画での彼らの演技を見れたのは結構面白かった。

映画の中でマイケルとアンディが扮するニューヨークの刑事達が、日本にヤクザを護送中そのヤクザに逃げられる失態を犯し、その後取りあえず混乱は収まったシーンで、マイケルはその処遇に少し不満があったようで、神山氏扮する部長に、Thank you very muchと言うべきところを日本人は英語がわからないだろうと茶化して Fxck you very muchと言った場面があった。

神山氏扮する役柄は英語がわかる設定で、その返事に対し怒り狂ったシーンがあったのを今でも覚えている。

日本人にとっては、少し頭にくるシーンであったが、最終的に事件が解決した時、敬意を込めて素直にThank you very muchと言ったシーンがあったと記憶しているので、まあよしとしよう。

私も、仕事上外国人と悶着がありあまりに理不尽なケースとなる場合は、英語でFxck you very muchと言う訳にもいかず、つい日本語で悪態をついてしまう場合がある。

とは言え、来日外国人が多くなった昨今、バカとかアホなんて言葉結構ポピュラーになってしまっているので、やっぱり我慢しておいた方が無難ではある。

それから、神山氏は遺言のような形で、葬式や戒名は不要と言っていたようだ。

いや~、これは見習いたい。私の場合はさらにお墓もいらないと付け加えておこう。

神山繁氏  R.I.P.

チョンボのおっさんNOWとROLLING STONES NOW、2016

2017年01月13日 | ROLLING STONES関連
やっちまった~!

仕事での書類を作成し、先方に送ったところ数多くの訂正箇所があり、その中の一つは場合によれば後で問題に発展する可能性もあり、先方に平謝り。

ブログの過去記事なんかもう一度みると、結構脱字や変換ミスによる誤字、文法上の誤りとか単につまらない文章等々、色々散見されるのではあるが、ブログが営利目的ではないので、たまたまブログを訪問してくださった方々の、“このおっさん~!”と呆れられた際に発するビーム光線を遥か彼方の遠方から浴びせられるだけで済む訳だが…

しかし本業でそれほど難易度の高い仕事でもないのに、とちってしまうとやっぱり問題である。

いつも通り、気を引き締めて仕事をしたつもりなのになぁ~

年齢からくる集中力の低下がミスを引き起こしたなんて言い訳すれば、“それじゃ、若い人と交代!”てなことに成りかねない。

それでも、あ~、歳は取りたくないと思う今日この頃。

ところで、豊かな声量で高音でのシャウト歌唱が売りのロック・バンドの場合は、やっぱりつらいだろね~

何処の誰とは言わないけど、その昔に聞いたレコードの音が頭に刷り込まれているから、その当時の曲をライブでキーをど~んと下げて歌われるとやっぱりギャップを感じちょっと残念。

まあ、誰しも歳を取るわけだからある程度の劣化は仕方が無い事なのだけれど。

しかし、歳を取っても昔のイメージとあまり変わらないのが、この方々、ストーンズ。

なぜなら、ミックのダル唱法って言うかぶっきらぼうな感じの中音での歌唱は、確かに若いときと比べれば声量は落ちたかもしれないが、イメージとしては昔とそれほど変化があったようには思えないので、結構得してるかもね。

つい最近、11年ぶりに新譜でブルースのカバー・アルバム、BLUE & LONESOMEを出した。

近年のアーカイブのライブ盤、それにベスト盤や旧譜のモノ盤など、古いマテリアルばっかりだったので、オリジナルの楽曲は含まれてなかったもののファンにとっては歓迎される発売となった。

但し、ストーンズのポップさを表現したのかどうか判らないが、あの濃い青と赤の色彩を使ったジャケット・デザインには閉口する。歳を取った私には、目がチカチカしてどうも受けつけないようで…

それはともかく、60-70年代にデビューしたロック・バンドがいまだに新譜を出し続けていることは、励みになる。

今週仕事における自身のチョンボで少しばかり後ろ向きになったが、ストーンズの新譜でも聴いて気持ちを入れ替え、ポジティブ指向でやっていきたいなんて思う今日この頃。

通りすがりの人:そこの、あなた! 去年ストーンズの新譜、BLUE & LONESOMEの画像アップしていたみたいだけど、もう買ったの?

私:いや~ 予算の関係で未だ買っていなくて、今のところユー・チューブの音源のお世話になっております。汗~


ファンはつらいよ、FLOWERS IN THE DIRTの場合

2017年01月08日 | BEATLES-BADFINGER関連
此処のところ、歌を忘れたカナリアって言うか、ブログを忘れたおっさんになっている。

以前は記事をアップするのが義務であるが如く、ほぼ毎日雑文を書いていたのだが、ここのところトンと意欲がわかない。

やはり、文才がないのが致命的で、一朝一夕では残念ながら収得できない能力だと思う。

子供の頃から数多く本を読み、もっと文章を書くことに親しみを持って勉学に励んでおけばよかったなんて今更後悔しても遅いのではあるが…

ブログに自作の文章をアップするのは、うろ覚えだった漢字や語彙なんかをもう一度辞書で確認したりするなど結構頭を使う作業で、これからの人生で避けることの出来ない老化現象の抑止力になるのではないかと密かに期待し、気をとりなしてキーボードに向う。

と言うわけで、ロック関連のサイトをサーフしていると、ポール・マッカートニーのアーカイブ・シリーズ第十弾FLOWERS IN THE DIRT が3月発売とあった。

びっくりしたのは、例のスーパー・デラックス・エディションなるもの価格が28,080円とあった。あまりの高額な価格設定に驚き、いつものCDやDVDのセットだけではなく、LPなんかも付属する特別なものかと思った。

まあLPが付いたとしても、この価格設定は高すぎると思い、当商品の販売会社であるユニバーサルのサイトを覗いて見ると、3CD + DVD + HARDCOVER BOOKでLPは付いていない。

また、アーカイブ・シリーズの前作だったTUG OF WARよりも、今回内容がボリュームアップされたことと、製品原価の高騰となり値上げに踏み切ったとの記述あり。

2015年のTUG OF WARが 3CD + DVD 18,360円で、今年のFLOWERS IN THE DIRT 3CD + DVD + HARDCOVER BOOK 28,080円なので、差額はおおむねHARDCOVER BOOKやその他アート系の付録によるものと考えられるが、何たる商魂、高過ぎ!

と言うわけで、歴代アーカイブ・シリーズや他の企画物の日本盤スーパー・デラックス・エディションの価格を調査すると、

2010年 BAND ON THE RUN 3CD + DVD 12,343円也
2011年 McCARTNEY 2CD + DVD 10,286円也
2011年 McCARTNEY II 3CD + DVD 12,343円也
2012年 RAM 4CD + DVD 15,429円也
2013年 WINGS OVER AMERICA 3CD + DVD + HARDCOVER BOOK 18,515円也
2014年 NEW, COLLECTOR EDITION 2CD + DVD 6,480円也
2014年 VINUS AND MARS 2CD + DVD 15,120円也
2014年 WINGS AT THE SPEED OF SOUND 2CD + DVD 15,120円也
2015年 TUG OF WAR 3CD + DVD 18,360円也
2015年 PIPES OF PEACE 2CD + DVD 16,200円也
2016年 PURE McCARTNEY 4CD 7,560円也
2017年 FLOWERS IN THE DIRT 3CD + DVD + HARDCOVER BOOK 28,080円也

2010年の一万円台前半の価格設定が懐かしい。

ところで今まで発売されたものすべて購入すると約15万円ぐらいとなる。それにこれから発売される予定のアルバムをすべて購入するとなると、現在の価格設定では25万円越えは確実じゃないか…

これを高いと感じるかは、もちろん各々の経済力とポールにどれだけ入れ込めるかだが、余計なおまけ付け過ぎって感になる。

私は一応ポールのファンと自称する身ではあるが、最も思い入れのあるRAMを除いては、通常盤にコンパニオンCDが付いたデラックス・エディションを購入、しかも価格の安い輸入盤。

その最も思い入れのあるRAMでさえ、購入時に一回ボックスを開けただけで、付属のダウンロード・カードでハイレゾ音源をPCに取り込むと、その後ボックスには手付かずのまま、ラックに4年以上鎮座。

買うことだけが目的になって、一旦所有してしまうとほったらかし。なんと勿体無い事!

中高生当時、限られた小遣いで検討に検討を重ねて購入に至ったその月のベストと呼べるべきアルバムは、結構隅々まで聴いていて今でもその内容を良く覚えている。

反対に、後年大人買いが出来るようになってから、あれもこれもって買ったアルバムは実際のところ印象は薄い。

今年からは、メーカーの宣伝に煽られず、不要なものは一切買わないと強い心を持ちたい。

博士:ええ話聞かせてもろた。おーきに、おーきに。(とまたまた急に西条凡児風の関西弁になる)

助手:博士!大変です。T.REXのSLIDERのLP再発されるみたいですよ~

博士:ばっかも~ん! 何を寝惚けておるのじゃ! 
今しがた、無駄使いは止めると言う今年の決意を述べたばかりじゃ。それに既にLPとCDで所有しているじゃないか!

助手:ですが、ゲートフォールド・ジャケットにシルバーとレッドのカラーLPの2枚組み限定盤としてシリアル・ナンバー付きで発売されるようですよ~ 

コンパニオンのLPには、オルタネイトと称して、別録のアウト・テークなどが多数収録されるとのことです。

マニアをくすぐるこの企画!

博士:いや~ ええ話聞かせてもろた。おーきに、おーきに。(西条凡児もどき、再度登場)

ブログのことは忘れても、懲りないおっさん、またまた大人買いに走るか?

だけど、輸入盤もどきの国内流通仕様のバカ高いやつは買わないよ~

三が日も終わって、今日はけだるいマンデーブルー♪♪~と山下達郎風に歌う

2017年01月04日 | AMERICAN ROCK/POPS
正月の三が日も終わり今日から、もしくは一日おいて明日から初出という人が大半であろう。

盆休みよりも、お酒が余計に入りさらにのんびりする感覚って言うのは一年を通じてそうそう味わう事は出来ないので、もう少しその余韻に浸っていたい気持ちになる。

しかし、正月にあまり思い入れのない地域はいたって普通である。

此処シンガポールでは、今年はたまたま1月1日が日曜日で、翌日が振り替え休日となり土曜日が休みの会社であれば、3連休となったものの、何か特別なことが有るわけでもなく普段通りの連休であった。

昨年の正月は、仕事で日本にいなかったし、今年は移住しているので、日本人にとって精神的な区切りとなる正月が2年連続してなかったし、四季のない年中熱帯気候の下に暮らす住人としては、なんとなく単調な日々の連続と成り、ちょっとつらい気もする。

東南アジアにおいて中国の文化の影響を受けた地域では、1月1日の正月より旧正月の休日が一年の区切りとなる。

今年は1月28日が、旧正月の1月1日になり近所のスーパーなんかでも、旧正月に食べるクッキーなどが既に販売され、旧正月モードへと突入。

しかしながら、昔は少なくとも3が日はほとんどの店が閉まっていたのだが、今では日本と同様、旧正月の初日からオープンしている店も数多く、残念ながら時代とは言え、この地でも普通の連休に正月と言うセレモニーが付け足しになっているような感覚になる。

やっぱり正月は、通常の連休では味わえない不便さも含めた非日常的な雰囲気が必要ではないかと。

例えば、日本のコンビニなんかも、正月期間中レジ担当の人が、動きづらいとは思うが、羽織袴もしくは着物スタイルで店に出てくればそれなりの雰囲気は味わえるのではと思う今日この頃である。

来年に期待したい。

と言っても、来年も多分ここで正月を迎えることになるだろう。

残念!

ところで、休み明けの初日、学校に登校するであれば、しばらく会えなかった友達とも合えるのでワクワク感は多少有るが、職場に通勤となるとやっぱり休み明けの初日は、やっぱりどこかだるく週明けの月曜日と同じ気分になることが多い。

などと言うお方には、これを聴いて元気を出していただければと…

1975年フリートウッド・マックのセルフタイトル・アルバム(邦題 ファンタスティック・マック)からの一曲、MONDAY MORNING.

元気でますよ、そこのお父さん!

Fleetwood Mac - Monday Morning