時の流れるのは早いもの。
いつの間にか4月が終わってゴールデン・ウィークに突入。
いつもなら新緑溢れる春の日にストレートお休みが続けば心もウキウキってところだけど、生憎コロナ感染拡大の影響で何の目的もなくフラリと外に遊びに行くのも憚れる寂しい連休のスタートとなった。
こんな時は自宅でレコードのお世話でもと取り出したるは、ストーンズの1972年の名盤、Exile On Main Street。
でもこれってレコードじゃないんだよね。
2005から6年にかけて発売されたでかジャケCDって代物で、LPレコード・サイズのジャケにもれなくCDが付いて来るってやつ。

(8枚中5枚のアルバムを懲りずに購入。毎度あり〜)
1997から98年にかけてCD生産量が世界的にピークを迎え、日本も御多分にもれず98年にピークを迎える。21世紀になって総生産量の減少傾向が見えだしてから、これじゃいかんともう少し違う角度でマーケットを掘り起こそう登場したのがこの企画。
特にLPはアーティステックなジャケのデザインも魅力のうちの一つとして捕らえられていたので、それじゃCD購入者にもその魅力をお裾分けって事なのかね?
私のようなただ集めるだけのコレクターにとっては珍品と言える商品でいくらかかってはみたものの、今まで開封せずに箪笥の肥やし状態。
笑ってやって下さい。

(未開封のまま)
暇を持て余した連休がスタートしたので、虫干しって感じで買って以来の二度目のご開陳と相成った。
紙ジャケCDと比べると確かに迫力はあるものの、ハッキリ言ってどうって事はない。

確かに写真はクッキリ見えてるけど、単にそれだけでした。
この企画、特に購入意欲を掻き立てるような商品になり得なかったのか、直ぐに消滅。
しかしながら5−6年前にミニでかジャケって言っていいのかどうか、7インチ・シングルのサイズのジャケとCDのカップリングなんて企画が懲りずに登場。
ただ今回は、メディアが普通のCDではなくハイブリッドのSACDが付いてきて一応過去作品と差別化を図るなど一応過去の失敗から学んだ様な…

ただSACDは再生可能だけど、うちのシステムは2chのみ! 間抜けなことに肝心の5.1chは再生出来ない。
またまた笑ってやって下さい。
まあ考えてみれば、CDコレクターにとっては7インチのジャケ・サイズだと収納に難ありって事でそれほど喜ばれるものでもなかった様な…
ダウン・ロードでの購入が主流になりCDに取って代わると思われたものの思ったよりも伸びず、今ではサブスクのストリーミングが人気を博す。
もう私の様なオジンには付いていけないこの世界、昔に買ったLPかCDをシコシコ聴いていこうではないか!
リマスターされようがリミックスされようがオジンの耳にはどれも一緒!な〜んて投げやりな気分にさせてしまう残念なゴールデン・ウィークの始まり始まり!