CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

NAKEDの謎

2017年02月23日 | BEATLES-BADFINGER関連
地下鉄の電車は何処から入れたのって考えると、一晩中眠れなくなっちゃうなんて、昭和の漫才、春日三球・照代コンビのネタにあったっけ。

ロック界にも、一晩中眠れなくなるほどって訳でもないけど、あれっ?何でそうなるのって言う謎が有る。

その一つが、ビートルズのLET IT BE とLET IT BE NAKEDのジャケのデザイン。

オリジナルのLET IT BEは、同じ大きさに4分割されたそれぞれのカラー・ポートレイトが表紙を飾る。


LET IT BE NAKEDは、同様に個別のポートレイトを使用しるが、写真フィルムの白黒ネガの映像が採用されている。


NAKED(裸)と言う題名が付いているので、収録された楽曲も出来るだけオーケストレーションを含む演奏のオーバーダブや、会話、DIG ITやMAGGIE MAEなどアウトテーク・ジャム・セッションなどが取り払われ、当時の生の演奏に出来るだけ近い雰囲気を出すよう新たな編集が施されている。

ジャケットも同様に、カラーのポートレイトから白黒ネガへの変更により再編集された楽曲と同様に、余計な物を取り去ったNAKEDをイメージしていると思われる。

しかし、よくみるとジョージの写真だけが、オリジナルのものとは異なっている。

これは如何なることか?

ちょっと出来る範囲で調べてみたけれど、明確な答えは得られなかった。

ジョージの写真のネガだけ紛失してしまったのか?

はたまた、元のジョージの写真はゲット・バック・セッションでの写真ではなかったので、他の3人の写真と統一するため写真をさしかえたのか?

いやー、オレってゲット・バック・セッションではいい思い出まったく無かったからね~ そう言う意味では、オレの微笑む写真をNAKEDに使うのもいかがなものかなと…


そっぽを向いたこれなんか結構いい味出してるけど、どうかな? とジョージが差し替えを要求。


博士:ニョホ、ホッホ~ お主思慮が浅いのう~ 

これはじゃな~、なんと日本のジョージ・ファンのためにと、MY SWEET LORDの日本盤のシングルのペラ・ジャケ用に特別にリザーブしたもので、勝手にNAKEDに再使用されたらの困ると言うことで、ジョージが却下したのじゃよ。


1991年、クラプトンとのコンサートは日本だけじゃったからのう~

なんと日本思いのジョージ。泣けてくるのう~

助手:それって本当ですか? かなりうそ臭いですが...

アァ~ 考えれば考えるほど、一晩中眠れなくなる。

な~んて事はない、今朝も熟睡ですっきり目覚める。

博士:そう快眠快便が健康の秘訣じゃよ!でも出来ればウォシュレット欲しいのう~

とやっぱり此処に落ち着く。

時にはLOOK AT YOURSELF

2017年02月22日 | URIAH HEEP
最近なんとなく、だらっ~としてしまって、腑抜けとはいかないまでも、やる気なし。

若い時なら、ここで一発当てて大金持ちになろうなんてモチベーションもあったのだが、歳を取ると大体先が読めてきて、途方も無い夢物語なんてのは現実的にほぼ起こらないと、シビアになりちょっとガッカリ。

さらにブログの更新も、また明日なんてとスキップの連続。

ふと洗面所の鏡を見てると、歳相応の自分が映っている。

ガックリ。

やっぱり若さがあったってのはよかったね、とは嘆いても、後戻りは出来ない。

今の自分に出来ることを、やるしかないのだと我に返る。

と言う事で、取り上げたのがユーライア・ヒープの1971年の三枚目のアルバム、ルック・アット・ユアセルフ。

このアルバムあたりから、ユーライア・ヒープは日本でブレイクした。

鏡を模した銀色のジャケットに、此方を見る目玉が二つというおどろおどろしいデザイン。

それにケン・ヘンズレーの弾く独特なキーボードの音色と裏声のコーラスが、デビッド・バイロンの陰のあるハード・ロック調のボーカルに絡む、まさしくこれがヒープ・サウンド。

しかしその歌詞を、いつも通り適当に翻訳してみると、

Look At Yourself

I see you runnin'
走ってるの見てるけど
Don't know what you're running from
何から逃げ回っているの?
Nobody's comin'
誰も来ないけど
What'd you do that was so wrong?
何をやらかしちまったの?

Look back and turn back
振り返って戻ってきなよ
Look at yourself
自分自身を見てみなよ
Don't be afraid, just
怖がらないで
Look at yourself
自分自身を見てみなよ

If you need assistance
もし助けが必要だったり
Or if all you need is love
必要なものすべてが愛なら
There's no point in hiding
隠れたって意味無いぜ
Tell me what you're frightened of
何を恐れているのか教えくれ

You've got a friend, just
友達だろ
Look at yourself
自分自身を見てみなよ
Don't be afraid, just
怖がらないで
Look at yourself
自分自身を見てみなよ

あれまあ!

翳りの有るハードロック・バンド・ユーライア・ヒープのイメージではなくいたって普通。

サウンドはおどろおどろしくても、歌の中身は結構現実路線。

鏡に映る等身大の自身の姿。

それ以上でも以下でもない現実の姿で、逃げ回らないで今出来ることをやれってことかね~

ところで、アルバム・ジャケットの鏡を模したフォイルで等身大の自分を眺め無いように?

歪んだ自身にビックリするよ~

エェー! 本当の鏡でみても、結構歪んで見えるって!

JUNKはいらね~

2017年02月16日 | BEATLES-BADFINGER関連
以前にも記事をアップしたが、昨夜から今朝にかけて大量のジャンク・メイルの襲撃を受けた。

特にバイアグラ関連のやつだけで、同じ文面だが送り主の異なるジャンク・メイルを約40ほど受け取る。

アクセスさせたいWEBのアドレスにはruの文字が。ロシアのサーバーか?

これ以外にも、BS/CSがただで見られると言う触れ込みのB-CAS カード購入の勧誘のメールも大量に到着。これって違法でしょうが…

それから、久々にレイバンのバーゲンの告知メイルなんかも。

フィッシングの目的なのか、はたまた本当のバーゲンの告知なのか? まあ、文面からして不思議な日本語による突っ込みどころ満載の内容なので、たとえバーゲン開催の意図だとしても偽物確定であろう。

レイバンのサングラスの80%の割引。今日限り2,499円!
(昨夜に届いたメイルに、今日限りって、バーゲン既に終了?)

バレンタイン活動期限2017-02-14 ~ 2017-02-17!!!!
(バレンタイン活動期限って?)

三つを買うなら、配達無料
(このフレーズはテンポがいいので、ラップに使えるかも~)

すばらしい!美しい光線禁止サングラス、紫外線を拒んだ!!!
(美しい光線禁止サングラスって一体どんなグラサン?)

貴族の品質+100%品質保証
(貴族の品質って所に強く引っかかるけど...)

大切な人や家族、お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて、バレンタインギフトを贈りましょう
(大切な人や家族、お世話になっている人たちに、バレンタインのギフトとしてグラサンってのもね~! 私ね、お父さんに、昨日レイバンの美しい光線禁止サングラスをバレンタインのプレゼントとして手渡したの。お父さんったら涙を流してとても喜んでいたわ~)

まあバイアグラのやつより笑わせてくれたのでよしとしよう。

ところでJunkといえば、ガラクタや不要なもの、そして麻薬なんて意味もあり、あまり歓迎されない言葉ではあるが、ロック・ファンとしては、ポールの1970年ソロ第一弾、McCartneyに収録された癒しの名曲Junkがある。


ポールの実力からすれば、一般的にはやっつけ仕事って感じのアルバムになるのかもしれないが、Junkそれに Maybe I’m AmazedやEvery Night、耳に残るインスト・ナンバーMomma Miss Americaなどが収録されていて聴き所は沢山ある。

McCartneyのJunkならいいけど、Junk Mailいらね~

朝起きて大量のメイルが、メイル・ボックスに到着。

開いてみれば、ほとんどが仕事に関係ないバイアグラに違法B-CASカード、そしてとどめはレイバンの美しい光線禁止グラサンって…

朝から力が抜けるってば!


ジョン・ウェットンの思い出

2017年02月13日 | PROG ROCK
ジョン・ウェットンってつい先日の1月31日に亡くなっていたんだね。

まったく知らなかった。

昨年6月のイエスのクリス・スクワイヤから始まり、年末のELPのグレッグ・レイク、そしてジョン・ウェットンとプログレを代表するバンドのベーシストばかり相次いで物故となった。

有名どころで健在なのは、フロイドのメンバーだったロジャー・ウォーターぐらいだろうか。

60年代後半から70年代にかけて活躍したアーティストは、今現在では60代後半か70代前半と高齢となる。

しかし最近では、医療も発達してきて80歳以上生きる人が多いので、ロジャーには、この先に彼らの代わりにもっと長生きし欲しいね。

それから、ロジャーがソロになってからはほとんど聴かなくなった。あまり小難しい内容のもので無く、是非フロイド全盛期のようなシンプルな新譜を出してほしいものだ。

ジョン・ウェットンは、80年代の始めごろスーパー・グループ、エイシアを結成した。

ファーストのエイシアを発売した1982年と言うと、ちょうど学校を卒業し働き始めた頃だ。

給料をセーブして初めて買ったオーディオ・セットはヤマハがGTシリーズを出す前のダイレクト・ドライブのプレーヤーにADCのカートリッジ、トリオ・ケンウッドのプリメイン・アンプ、そしてヤマハのスピーカーと高級ではなかったものの、薄給の新米会社員としては自慢のセットだったと思う。

その2年後、都合で海外で働くこととなったが、レコードは重いし、オーディオ・セットも電源の違いで持っていくことは出来なかったので、現地ではもっはら、カセットテープを買って車の中で聴くことが多かった。

特にエイシア、アルファそしてアストラの3部作はオート・リバースで繰り返しよく聴いた。


また、現地のレンタル・ビデオ・ショップで1983年のエイシアの武道館ライブなんていうコンサートのビデオを発見、早速借りてアパートで見た。

あれっ!ジョン・ウェットンて小太りだったっけ?

よくよく画面を眺めてみると、ジョンの代打としてグレッグ・レイクが代わりに出演していたことが判明。

グレックとジョンのボーカルではキーが違ったので、楽しめたけどちょっと違和感あったね~ 

アンコールの曲はソール・サバイバーだったような記憶が…

ところで実家においてあった自慢のセットは、誰も使わないとのと結構場所をとると言う事で、6年後無残にも廃棄処分となっていた。

俺の全青春をかけたオーディオ・セットは何処に行った~ 涙~

話は変わって、ジョンは有名どころのバンドでは、1971年のファミリーから始まり、クリムゾン、ヒープ、ロキシー、ブライアン・フェリーのバンド、UK、ウィシュボーン・アッシュなどを渡り歩き、苦節十数年ついに自身がリーダーとなるエイシアで大当たり。

こんなキャリアを持ったロック・ベーシストっていなかった。

それから不思議な事に、彼が関わったアルバムで、彼の写真が表ジャケットに登場した記憶が無い。

唯一あるのが、クリムゾンのアルバム、レッド。


ロバート・フィリップとビル・ブラッドフォードは表情が硬い、唯一はにかんでるのがジョン。

いい顔しています。

遅ればせながら合掌。


ふと食卓をみると、リンゴがあった

2017年02月13日 | BRITISH ROCK
何気に赤いリンゴが食卓に。

今日カーちゃんが、スーパーに行って買ってきたものだ。

6センチちょっとの小粒サイズで、6個でお値段シンガポールドル2.50也(約200円)。そしてメード・イン・フランスとシールが張ってある。


シンガポールでは、日系のスーパーには、日本産のリンゴが売られているが、バカ高いので買ったことが無い。

日本以外のリンゴの輸入先と言うと、アメリカの西海岸北部に位置するワシントン州からのリンゴや多分日本から苗木を持っていって中国で生産されている“フジ”ブランドなんかがよく見受けられる。

ただ中国産の農作物と聞くと、やっぱり虫除けのための農薬のかけ過ぎなんてイメージが有るので敬遠する。

そのため、最近は小粒だが甘酸っぱい味で割りと好みに合うので、フランス産のリンゴを食す。

ところで、ロック界でリンゴと言えば、ビートルズのアップル・レーベルかこれまたビートルズのドラム担当のリンゴ・スターなんかを思い起こすのであるが、今日はこのお方、ジェフ・ベック。

ルネ・マグリットが描いた馬鹿でかい青いリンゴをジャケットに使ったアルバム、BECK-OLA!


第一期ジェフ・ベック・グループによる1969年のスタジオ2作目に当たる作品である。

当時のメンバーは、ロッド・スチュワート、ロン・ウッドにニッキー・ホプキンスなど草々たる面子の参加で、これぞブリティシュ・ハード・ロック!

それからジェフ・ベック・グループと言えば、1968年に録音した前作のTRUTHのセッションで、アルバムには加えられなかったが、W.DIXONのブルース・ナンバー、YOU SHOOK MEを録音していた事を思い起こす。

翌年ZEPが彼らのファースト・アルバムで同曲がカバーされたが、なんとなくよく似ている感じが…

当のジミー・ペイジはジェフ・ベック・グループのそれを聴いた事が無いと述べているらしい。

まあ、その真偽は今と成ってはどうでもいい事で、ジェフ・ロッド組のYOU SHOOK MEとジミー・ロバート組のものを一度聴き比べてみるのも一考かと。

ふと食卓をみると、私に食べてくれ~とさっきからビーム光線を出しているリンゴがある。

マグリットの馬鹿でかい青いリンゴを食するのは物理的に不可能だが、小さなリンゴであれば、夜中に食べても胃もたれは無いだろう。

それでは、いただきます~

ふと食卓を見るとトロピカル

2017年02月11日 | AMERICAN ROCK/POPS
南国に住むと言う事は、季節季節でトロピカル・フルーツが安く食べられる。

日本でも食べようと思えば食べられるが、バカ高いし、中には味が落ちているものもありもし支払った値段相応の味が感じられないなら、二度と買うか~!てなことになる。

収穫のシーズンともなれば、近所のフルーツ・ショップにも新鮮なトロピカルフルーツが安価で山のように並ぶ。

我が家の食卓にも何気にマンゴが2個置いてある。


そして、先ほどスーパーで買ってきたバナナなんかもある。1.3キロで2.50シンガポール・ドル(約200円ぐらい)


こちらに来てバナナは毎日食べる。

さらに、虫に刺されたときのために買ったムヒの軟膏なんかも置いてある。


熱帯ではデング熱が流行していて、今住んでいるアパートの周りには薬剤が定期的に散布される。

そのため、家の中に蚊が入ってくる事は思ったより少ないと言うかほとんどないため、ほぼ新品の状態である。

ムヒは現地では無比膏という商標で販売されているが、アルファベットに置き換えるとMOPIKOとなり、無比膏はモピコ~と発音されるみたい。

ところでトロピカルと言えばやっぱりこの人、デイブ・メイソンの1975年作スプリット・ココナッツだろうか?

ジャケットが本当にトロピカル・ムードをかもし出している。


とは言え、トロビカル・ムードに浸れる曲といえば、2曲目のバディー・ホリーのカバー、CRYING, WAITING, HOPINGぐらい
か?

あとはいつもどおりのメイソン節、ファンキーありフォーク調あり、ギター・プレーも冴えるいいアルバムだと思う。

せっかくテーブルの上に私に食べてくれ~とさっきからビーム光線を出しているマンゴがあるので、食べることにしよう。

いただきます~

ちょっと暇な金曜日の昼下がり

2017年02月10日 | 特になし
助手:それにしても、毎日よく飽きもせず沢山のジャンク・メイル送り続けて来ますね~

博士:本当じゃのう~

仕事に使うメアドには、注文書の発行とか見積依頼と称して詳細は添付のファイルをオープンて言う内容が記されているジャンク・メイルが多い。

もしそれをオープンすると、コンピューター・ウイルスがPC内に進入するか、架空のサイトに案内されることによりPC内の重要なデータを根こそぎ抜き取られることになるのう~

助手:ネット上での詐欺行為、所謂、フィッシングってやつですね。英語で書けばPhishing.

言葉の由来は、諸説あって、Fishing(釣る)が訛ってPhishingと言う人もいるようですが、フリーキング(Phreaking)と言う音声によって電話網を不正に誤作動させる悪質な行為から来たものとWIKIには載っていますね。

博士:ワシの個人のメイルには、英文でよく仕事紹介しますよとか、日本語で写真できましたので添付のファイル参照して下さいだとかのメイルが頻繁に来るのう~

それに、これはフィッシングかどうかわからないが、バイアグラとかその他の薬品の購入の勧誘なんてのも結構ある。

今更、薬を飲んで下半身膨らましたところで、特にいいことはあるとは思えないがのう~

助手:アンチ・スパムのソフトを入れていますから、ほとんどのメイルはジャンクと認識され消し去られますが、中にはメイルに工夫が施されフィルター網に引っかからずにINBOXに辿り着く猛者メイルもありますね。

博士:たとえアンチ・スパムのフィルターを通過したとしても、その内容や送り主を見ればスパム・メイルだと一目瞭然。

この厳しいフィルター網を健気にも掻い潜ってきたとは、おまえも愛い奴よのう~ しかし此処で消えてもらわぬと~って感じで、非情のデリート・ボタンをポチッと押すのじゃよ。

あー、すっきりした。

助手:なんだか、博士の仮の姿って時代劇の悪代官のような…

博士:悪代官は、大きな屋敷に住んで、さらに屋敷内には千両箱がいっぱい転がっているが、ワシの場合はうなぎの寝床みたいな住居に、スーパーでの買い物で貰うつり銭の小銭ばかりが転がっておるのじゃ!

特に1円玉を中々使う機会が無いので、最近は出来るだけカードで清算をしておる。

助手:ところでロックなんかでも、仮の姿と言うかアルバム制作において架空のバンドをつくり新たな魅力を出そうとする工夫を見かけますね。

博士:有名なところでは、ビートルズのサージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドじゃのう。


助手:CCRも4枚目のアルバムで、ウィリー・アンド・ザ・プアー・ボーイズなんて登場していますね。


それに、CCRが解散したとき、実際はジョン・フォガティーンのワンマン・バンドなのにブルーリッジ・レンジャーズが登場。


デビット・ボウイーはジギー・スターダスト・アンド・スパイダーズ・フロム・マーズを登場させる。


さらにエルトン・ジョンは、そこからインスピーレーションを膨らませたのかどうか、化粧したデビッド・ボウイーのようなグラム系バンド、ベニー・アンド・ジェッツがイエロー・ブリック・ロードのアルバムに登場しますね。


博士:こうすることによって、バンドの活動の方向性が新しく生まれたり、またメディアの注目を受けたりという戦略じゃないかのう~

助手:我々も架空のバンドを作り、このブログに新しい展開を模索してみるってのはどうですかね~

バンド名はそのままで、プロフェッサー・アンド・アシスタンツ!

博士:バンド結成といっても、ワシはド下手の3乗レベルのギターの腕前じゃし、それ以外は木魚とお鈴ぐらいしか操れんぞ!

君はなにか出来るのかね?

助手:強いて言えばカスタネットとトライアングルですかね~

博士:架空バンド結成絶対無理、全部打楽器じゃないか!

ジャラーン~(ギター)、ポク・ポク・ポク・ポク(木魚)、カチャ・カチャ・カチャ・カチャ(カスタネット)、キーン(トライアングル)、チーン(お鈴)

シュガー・ダディーって?

2017年02月05日 | AMERICAN ROCK/POPS
Well I need a sugar daddy
もち、私にはシュガー・ダディーって必要よ
He could be my friend
彼は友達でいれるし
And if I needed a little money
で、もしお金が必要なら
I know he would lend me, lend me a hand
彼なら貸してくれるし、手を差し伸べてくれるわ
But when it comes to love
だけど、恋愛となると
He'd better leave me alone
一人にして欲しいわ
'Cause I've got you baby
だってあなたがいるもの
And you give me all the love I need
あなたは私にすべての愛を与えてくれる
Yes you give me all the love I need
そう、すべての愛を与えてくれる

リンジー・バッキンガムとスティビー・ニックスが加入した新生フリートウッド・マックが1975年に出したセルフ・タイトル(邦題はファンタスティック・マック)のアルバムに収録された、クリスティーン・マクビィー作、シュガー・ダディーって曲。

軽快なロック・ビートにのって楽しげに歌われるが、実は援交についてうら若き女性が現実をかく語ると言う歌である。

もちろんシュガー・ダディーって、実の父ちゃんの意味ではなく、若い女性に甘いパパさんのことである。

お金を持って若い女性にやさしく迫っても、彼女たちはそれは本当の愛には繋がらないって思っている。

まあ損な役回りであるが、このシュガー・ダディーって誰もがなれるわけではない。

お金も暇ももてあまし、さらに若い女性に気に入られる容姿でなくてはならない中々シビアな条件となり、周りにはシュガー・ダディーはほとんど見かけない。

まあ、シュガーで有ろうが無かろうがやっぱり私のような貧乏暇なしのオッサンはお呼びで無い。

何気に洋楽を訳すと、メロディーのイメージとは異なる内容の歌でちょっとドッキリ。

ジョージのWah-Wahって?

2017年02月04日 | BEATLES-BADFINGER関連
Wah-Wah, you've given me a wah-wah
俺に対してワァー・ワァーって言ってきたよね
And I'm thinking of you and all the things
君の事やすべて事について考えているんだ
That we used to do wah-wah-wah-wah
つまり、かって俺たちがやってきた事なんかね
Wah-wah, you made me such a big star,
君は俺をビッグ・スターにしてくれた
Being there at the right time
ちょうどそこにいただけでさ
Cheaper than a dime
でもちっぽけなことさ
Wah-wah wah-wah wah-wah
You don't see my crying
君は俺が心の中で泣いているなんて知らないだろうし
You don't hear me sighing
ため息ついてるのも聴こえいない
Wah-wah, now I don't need no wah-wahs
もうワァー・ワァーなんていらないよ
And I know how sweet life can be
人生をいかに楽しく出来るかって解っているから
So I'll keep myself free
自分自身を自由にキープしていくつもりさ
Of wah-wah wah-wah wah-wah

ジョージのオール・シングス・マスト・パスに入っているワァー・ワァーって曲。


フィル・スペクターによるウォール・サウンド全開の、曲名と一致した賑やか過ぎのアレンジ。

だけどふと歌詞を見ると、派手なサウンドに隠れて辛らつな内容。

心の中の叫びって言うか、誰かに対して非難めいたものだってすぐにわかる。

つい先日暇だったので、ユー・チューブでコンサート・フォー・ジョージなる映像を暫し鑑賞。



コンサートも終盤に差し掛かり、アップ・テンポのこの曲がオールスターの面子で演奏されたのだが、その昔辛らつに非難されたと思しき方が、この歌俺とは何の関係もないもんね~って感じでピアノを弾いて参加している。

まあ、この曲が始まったからって、一人だけステージから降りるわけにもいかないし。

ジョンとポールは結構やり合っていたし、リンゴはホワイト・アルバムのセッションの時、一時的ではあったがバンドから抜けたり、弟分のジョージはいつもポールに文句を言われたりと、バンド内でのフリクションは結構あったみたいだけど、これって周りが考えるほど当人たちはそれほどシリアスに思っていなかったのかな?

それに歳を重ねるとやっぱり刺々しさは徐々に無くなっていくのかも。

そう言えば、オレも最近丸くなったな~

地味頁:単に食いすぎ! それって糖尿病軍団の基本体型。


ちょっと気になったので

2017年02月03日 | 特になし
数日前、JASRACが音楽教室にもJASRACが管理する楽曲に関して著作権料を徴収するようなニュースが出ていた。

確かに、作者にとって、著作権は守られていないと第三者による違法コピーやパクリによって商売上がったりになるわけだが…

しかし音楽教室によっては、教材として使用する曲が異なる場合もあったり、JASRACによって管理されていない楽曲を使用する場合もある。

誰某が作った曲が音楽教室で使用されたため、JASRACがそれに従って厳密に課金し、いくらかの金額が作者に還元させるのであれば理解は出来るのだが、もし著作権料として音楽教室に一律の使用料をチャージするのであればやっぱり納得がいかない。

その場合、課金されたお金は一体何処に行くのであろうか?

このブログでも、時たま楽曲の英語の歌詞をひっぱってきて、下手な日本語訳を披露する場合がある。

個人的に翻訳を楽しみたいため歌詞をコピーしたと言っても、JASRACによって管理されている楽曲で且つブログが営利目的でアフィリエイトを利用しいくらか稼いでいれば、問題となるかもしれない。

幸いなことに、アフィリエイトを利用していないし、一日に何千とか何万回もアクセスされるような人気ブログでもないので、まあ問題はないとは思うが…

インターネットが発達しCDがあまり売れない時代になったから、JASRACとしても今まで通りではジリ貧は目に見えているため、取れそうなところに対しては行動を起こすと言う考えなのかも知れないが…

昔と比べて、いい意味での大らかさと言うのはだんだん失われていくようだ。

キンクス、癒しの薦め

2017年02月02日 | BRITISH ROCK
ビートルズで言えば60年代中期のラバー・ソウルやレボルバーあたりで、今までのビート系のロックから、進化したサウンドがちらほら。

サイケデリック・ロックなんて名称も登場しブームとなり、多くのバンドがその新しい動きに追従した。

世の中、その進化したサウンドが流行中、そのムーブメントにあえて逆らったのかどうか、キンクスのリーダーのレイ・デイビスが2年の時間をかけて世に出したのが、1968年作、ヴィレッジ・グリーン・プリザベーション・ソサエティ、すなわち田舎によくある緑豊かな公園(ヴィレッジ・グリーン)を保護する架空の団体がタイトルのコンセプト・アルバム。

イギリスのノスタルジーや田舎の生活に敬意を表した内容と言われていて、それに伴って演奏はいたってシンプルで大人しめ。

かってキンキー・サウンドと言われた派手目のエレキ・ギターのサウンドは何処やら。

たとえ時代遅れだなんて評論家にアルバムを扱下ろされても、ファンのサポートがあれば大丈夫と言いたいところだが、アルバムの売れ行きは最低だったようで。

彼らが、デビュー当時のキンキー・サウンドなる路線を続けていけば、その後どれほど成功したのかとファンとしてため息を付くのは私だけではないはず。

しかしながら、世の中の風潮はあえて無視し、自身のやりたいことを貫いたのは凡人には中々出来ない結構凄いことではないかと…

まあ、このようなへそ曲がりのところが、熱狂的なファンにとって愛されるところなのかもしれない。

またまた、やってくれましたね~ でもついていきますって感じで。

このアルバムは、発売当時は評価が低かったのであるが、後に再評価され名誉回復。

チャートに載るようなヒット曲も収録されていない地味なアルバムではあるが、何度もアルバム全体を繰り返して聴けばあら不思議、自然に体に染み入り悪くない。

これに馴染めば、彼らのRCAレーベル時代の難関アルバム、プリザベーション・アクト1や2もクリヤー出来るかも?


時代のスピードに逆行するのんびりした感じで、癒し系サウンドと言える。

そこの時間に追われているロックファンの方々、もし機会があれば一度お試しを!


ブログ2周年記念のスピーカー談義

2017年02月01日 | 特になし
パチパチパチ

助手:博士!ブログ開設2周年おめでとうございます。

博士:拍手が少なくてちょっと寂しい思いもするが、あっという間の2年じゃったのう。

まさか2年も続けられるとは思わなかったよ。

助手:そう言わずに、気を取り直して。
ところで、2周年記念のネタはどうしましょうか? 昨年は、ブログ開設の一番目の記事がビートルズのA HARD DAY’S NIGHTに関したことから、A HARD DAY’S NIGHT祭りなんてのを開催しましたが…

博士:そう言えばそうじゃった。しかしながら、沢山のA HARD DAY’S NIGHTを紹介したものの、英初回盤のイエロー・パーロフォン・レーベルだとか、1964年の日本初回盤、オデオン・レーベル、OP7123半掛け帯付とかインパクトの有るレコードなどが皆無じゃったから、結構しょぼかったのう。

助手:でも日本盤の半掛け帯付なんて、ヤフオクじゃ何十万円というような落札価格が設定されていて、とてもじゃないが手にすることは出来ませんね。

中古レコードの価値を良く判らない人であれば、1枚の中古レコードが数十万!と言われると、一体それ何!ってなりますよね。

博士:その通りじゃ。

一昔前の中古レコードの価値を知らないハード・オフの若いスタッフであれば、ジャケはペラでしわ多し、レコードは、カラー・レコードだがくすんだ赤色で見栄えが悪い、そしてレコードの表面も薄い擦り傷やレーベルにヒゲ散見、締めとして帯は半分の長さしか残っていないって事で、一枚百円のジャンク箱行きってことになりかねんからのう。

中途半端なレコード・マニアのワシとしては、中古のレア盤に大金を投資するより、新しいスピーカーかレコード・プレーヤー買ってみたいと思うのじゃ。特にスピーカの更新は音の再生に一番影響が出てくるからのう~

助手:スピーカーと言えばやっぱりJBLですか?

博士:そうじゃのう~

30センチのウーファを搭載した、4319、4312Eそれにホーン付きちょっとお高い4429などのスタジオ・モニターってやつあたりかのう~(これらのスピーカーはすぐに手の出る価格ではなく、単に憧れているだけ)


やっぱり30センチのウーファはすざましい迫力を持っておるからのう~

助手:ところで JBLってアメリカのメーカーなのにスタジオ・モニターって種類のスピーカーは、アジア地区、特に日本中心に販売されているだけってのが不思議ですね。

博士:アメリカやヨーロッパではJBLまったく見ないからのう。

助手:そう言えば、JBLと並ぶ大口径の人気スピーカーだった、アルテックも一時PC向けの小型スピーカー作ってましたが、まったく見なくなりましたね。

最近の主流は、縦長のトールボーイと呼ばれるスピーカーで、JBL30cmのウーファに対して、20cm程度の小ぶりのウーファを複数つけてカバーするような設計になっていますからね。縦長で幅が狭いため、設置スペースもあまり取らないし、またスピーカー・スタンドを購入しなくとも、ツィーターが大体耳の高さにくるような設計で、合理的といえますね。

博士:まあ、どちらがいいかは、聴き手の感性で判断されるが、やっぱり70年代からロックを聴いているワシのような古い人間にとっては、戦艦大和搭載の大口径の主砲の一発のシンプルさにあこがれる。

ところでワシもその昔JBLのスピーカーを使っていた、と言っても予算と設置スペースの関係で一番安くて小さいコントロール1購入。


そしてPCには親会社のハーマンからJBLブランドで出た、アクティブ・スピーカーでウーファーのついたパワーユニットの形が、スター・ウォーズのダース・ベーダーの黒色ヘルメットにそっくりのCREATURE。


残念ながら、両スピーカーとも数年後にスピーカーのコーン紙が破れ、廃棄処分とあいなった。

何しろ、正規で修理するより、新しいものを買ったほうが面倒でないという価格設定だったからのう。

もちろん、コントロール1をそのまま廃棄するのはもったいないので、同じインピーダンスで且つ同じ取り付けサイズの安物のスピーカー・ユニットを買って付け替え、私的JBLカスタムというか偽JBLとしてその後数年間は楽しんだわけじゃが。

助手:スピーカーだけでなく、海外の高額商品、例えば車や時計の修理なんかでたいしたことのない小さなパーツを交換するだけで、高額な請求書がやって来ますからね~ 

本当心臓止まっちゃいますね。

博士:と言うわけで、今持っている国産の古い~デンオンとソニーの2組の安物スピーカーを壊れるまで使い続けると言う結論に達したのじゃ!

と2周年も相変わらずしょぼい話で幕が上がった。