香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

レインツリーの国

2011-04-17 20:45:39 | 本のこと
有川浩さんの『レインツリーの国』

会ったこともないキミに恋をした。メールから始まる二人の
物語。恋愛小説の、新しいスタンダード。

 きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を
 持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内
 時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思う
 ようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会う
 のを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった――。

有川浩さんの『図書館戦争』のからむ小説だということだけど
読んでいなくてもこの小説だけでもとてもおもしろかった
伸さんの冷静でいてやさしい考え方と、ひとみちゃんのわがままと辛さが
淡々と嘘偽りなく語られていて、すっーと読むことが出来た

昨日の週刊ブックレビューで特集された
『県庁おもてなし課』もご本人のお話も伺えて、とてもおもしろそう
そして、有川浩さんって、とてもキュートな女性
初司会の室井滋さんと男性アナウンサーの方とのやりとりも
とても楽しくて、読んでみたいなぁと思った
有川浩さんは阪神大震災を経験されていて、その経験から
今回の震災は自粛とかしても何も誰も助からないと
すぐにこの本の印税を寄付することを決めたそうです