香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

女のいない男たち

2014-04-23 21:52:33 | 本のこと
村上春樹さんの新刊
『女のいない男たち』


短編小説というにはちょっと長めの5編と
書き下ろし1編の小説集
めずらしく春樹さんの「まえがき」があり
この小説集のモチーフは
女のいない男たち
読み終わって納得でした

6編全てのストーリーの中で
色々な形で女性を愛する男の姿が描かれています
それぞれのやり方・考え方で
悩み、苦しみ、傷つき
あるいは、溺れて、迷い
執着し、許し、もがいている様子が痛々しくもある
全てが違って、少し変

本の装画は、6編の中の
「木野」というお話の絵です
青山の根津美術館の裏にある
一軒家のBar木野と
灰色の野良猫
このお話がわたしは一番好きでした


仕事帰りに連れて帰って来た
可愛らしい姫うづき
越冬もするようなので大切に育てなきゃ

そして、植物男子ベランダーに触発されて

多肉ちゃんたちの寄せ植え
桜も梅もチューリップも水仙も
咲いていない札幌だけどもうすぐだよ