CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

またまた懲りずにカラー・ヴァイナル

2024年06月30日 | S&G and etc.

真夏の夜、あたかも誘蛾灯の輝きに誘われるが如く、エメラルド・グリーンの輝きに魅入られてまたしても買っちまった~!愚かなオイラ。

それはサイモンとガーファンクルの1972年のGreatest Hitsで、昨年日本のソニーで再プレスされた。

彼らのベストものは彼らが残したオリジナル・アルバムより数多く出回っているベタな存在であり、またこのアルバム既に黒盤で所有している。しかし何故かエメラルド・グリーンに輝くカラー・ヴァイナル仕様には抗えないダメなオイラ。

将来レコードの価値が上がって高額転売を目指す様なレア盤なら買ってそのまま放置しておくのもアリだが、普通は再生してこそ価値がある代物。

てなことで、何度も聴いてきた音源ではあるが針を落としてみると、やっぱり新品は傷などによる雑音が皆無なので精神的によろし~

今回特に印象に残ったのは、ライブ音源のFor Emily, Whenever I May Find Herですかね。

アート・ガーファンクルのファルセットを使わず高域をスタジオ録音と同じレベルで歌っているのがすごい。まさにエメラルド・グリーンの盤にマッチする透き通った声だった~!

な〜んて、決して無駄使いではないとなんとか肯定的にこの場を収めたい懲りないオイラ。

でも普段はPCにダウンロードしたデジタル音源を聴いている身からすれば、現実的にはあと何回この盤に針を落とすのかな?


手付かずのレコード・アルバム

2024年06月29日 | AMERICAN ROCK/POPS

第二次世界大戦終了後、旧ドイツ帝国の首都ベルリンが二分され、さらに東西冷戦が継続したことで1961年にベルリンの壁が建設され完全に孤立した状態となった旧西ベルリン。そんな閉鎖空間の中で形成された精神的退廃。それにドラッグが絡んでくると健全な夢も希望も見出せない。

ルー・リードの1973年のアルバム、Berlinはそんな状況下で逃げ場を失った主人公と娼婦のカップルの破滅を描き、そんな暗~い映画の様なストーリーをロックで表現を試みたトータルな作品となっている。

サウンド的には、プロデューサーにアリス・クーパーや後期ピンク・フロイドの作品で有名なボブ・エズリン、ベースにジャック・ブルース、ギターはアリスのレコーディング・セッションに参加しているスティーブ・ハンターとディック・ワグナー、ドラムスはエインズレー・ダンバー、キーボードにはスティーブ・ウィンウッドやブルー・ウィーバーなど一流どころが参加しているのでしっかり作り込まれている。

ただヒット・チャートを意識したポップ・アルバムではないので、一度聴いたぐらいでは中々個々のメロディーを記憶に刻めない。

英語が苦手なオイラとしてはまずは歌詞の和訳とアルバム・ジャケやブック・レットを飾るそれぞれの写真を基にまず自分なりにストーリーを構築して理解を深めていくことが第一歩ですかね。

そんなこんなでこのアルバム買ってみたものの長~い間手付かずになっている。

今日は既に4回通してこのアルバムを鑑賞しているところ、まだまだオイラの体に馴染むには時間がかかりそう。

ワイルド・サイド歩いた方がまだまだ楽ちん。


80年代もいい曲あるね

2024年06月28日 | AMERICAN ROCK/POPS

1971年、エピック・レーベルからLPを出しメジャー・デビューを果たしたREO Speedwagon。大ヒットはなかったけれど中堅バンドとして息の長い活動を続けて70年代を駆け抜け、1980年9枚目のスタジオ・アルバム、High Infidelityでついに全米1位の大ヒットを達成。

1982年にアルバム、Good Troubleを出し、その後約1年間のブレークを挟んで1984年にアルバム、Wheel Are Turnin’でカム・バック。

High Infidelityが出た時のインパクトと比べると、少々物足りないと感じるものの印象的なパワー・バラードは健在。シングル、Can’t Fight This Feelingは全米1位に輝く。

80年代もいい曲が沢山あると改めて認識した次第。


もうすぐ夏、その2

2024年06月27日 | AMERICAN ROCK/POPS

夏といえば、やっぱりビーチ・ボーイズ。

60年代から70年代にかけて数多くの作品を残しているが、気軽に楽しむならやっぱり彼らのベスト盤がよろしい。

1974年に出たコンピ・アルバム、Endless Summerは当時LP2枚組、1962年から1965年の初期サーフィン・ホットロッド系を中心に20曲を収録。全米1位でミリオン・セラーとよく売れた。トータルの収録時間が短めだったこともあってあっという間に聴き終える。

その後、いろいろなベスト・モノが発売されるが、彼らの全期間における音楽活動の集大成のコンピ・アルバムの決定版といえば、2003年のSounds Of Summer。CD2枚組で1962年から1988年のヒット曲、Kocmoまでの計30曲が収録されている。

そして、2022年に60周年記念盤としてSounds Of Summerが増補改定され、なんとCD3枚組で計80曲収録で発売された。

新規にリミックスされたお馴染みの曲に中・後期に出たアルバムから収録された知らない曲も新鮮に聴こえ、これがあれば暑い夏もサラッと乗り切れるかも…

いやいや、音楽を聴くだけでは梅雨明け後の猛暑日・熱帯夜の連発は甘くない。

基本に帰って、ここはランシャツとトランクス一式の戦闘服の着用一択かな…


もうすぐ夏

2024年06月25日 | AMERICAN ROCK/POPS

夏といえば、オイラが若かった頃サーフィン出来ないくせに格好だけはOPのTシャツと半パンにアロハを纏いビーチ・サンダルを履いていた時期があったね。

そんな偽サーファーをも魅了したのがサンフランシスコ出身のロック・バンド、パブロ・クルーズ。

70年代の後半、彼らとハワイのロック・バンド、カラパナは爽やかな夏と海を感じさせサーファー達の間で人気を分け合った。

彼らの1977年のサード・アルバム、A Place In The Sunは、前作のLife Lineの全米139位から一気に6位と大ブレーク。

ウエスト・コーストの爽やかさにちょっぴりファンキーでポップな要素を絡ませた曲は夏にぴったり。

あれからかなりの月日が流れオイラの夏の定番ユニフォームといえば、偽サーファーもびっくり、ランニング・シャツに薄いトランクス一枚がデフォとなる。

ああ~、あの頃に戻りたい。


ストーンズの古〜いシングルでも

2024年06月24日 | ROLLING STONES関連

ビートルズもそうだけれど、ストーンズの初期の頃も欧米でそれぞれ独自にシングルやLPを企画・編集し発売していたので英米盤全て収集するには結構大変でコレクター泣かせのアーティストだった。

日本ではストーンズはロンドン・レーベルから販売されていたので基本アメリカ盤に準拠していたもののジャケのデザイン違いもあって初回日本盤を集めるとこれまた難易度の高いものとなる。

オイラの様な4流コレクターなら安けりゃ良いという事で、安物の中古盤が目についたなら気分次第で買ってみる。

本日は昔々中古で買った彼らの初期のシングルをレコード棚の奥から発見したので早速聴いてみることに。

取り出しましたるは、1964年アメリカで少々拙いながらも初めてジャガー・リチャード名義で発売された記念すべきシングル、Tell Me(全米26位)と同年の別シングル、Time Is On My Side(全米6位)がカップルされたダブルAサイドの 1968年に出た日本編集盤のシングル。

まあ古い音源だから今の人が聴けば牧歌的な少々間延びした感じに聴こえるかもしれないけれど.... これはこれで味がある。

60年代日本でバンド活動していた連中なんかはビートルズよりストーンズに憧れていたみたいで、俺たちは必ず成り上がってやるとギラギラと野心に満ちたやんちゃな連中って印象に共感したのかな。


軟弱なオイラです

2024年06月23日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連

自称博士と称してロックの真髄を求め日夜研鑽に励むオイラ。

本日は第3期のパープルを取り上げてみようとCD棚の奥から2009年発売のStormbringer35周年盤を久々に取り出した。

この再発盤はCDとDVDの2枚組で、CDには従来のアルバムのリマスター音源とベーシストのグレン・ヒューズがリミックスした5曲がボートラとして付いてくる。DVDの音源は当時4chのマルチで収録された音源を5.1chにリミックスした音源と2chのステレオ音源の2種類が楽しめる。

実はDVDの再生機能がテレビに接続してあるブルーレイ・DVDレコーダー以外になく長年未聴であったこのDVD音源、本日初めて聴いてみることに。

ちなみに手持ちのアップルのPCには光学ディスク・ドライブが搭載されないので、安物の外付けDVDドライブを買うことに。但し5.1chのマルチ音源は再生システムを所有していないのでステレオ・バージョンのみの鑑賞で喜び半分。

このステレオ・バージョンを一聴して、わざわざDVDドライブを購入したものの、オジンの耳には些細な変化。

オリジナルのステレオ・バージョンと比較すると確かに違うのだが、どちらが良いとか悪いとか詳細に聴き比べする気力は湧いてこない。

日夜研鑽に励んでいるって言ってる割には相変わらずポンコツなオイラ。

叱ってやってください。

 


アメリカに来てよかった! 

2024年06月22日 | R&B

アベレージ・ホワイト・バンドといえば、スコットランド出身のガチ白人ファンク・R&B・バンド。初めて聴いた時はアメリカの黒人バンドかと思った。

かってスコットランドで活動していた面々が1972年にロンドンでアベレージ・ホワイト・バンドを結成し、1973年頃エリック・クラプトンのコンサートのサポート・バンドなどをの下積みを経て、ようやく自身のデビュー・アルバムを出すことに。

そして翌年新たな活動場所を求めてニューヨークに移住という変わり種。

1975年に出したセルフ・タイトルのアルバムはプロデューサーにビー・ジーズの大ヒット・アルバム、Main Courseを担当したR&B系のアリフ・マーディンが起用されなんと全米1位・全英6位と大ブレーク。またシングル・カットされたインスト・ナンバー、Pick Up The Piecesも全米1位に輝く。

あたかも夜の繁華街をクルージングする車から聴こえてきそうな都会的な雰囲気を持つアベレージ・ホワイト・バンドの演奏。

ちなみにその昔オイラもスコットランドに仕事でお邪魔したことがあったけれど、その時は青空の見えぬどんよりした曇に覆われ、また街並みも派手な建物はなく保守的で全体的に灰色のイメージだった。

彼らがそのままイギリスに留まっていれば、場違いって感じでなかなか芽が出ずパブ・バンドで終わっていたかもしれない。


クラシックとロックの融合

2024年06月21日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連

1969年の英国ツアーを最後にボーカルのロッド・エバンスとベースのニッキー・シンバーがバンドから脱退。

そしてイアン・ギランとロジャー・グローバーらが新しく加入し、ここに第2期ディープ・パープルが誕生! 

当時、レッド・ツェペリンなど新しいバンドが誕生しサイケデリックからストレートなハード・ロックへと人気がシフトし始めた頃、当然リッチー師匠、それまでのサイケデリックやクラシックの要素を持ち込んだロック・サウンドからここで時流に乗ってもっとストレートなものに衣替えするものと考えていたら、リーダでもあるジョン・ロードの反対にあいこれまでの路線を継承するとの事に。

てな事で、第2期パープルのデビュー作はジョン作のクラシックとロックが融合した交響曲をロイヤル・アルバート・ホールにてロイヤル・フィルと共演したライブ盤、Concerto For Group And Orchestraとなった。

ジョン:クラシックとロックの融合、これぞクラシック・ロック! バンザイ~

ところがリッチー師匠曰く、初めからこのプロジェクトには乗り気でなく、また圧倒的な芸歴を持つ著名オーケストラ故何だか見下された様な気分で心中穏やかではなかったそうな。

まあ試みとしては悪くはなかったと思うけれど、やっぱり一般的にはそれほどウケが良くなかったみたいで、次作はリッチー師匠の要望に応え完全ハード・ロックのIn Rockが制作されることに。

もし、ジョンがもう一枚クラシックとの融合を図ろうものなら、リッチー師匠はバンドから脱退してたかも…


パリス、誰それ? ヒルトン?

2024年06月20日 | American Hard Rock

知っている人は知ってる。知らない人は、誰それ?

当時、なぬ~ 第二のZepか?って局地的に噂に登ったハードロック・バンド、パリス。

1974年、フリートウッド・マックを脱退したギタリストのボブ・ウェルチが元ジェスロタルのベーシスト、グレン・コーニックと元ナッズのドラマー、トム・ムーニーらとまさかのハードロック・トリオを結成。

そして1976年についにセルフ・タイトルのアルバムParisが完成。

当時70年代初期隆盛を誇ったハードロックも下火となりディスコやパンクがこの世の春を楽しんでいて流石のオイラもちょっとがっくりしていた頃、“ボブ・ウェルチ、よくやってくれた!”と普段涙を見せぬオイラも感涙に咽ぶ事に…

まあ、オイラを含む日本のロック・ファンには多少受けたかも知れないが、英米ではチャート・インすることもなく、同年矢継ぎ早に出したセカンド・アルバムも全く噂にも登らないほどの惨憺たるセールスに終わりバンドは解散。

ただボブ・ウェルチがパリスのサード・アルバムとして準備していたプロジェクトが翌年ポップなソロ・アルバム、French Kissとして生まれ変わり全米12位の大ヒットとなった。

ポップさに磨きがかかったとは言え芸風はそんなに変わらないのに、世の中本当に解らないものだ。


Mannaのセカンド・アルバム

2024年06月19日 | JAPANESE

ここ最近80年代の日本発シティー・ポップスが再び注目を集め、なんとそれらの中古盤が発売当時の価格を上回るような結構な値段で取引されているそうな。

慢性金欠病に罹患しているオイラにはとっても手が出ない。てな事で本日は昔買った70年代末に登場したニュー・ミュージック系女性シンガー、Mannaのレコードでも。

1979年に細野晴臣らティン・パン・アレイ系のミュージシャンの洒落たアレンジのバックにデビュー・アルバム、Chabako Trickを制作。当時ラジオでオン・エヤーされていたYellow Magic Carnivalに登場するとぼけた感じに聞こえる柳昇さんのフレーズについ惹かれて買っちまった。

そして翌年にはセカンド・アルバム、Mannaを発売。当時局地的にオン・エヤーされていたTokio通信にこれまたハマってつい買っちまった。

アメリカン・ポップス調のふんわりとした歌いっぷりがこの人の特徴で、結構癒されます。

ただ彼女のソロ・アルバムはこれら2枚しか出なかって、もう少し続きが聴いてみたかったね。

ちなみに歌謡ポップの第一人者である筒美京平氏の作品が4曲入っている。

 


ビートルズのEPについて語ってみる

2024年06月15日 | BEATLES-BADFINGER関連

1965年の12月、日本では翌年の3月に発売された、ビートルズの革新的なアルバム、Rubber Soul。

日英では、4曲入りのEP盤が発売された。その選曲がそれぞれ違っているのが興味深い。

日本では33 1/3回転の7インチ・コンパクト盤として、ミッシェル、ガール、ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)と消えた恋(What Goes On)を収録。かたやイギリス盤にはNowhere Man、Drive My Car、MichelleとYou Won’t See Meがカットされた。

英盤はアルバムを代表する曲を上手く選択しているが、一味違う日本盤の選曲、特にリンゴが歌う消えた恋が収録されていて、この曲はシングル盤、ひとりぼっちのあいつのBサイド扱いの曲で、アルバムを代表する曲の一つかと問われると…

What Goes On、一体何が起こっている?

まあ”日本人はメロディアスな曲がお好き”と”リンゴを忘れちゃいけない”って事ですかね。

アルバムではボーカルを取る機会が少なかったものの、バンド・メンバーを繋ぎ止める重要なリンク役を務めるリンゴに日本のレコード会社が敬意を表した?

むむ〜 相変わらず、くだらないこと語ってるね。

どうもすいません。


Against The Windはやっぱり無理

2024年06月14日 | AMERICAN ROCK/POPS

ニュー・ジャージー出身の著名なシンガー・ソング・ライター系ロッカーといえばブルース・スリングスティーン。

じゃあ、デトロイトならやっぱりこのお方、ボブ・シーガー。

10歳の時、父親が家を飛び出し経済的に苦しくなるなか、高卒で60年代からプロの音楽活動をスタートするもなかなか芽が出ず、1974年にバック・バンドとしてシルバー・ブレット・バンドを結成した頃からようやくその存在を認知されるようになった苦労人。

そして1976年にキャピトル・レーベルから発売された9枚目のアルバムNight Moveが全米8位となりついにブレークを果たし、その後の10数年の活動でも安定してヒット・アルバムを出し続けていく。

本日はボブ・シーガーの1978年に出した11枚目のアルバム、Against The Windでも。

流されて生きてきた日々は過去のこと、今じゃ物事に対して誠実に考え生きていく。

この歳になって、例え向かい風であっても駆け抜ける。

おぉ~、Against The Wind泣けるね。

だけど今まで人生の河にどっぷりと浸かり流れ流されてきたオイラにはチート耳の痛い話でもある。

そう明日からでも遅くない、逆風に立ち向かおうではないか!

とは言え、足腰の弱ったオジンにはハードルが高い。

追い風でなんとかお願いします。


忘れられたSunflower

2024年06月13日 | AMERICAN ROCK/POPS

ビーチ・ボーイズは1966年のPet Sounds発売の後、次作のSmileプロジェクトが上手くいかずリーダー格のブライアンは精神的に不安定に陥り、その後アルバムを制作するもイマイチ思った結果が出ず低空飛行。

そこで1962年のデビューから在籍していたキャピトル・レーベルからワーナー系のリプリーズに移籍し新規一転を図った。その第一弾のアルバムが1970年のアルバム、Sunflower。

ビーチ・ボーイズらしい良いアルバムに仕上がったと思いきや、当時のアルバム・チャートでは全米151位とそれまでの最低の記録となった。

これって70年代に入ってリスナーの嗜好も社会情勢の変化と共に移り変わっていくので、当時のリスナーから共感を得ることが出来なかったのかな?

ただ半世紀を超えて改めて聴いてみれば、今更60年代とか70年代の境界線なんて特に意識しないわけで、オイラとすればビーチ・ボーイズの作品のひとつという括りの中では綿密に作り込まれた評価の高いアルバムだと思う。


Luxury Linerにもハマる

2024年06月12日 | AMERICAN ROCK/POPS

日本では人気がいまいちのカントリー・ミュージック。

まあオジンのオイラはラップやヒップ・ホップが苦手なようにやっぱりカントリーの牧歌的な雰囲気が現代の若者に刺さらないのかも。

本場アメリカではカントリーをロック・ビートに乗せたカントリー・ロックが60年代半ばごろから登場しその間口を広げてきた。そしてポップになったカントリーはメインストリーム・ミュージックとして浸透し始め、70年代に人気を博した。

本日はポップ路線の女性カントリー・シンガーのエミルー・ハリスでも。

カントリー・ロックのパイオニアでバーズやフライング・ブリトー・ブラザーズの中心メンバーだったグラム・パーソンズのソロ・アルバムに参加し活動を共にしたエミルーであったが。グラムの薬物中毒による急死によって、彼女はカントリー・シンガーとしてソロ活動をスタートさせた。

彼女がその後注目を集めたのはボブ・ディランの1976年のアルバム、Desireで非常に印象的なバック・コーラスを務め上げたことだろう。

本日はその同年に出た彼女にとって代表作でもあるアルバム、Luxury Liner(真珠の舟)でも。

(親愛なるグラムの作品、2曲を取り上げている。)

派手さはないけれどなぜかハマってしまうオイラだった。