

すなわち、長きにわたり質の高い作品を世に送り続け、今もって現役バリバリの輝きを放ってはいるけれど、振り返ってベスト3を選ぶなら、デビューからの3作品がそのまま最高の3作なのです。
ジブリでいえば「風の谷のナウシカ」(わたしの中では圧倒的最高傑作です)、「天空の城ラピュタ」(これも相当いい。ナウシカと並び称されてしかるべき傑作)、そして「となりのトトロ」(ナウシカ、ラピュタとは趣を異にするソフトタッチのストーリーでの最高傑作だと思います)。
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スタジオジブリ |
ユーミンのデビューからの3アルバムは「ひこうき雲」「MISSLIM」(わたしはこのアルバムがユーミンの最高傑作だと思ってます)そして「COBALT HOUR」。ユーミンの場合はこれらに続く「14番目の月」「紅雀」「流線形'80」「悲しいほどお天気」とこれに劣らぬ傑作アルバムが立て続く。このあたりの迫力と才能はすごいです。でも振り返ってみれば--最初の3作に後に続くアルバムの核のようなものはすべて詰め込まれていた気がします。
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EMIミュージック・ジャパン |


じゃあデビュー・シングルは?といえば「返事はいらない」だったんですね。しかも300枚しか売れなかったそうです。いやはや何とも。いかにして売らんかな(なんとかして売って本当にやりたい音楽をガンガンやりたい!)っていう時代に先行するアーティストの苦悩が読み取れる曲の選択ですね。1973年発表といえば、なんと37年前ですよ。ありえない。
※PVだそうです。そんなのあったんですね。しかしまあこの映像はまったく作る意欲が感じられません。どうでもいいようなスナップの寄せ集めという感じ。ユーミンもYoutubeには厳しいので、これも載せておきます。
荒井由実 きっと言える