保坂和志さんの
『生きる歓び』
中山うりさんが、好きだというので
読んでみようと思った本
作家の保坂和志さんの小説には
よく猫が登場するそうです
カンバセイション・ピースと季節の記憶
2作の文庫がうちにあったのですが
読んだのがかなり前なので、読み返そうかな
保坂さんが奥さまと谷中にお墓まいりに行った時
親猫に見捨てられ、風邪をひいて鼻がきかず
弱って道で寝ていた猫を拾ってくる
獣医さんに見せると、猫は片方の眼球がない
鼻も効かず、両目も見えないので
弱って、食事を与えても食べようとしないけど
少しずつ、食事をとり健康を取り戻していく
小さい、小さい、花ちゃんと名がついた猫
「生きる」ということは、無条件のこと
元気になって、いたずらをして、怒られている
そんな花ちゃんは、今も元気かな
花ちゃんのお話ではなく
「小実昌さんのこと」で書いてあった文章
感謝の気持ちを「言葉では尽くせない」とかなんとかいうのは、
もちろん言葉に頼ったありきたりな表現なわけで、
「尽くせる」も「尽くせない」も、
まずはとにかく言葉にしようとしなければ
言葉はどんどん風化してゆく。
そして言葉も気持ちも、相手に対しても自分自身に対しても
その信頼性を支えるのは、
つまるところそれを投入した時間と労力なのだ…。
ああ、そうだなぁと、今の自分の胸の奥に
ぐっと刺さったような気持ちになりました
いま、ほぼ日で連載されている
宮沢りえさんと糸井重里さんの対談
試練という栄養
とても素敵だなと思って毎日楽しみにしています
『生きる歓び』
中山うりさんが、好きだというので
読んでみようと思った本
作家の保坂和志さんの小説には
よく猫が登場するそうです
カンバセイション・ピースと季節の記憶
2作の文庫がうちにあったのですが
読んだのがかなり前なので、読み返そうかな
保坂さんが奥さまと谷中にお墓まいりに行った時
親猫に見捨てられ、風邪をひいて鼻がきかず
弱って道で寝ていた猫を拾ってくる
獣医さんに見せると、猫は片方の眼球がない
鼻も効かず、両目も見えないので
弱って、食事を与えても食べようとしないけど
少しずつ、食事をとり健康を取り戻していく
小さい、小さい、花ちゃんと名がついた猫
「生きる」ということは、無条件のこと
元気になって、いたずらをして、怒られている
そんな花ちゃんは、今も元気かな
花ちゃんのお話ではなく
「小実昌さんのこと」で書いてあった文章
感謝の気持ちを「言葉では尽くせない」とかなんとかいうのは、
もちろん言葉に頼ったありきたりな表現なわけで、
「尽くせる」も「尽くせない」も、
まずはとにかく言葉にしようとしなければ
言葉はどんどん風化してゆく。
そして言葉も気持ちも、相手に対しても自分自身に対しても
その信頼性を支えるのは、
つまるところそれを投入した時間と労力なのだ…。
ああ、そうだなぁと、今の自分の胸の奥に
ぐっと刺さったような気持ちになりました
いま、ほぼ日で連載されている
宮沢りえさんと糸井重里さんの対談
試練という栄養
とても素敵だなと思って毎日楽しみにしています