香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

どーしても、だいじょうぶ

2012-11-17 19:24:18 | 本のこと
なんのこっちゃとのタイトル
2冊の本のタイトルをくっつけちゃっただけなのだ


乙武洋匡さんの『だいじょうぶ3組』
 松浦西小学校に5年3組の担任としてやってきたのは、手と足が
 ない先生、赤尾慎之介。「フツーって何だろう」「一番を目指す
 意味って?」==個性豊かな28人の子どもたちと赤尾先生は、
 幾つもの”事件”を通して、大切なことに気づいていく。三年間の
 教員生活から産まれた著者初の小説。


乙武さんの『五体不満足』を読んだのはいったいいつだったのかな
Twitterでつぶやく乙武さんは、ちょっと下ネタ好きで面白い人で
でも、教育とか子供のこととかを語る内容は、とっても納得スッキリ
とにかく、人を見る目、自分を見つめる目がまっすぐでしっかりして
どうしようもないこと、ダメだったことも、頑張ったこと、
楽しいことも、きちんと正面から見据えて書いているように思える
子供を見る目だけではなく、同僚の先生たち、友達を見る作者の目が
とてもあたたかくやさしく、子供にも読んでもらいたいと思う本でした
うちの甥っ子はぜ~んぜん本は読まないからなぁ 押し付けてもね・・・
来年の3月には映画が公開されるので、それに誘おうかなぁ

益田みりさんの『どーしても嫌いな人』~すーちゃんの決心~
 100点満点の人生なんて、どこかにあるの?

この前の『すーちゃんの恋』のときに、すーちゃんが転職していたのだけど
その前の職場だったカフェをやめたときのことで
いとこのあかねちゃんの結婚話と絡めたお話
う~ん、すーちゃんの嫌いな人って、みんな嫌いだよなぁ
でも、ああいう人に、気づかないうちになっていることもあるかも
いや~、あそこまではひどくないけど、嫌みな女になっているときって
特に若いときはあったかもと思って、ちょっとぞっとしちゃった
そういう人と一緒に働いて、真面目に悩んじゃうところが
すーちゃんのやさしい、いいところなんだよね
辞めていいんだよ 嘘ついたっていいよ 
言いたいことを言っちゃうことだけが正しいんじゃないよ
言えないことは、無理して言わない方がいいし、自分を責めちゃダメだよ
なんて、すーちゃんをずーーーっと応援しながら読んでて
最後に、お母さんのすーちゃんへのやさしさにホッとして読み終えました
すーちゃんのことも、あかねちゃんのことも
ああ、そういうことって、あるある!わかるわかる!と思うことばかり
またもやすーちゃんシリーズにやられてしまったのでした