今月20日、ついに新訳エラリー・クィーン国名シリーズの第4弾「ギリシャ棺(ひつぎ)の秘密」角川文庫版が発売されたのでちょっとご紹介。
現在、三津田信三氏の「凶鳥の如き忌むもの」文庫版がもう少しで読み終わるところ。このシリーズは文庫化されるにあたって作品舞台の地図などが新たに挿入されるのが恒例となっているがこれもそのうちのひとつ。また、氏の作品はいつも登場人物や土地の読み方が難しいのだが、章が変わる毎にフリガナがつけられている配慮がうれしい。人間消失の謎解きが間もなく始まる。
さて、国名シリーズ第4弾は待望の「ギリシャ棺」。9作品あるクィーンの国名シリーズのなかでも1.2を争う傑作と言われており、確かに私も中学生時代に読んだ時に面白いと感じた。そして犯人の名前も鮮明に覚えているのだが、ストーリーまでは記憶がない。この角川文庫版は文字が大きく、また新訳だけあってエラリーの吐く台詞も現代風である意味スタイリッシュ。このシリーズでは中の見取り図や現場周辺図などについても訳者が再検討し、より正確化を図る配慮をしているそう。充分再読に値するだろうと思う。1作目の「ローマ帽子の秘密」からいつも解説が面白いので読了後も楽しみだ。(加えて今、「ハッケンくんグッズ」キャンペーンというのを行っていて、名作大漁ストラップをゲット。この中に「犬神家の一族」や「貞子3D」というのもあるらしく、本当はそれが欲しかった!)
もう1冊、写真右の「11枚のトランプ」は泡坂妻夫氏の名作。これも随分昔に読んだはずなのだが、マジックの不思議と本格推理の雰囲気が絶妙にマッチしていた記憶がある。本当は古本で探していたのだが、同じ書店にたまたまあったので併せて購入。こちらも近々再読してみようと思う。
良質なミステリーは何度も読みたくなるものである。
現在、三津田信三氏の「凶鳥の如き忌むもの」文庫版がもう少しで読み終わるところ。このシリーズは文庫化されるにあたって作品舞台の地図などが新たに挿入されるのが恒例となっているがこれもそのうちのひとつ。また、氏の作品はいつも登場人物や土地の読み方が難しいのだが、章が変わる毎にフリガナがつけられている配慮がうれしい。人間消失の謎解きが間もなく始まる。
さて、国名シリーズ第4弾は待望の「ギリシャ棺」。9作品あるクィーンの国名シリーズのなかでも1.2を争う傑作と言われており、確かに私も中学生時代に読んだ時に面白いと感じた。そして犯人の名前も鮮明に覚えているのだが、ストーリーまでは記憶がない。この角川文庫版は文字が大きく、また新訳だけあってエラリーの吐く台詞も現代風である意味スタイリッシュ。このシリーズでは中の見取り図や現場周辺図などについても訳者が再検討し、より正確化を図る配慮をしているそう。充分再読に値するだろうと思う。1作目の「ローマ帽子の秘密」からいつも解説が面白いので読了後も楽しみだ。(加えて今、「ハッケンくんグッズ」キャンペーンというのを行っていて、名作大漁ストラップをゲット。この中に「犬神家の一族」や「貞子3D」というのもあるらしく、本当はそれが欲しかった!)
もう1冊、写真右の「11枚のトランプ」は泡坂妻夫氏の名作。これも随分昔に読んだはずなのだが、マジックの不思議と本格推理の雰囲気が絶妙にマッチしていた記憶がある。本当は古本で探していたのだが、同じ書店にたまたまあったので併せて購入。こちらも近々再読してみようと思う。
良質なミステリーは何度も読みたくなるものである。