スペクトラル・モーニングのSHM-CD新紙ジャケ盤を購入した。私はこれをLPで買って以来CDも手にしたことはなくあまり聞いていないアルバムであった。ただ、発売当時のことはよく覚えている。その頃ジェネシス・ファンクラブというのがあり、時々都内で公開の集いを開いていた。彼らは手書きの会報を発行していて、それにはFirth Of Fifthのイントロのピアノ譜や、A Trick Of The TailのLos Endosフェード・アウト直前に聞かれるフィルのヴォーカルを聞き取った歌詞、またライブでのピーターの語り、特にSupper’s Ready開始前のそれの翻訳を載せるなど、実に興味深い取組をしていた。ある時その催しが開かれることを知りでかけてみた。それがちょうどスペクトラル・モーニングのリリース直前で、どこから手に入れたのかそれら新曲を小出しに紹介したのだ。確か、Everydayの後半部分、タイトル曲などが聞けたと思う。そして、相変わらず美しく、深遠なギターサウンドを耳にして新作への期待が高まったものだった。今回改めて聞くと、やはり素晴らしい楽曲の揃ったアルバムだと思う。本当にハケット先生のメロディ・メーカーぶりには感心する。私にとっては前作のPlease Don’t Touchへの思い入れが強いのだが、一般的にはこのソロ3作目が傑作と言われているのもうなずける。
紙ジャケ化の時にボーナストラックが8曲追加になった(最後は果たして曲と言えるのかわからないが)。別ミックスのものはあまり違いが分からないけれど、ライブの音源は当時確かミニアルバムか何かでリリースされたものだと思う。友人から借りて聞いた覚えがある。当時この中でギターによるBlood On The Rooftops の一節が聞けたのがとてもうれしかった。
このアルバム時がソロとしてのパーマネントなバンドを結成した最初だったそうだ。そして長い年月が過ぎた今も、バンドとしての活動を続けている。実に素晴らしいことだ。ジェネシスへの回帰が一段落したこの後、どのような音楽を届けてくれるのか、心待ちにしている。
紙ジャケ化の時にボーナストラックが8曲追加になった(最後は果たして曲と言えるのかわからないが)。別ミックスのものはあまり違いが分からないけれど、ライブの音源は当時確かミニアルバムか何かでリリースされたものだと思う。友人から借りて聞いた覚えがある。当時この中でギターによるBlood On The Rooftops の一節が聞けたのがとてもうれしかった。
このアルバム時がソロとしてのパーマネントなバンドを結成した最初だったそうだ。そして長い年月が過ぎた今も、バンドとしての活動を続けている。実に素晴らしいことだ。ジェネシスへの回帰が一段落したこの後、どのような音楽を届けてくれるのか、心待ちにしている。