世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ご結婚おめでとう!ハナ殿!~旅立ちの日はなぜか 風が強くて~

2006年11月12日 23時59分23秒 | Weblog
「結婚しなくてもいいからさぁー…、恋しようよ。亮子ちゃん…」

そう花嫁に言われブーケをいただき狂喜乱舞。
ついにはその嬉しさのあまり、式場のトイレの鏡で己の姿を撮影する、亮子28歳、クマ扶養。…鏡に映ったあなたと二人~♪情けないようで逞しくもある~♪

そんな私は、本日、マイミクであり、親友ハナ殿の結婚式にお招きいただいた。

私は「式で自分は泣くに3000点。…倍率ドン!6、7、2、3、1…」と言う大橋巨泉の如く、そしてはらたいらの正解率の如く、今日の自分をある程度予想していた。

予感は的中し、んもぅ、涙涙。
感動した!

式はチャペルで開催されたんだが、入場前の花嫁ハナ殿の姿が柵越しにチラチラ見えた途端、涙With鼻水が湧き出てきた。
私の前を通過するときなんざぁ、その神がかった姿に頭の中がくらくらしてブヒブヒと泣きまくり。
日光の華厳の滝のように体液が顔面より滴り落ちたんである。

思えば、大学時代、我々は酒を飲みつつ「誇りってなんだろう」とか青春まっさかりな話をした。
「哲学」のゼミで知り合ったっていうのもあるが、彼女とは深い話をしてきたと思う。
私の殿方遍歴も好みも全て熟知している、そして悩みがあれば深夜にだって聞いてくれるお母さんみたいな友達、ハナ殿。
そんな彼女との思い出が走馬灯のように蘇ったのだ。

しかし、新郎新婦がチャペルから退場するとき、私は爆笑してしまった。

退場しきる寸前、天井から羽がはらはら舞い始めたときである。
ふと天井を見たハナ殿の表情が、羽が想定外だったんだろうか、

「は?なに?耐えらんない」

と思っているっぽい雰囲気で、普段のハナ殿の姿が垣間見れて嬉しかった。

また、披露宴で二人の生まれたときからのスライドの上映も素敵だった。

使用されていた曲はglobeの「like a prayer」。
KEIKOの高音響く中、映し出された幼き頃からの二人の姿に感動。
…そして、あの曲、初めて好きだと思えた。
大学入学直後のハナ殿の写真の中に自分がひっそりといるのに爆笑!

余興も、友達の二人を祝う気持がびしばし伝わってきた。
高校時代の友達(マイミクきのこ殿、おふぐさん殿)と先生のアフレコ付き漫画のスライド、そして全身豹柄タイツを身に纏って浜崎あゆみを熱唱したバユ殿、最高だった。

そんな、みんなに愛されているハナ殿を独り占めにするのだから、新郎は責任重大である。
でも、大丈夫だよね。
ハナ殿が選んだ殿方なんだから。

極め付けは、やはり新婦ハナ殿からお母さんへの挨拶だった。
(嗚呼、今、書いている時点で涙が…)

あのクールなハナ殿から「ママ…」と漏れた瞬間、またブヒブヒ泣いてしまった。
もう、泣いてばっかりである。
本人は至ってクールなのに。

ハナ殿、新郎殿
薔薇のブーケ、ありがとう。
二人ともお幸せに!


…では終らない。
ここからは私伸になるんだが。

☆セッキ-殿☆
今回も髪型はマイミク、セッキー殿に作ってもらった。
強風に煽られても崩れ知らずで家に到着できました。
巻きも巻き巻きなまま。
家に着くまでが結婚式ですからね。
ありがとうございました。
次回も宜しくお願い致します。
NEWショボコ殿にも宜しくです。

☆駿殿☆
いやー、良かったね。
今年一番の感動でした。
おぎー先生も健在でしたし。
T口くんも相変わらずで。
思わずブレーンストーミング、KJ法をしたくなりましたわ@第1キャンパス 図書館地下。
テーマは「ハナ殿の結婚について」。
…ってこんなことを話していると、ハナ殿に
「え?そんなの耐えられない」
とか言われるよね。あは。
またみんなで飲もうね~♪
コメント (10)

おめでとう BY吉熊

2006年11月12日 23時58分58秒 | Weblog
ハナたん、おめでとう。

もちろん僕も祝っているよ!
結婚しても、亮ちゃんをよろしくね。
コメント (2)

結婚って何だろう…2006 秋

2006年11月12日 02時14分41秒 | Weblog
「あのー。ストッキング、伝線してますよ」

バスを降りたとき、そう声をかけられた。
10年前、大学のゼミ合宿に到着したときに。

声の主は、ハナ殿。
二人の馴れ初めは、「ストッキングの伝線」だったのだ。
彼女はこの10年間の私の全貌、あんなこともこんなことも知っている。

彼女の強い探求心と正義感はとても美しい。
しかし、適度に脱力感を醸し出していて、そのバランスが私は好きだ。

明日はそんなハナ殿の結婚式。

夕方、祝袋と筆ペンを購入しようと文房具店へ行く。
棚に陳列している祝袋の種類の豊富さにまず驚いた。
知識のない私は当然のように悩む。そして、母に携帯電話で相談し、購入。
(祝袋には、針金みたいなモンがついている。
私の隠れた技…それは、あの針金のような水引を引けることだ。
販売員時代、暇さえあれば水引を引く特訓ばかりしていた)

帰宅して、筆ペンを握り、いざ祝袋の前に向き合うも…何をどうすれば良いか分からなくて、また悩む。
8年前に取得した秘書検定2級の知識を総動員し、完成!

…こんな私をハナ殿は、いつもあたたかく見守ってくれる。

友達の結婚ほど、人生を考えさせられる行事は、ここ最近の私にはない。
社内の人事異動などの「人生の節目」みたいな行事は度々目にしたり、実際自分も体験してはいるが、そんなの比にならないぐらいの重さである。

結婚って何だろう。

夏、一緒にジンギスカンを食べた後、大宮駅に向かう途中「結婚することになったの。あとで招待状送るから」と、ハナ殿から言われた時から、私の中で幾度となく湧き起こっている自問である。

私にとって、結婚とは、靄の向こうへ入国することだ。
しかも入国するには一人の力では入国不可能で必ずパートナーが不可欠なんである。

現在、自ら率先して人生ソロ活動を営んでいる私は、まずパートナーという存在がよく分からない。
恋愛経験はそれなりにある。みんな大好きだった。
私の中で、恋愛とはハレとケでいうとハレだ。パートナーはその観客席で私を見る人。

ハレを意識するばかり、デート前にマニキュアがはがれていることに気付き、どうしても許せず、近くのネイルサロンに飛込んだことがある。
家ではとめどもなくだらしがない私だが、ハレの部分では完璧でないと相手に劣等感を感じ、やがて卑屈な気持ちが増大し、…自失してしまうんである。
かといって、パートナーの前で完璧でいられる努力を家でも継続できる根性がない。
しかし、ケの部分をパートナーに見せられる柔軟性もない。
生活といういわばケの部分と恋愛のハレをどうしても重ね合わせることができないんである。

そんな私にとって、結婚とはやはり霞の向こうの国への入国だ。

そう自分の中で結婚の位置付けをした時、
「無理」という、どうしようもない事実を感じる。
絶望も悲嘆もなく、「ああ、私には無理なんだなあ」という事実のみを静かに味わうんである。

自分ではなし得ないことを明日親友がするという興奮で、今夜は眠れそうもない。


コメント (7)