旅行に行けば当然現地のCDを漁ることとなる。パリにも何件かCDショップがあるがシャンゼリゼ大通りを歩くと、ヴァージン・メガストア(写真)に出くわす。その後札幌にもこのショップは進出する(しかし2005年閉店)が、当時パリでも前年に突然現れた店舗らしく、堂々と英語表記しているのに驚きつつ入店(入店時に荷物チェックがあった)。この時の記録を見ると、「店に客として居合わせた某マダムに話しかけて推薦してもらったフランス・ヒットチャート第6位のCDを購入した。」とある。それは多分、Jean Jacques Goldman のCDである。全然知らないアーティストだったが、帰国後聴いてみると、歌のうまいお兄さんの良質のポップスで結構気に入った。
また、当時泊まったホテルのテレビでたまたまフランソワーズ・アルディのPVが放送され、それがとても良い曲だったので再度メガストアに出向き買い求めた。その曲はla siesta、アルバムは彼女のベスト盤でvingt ans vingt titres(20年20曲)。かつて日本でも大ヒットした「さよならを教えて」も収録されており、これは確かにパリで購入した思い出深いCDである。
趣味で集めている映画音楽のサントラも探した。FNACというショップ(電気製品を主としたチェーン店で中にCDや本なども取り扱っている)に行った時に見つけたのが、フランシス・レイの「男と女」と「パリのめぐり逢い」の2作品が一緒になったCDとミシェル・ルグランの「ロシュフォールの恋人達」であった。これらはもう即買いであった。フランス盤だったので絶対に日本では買えない!と判断していた。が、そのわずか数年後、札幌の玉光堂で前者が輸入盤として販売されていたのを見た。また後者も今はアマゾンで普通に購入することができる。併せて「シェルブールの雨傘」舞台版のライブ録音CDも購入。さすがにこれは他ではあまり見ることがないのだが、ヴィトンも本店で買った、サントラもパリで買ったということで自分のプライドを何とか維持している(笑)。
(CD写真:上段左から「男と女/パリのめぐり逢い」「ロシュフォールの恋人達」「シュルブールの雨傘(パリ・モンパルナス劇場’79版)」下段左から「Jean Jacques Goldman」「vingt ans vingt titres」そしてパリでは買えなかった「ベスト・オブ・ダニエル・ビダル(日本盤)」)