上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

ドム&シャバはナフ&コスになる?

2006-11-29 | 06-07 コンペとショー

プレッシャーのかかる仕事を一つを越えてホッ。
今日は「あまりプレッシャーかからない」仕事(そんな事言ってはいけないが・笑)してました。そしてやや気を抜いていたら、見事に失敗してしまいました。あれれーやり直し。
いやまさに「オープニングの4Tと3アクセルは乗り越えたが、ここで気を抜いてはならない!次は3ループだ!」…んな感じ。この例えは、誰かさんの影響かもね…でもDのつく人もJのつく人も、3ループは前から苦手ではあるのよ。でももう「大人」だから跳んでよね(笑)。
だいじょぶ。落ち着いて跳べば大丈夫!

長野に行く前に、どーしても行っておきたかった美容院で髪カット。
美容院ってホレ、スタッフさんに女性誌とか渡されますよね。アレは大体、そのお客さんの年齢と趣味嗜好、職業なんかを推定して配布されるものですよね。
今日、私に支給されたのはなんと!「一個人」一冊(!)
…「一個人(いちこじん)」って。「サライ」をもーちっとカジュアルにした感じの雑誌よ。おっさんのウンチク系よ。旅とかグルメとか。
今月号は「鮨(すし)」特集だ。「回る」のではなく、「お値段=時価」っていう、恐いほうの「鮨」。華道家の仮屋崎省吾(字が違う?)センセイが鮨屋の前でポーズ取ってる。「創業○○年、銀座○○店○代目主人」が鮨人生を語ってたりする。
私の美容院デビュー(今はヘアサロンだ)は17歳であった。配布された雑誌は、忘れもしない「オリーブ」。み~んな「聖子ちゃんカット」だった。
その後「ギャルズライフ」「ノンノ」「アンアン」…と経て、「モア」「ウィズ」まで到達。この頃の雑誌の重いのなんのって。世間はバブル期で、「W浅野」のトサカ前髪+ロングソバージュがトレンディ(ソバージュから後にストレートパーマに流行が移ったが)。
その後、シャギー全盛になって、「マリ・クレール」「ヴァンサンカン」と来た。ここまで来たら次はもう「マダム」か「婦人画報」か。…と思っていたら「一個人」。
私ってどんなふうに見られているのだろう。
そこまで「枯れて」いるのだろうか。
次に来るのは「ゆほびか」か!?
やっとGPロシアのダンスフリーやらコンパルやらを見る。
ドムニナ&シャバリン、ODの転倒が全てでございました。あれが無ければ、やはりFSも1位。例えOD2位でもトーゼンの優勝でした。
キス&クラのタニス・ベルビンの表情が、もう、コンパルソリーの頃から険しくて(あー白チェブラーシカだあ)。「なんでよ!なんで私達がロシア組より下なのよっ!」って憤慨してるかのような。ベンは相変わらずオトボケだ。
でも、このドム&シャバ(「シャバ」ってのが日本語の語感的にナンですが)、昨年までは「ん~まだまだかな?上手いけど、個性が…」だったのに。なんだ、この躍進は!?
確かに、女性のオクサナ・ドムニナが、美しくて品格があって映えます~。マリンスキー・バレエのプリマみたいな、柔らかく優美な踊り。特に上半身の動きが素晴しい。でも、ここまでの「華」は感じなかったなあ。今までは、男性のシャバリンがややもたついてる感じだったので、今年はレベルアップしたのかも。「女王に仕える騎士」として準備が整った?この組は、私は女性のほうに目がいきます。ちょっと、引退した女王のナフカみたいに見えてくるんですよね。勿論、あそこまでエキセントリックではないけど。
そしてベル&アゴですが、こちらは男性のほうに目がいく。ベルビンは素晴しく華やかな美女だけんど、ダンスの才能的にはアゴストの方が上のように思います。何をやらせてもうまい!いつも。
ドム&シャバのFSがドラマチックで情熱的な「ダンス芸術」だったのに対して、こちらはまさしく「アメリカ的ザッツ・エンタメ!」。アゴスト選手はこれ、F・アステアを模してるのでしょうか(つーことは、ベルビンはJ・ロジャース?)。このカップルに合ってる楽しいナンバーだけど、印象度はロシア組の方が勝っているように思いました。
フランスのデロベル組はこれまた、「アンタッチャブル」か…(テイストがジュベールだ!)。モダンなものもイケます。でもちょっと物足りなく思うかな。振付に一工夫(ひとひねり)欲しい感じも。それでもこの組は毎年、意欲的なPGで楽しませてくれますよ。あ、解説の宮本さん、オリビエの結婚式にも出席してたんですねえ。「葡萄畑の中での、とても綺麗な結婚式」だったそうで。うらやましーなー。
ハンガリーのホフマン&エレクのコーチ(振付だけ?)がモロゾフになってるのも驚き。前からなんでしょうか。振付家ってさ。前はオモテに出てこなかったのに、最近はコーチ然としてキス&クラに座りますね。
余談ですがモロゾフと言えば、ペアのパットナム&ワーツの今季のFS(チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第一番?)がと~っても素敵でした。「このPGいいな~音符の一つ一つを良く捉えてるよねー美しいねー」…と思ったら、画面にクマみたいなモロゾフが映った(笑)。ストレートラインの後の曲つなぎに少々難アリなんですが。それでも良かったわ。あ、でもISUバイオを見たら、この組のコーチは「あの」ピーター・チェルニシェフではないか!キス&クラもー一度見返そう。

アイスダンスもこれで一応、カナダ、ロシア、アメリカ、フランス…と、「世界勢力図」が見えてきた感じですね。あ、忘れちゃいけないブルガリア!デン&スタ!(「デンターライオン」じゃあない!)うわわ。でも、「今季最高のOD・タンゴ」は、カナダのヴァーチュ&モイヤー!(つまり、テッサ&スコット)と信じて疑わない私です(笑)。
コメント (9)
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