世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

離さないよ

2006年11月30日 23時12分25秒 | Weblog
一番の癒しは君と戯れることなのかもしれないね。

ねえ、吉熊。

君は幸せかい?
私の側にいて、呆れたりしていないかい?
日中、私がいないあいだ、君は何をしているのかい?

ねえ、吉熊。
ずっと側にいてくれる?
私は君を離さないよ。

君を離さない。
君を離さない。
離さない。
離さない。


一度だけ、そう、たった一度だけ、吉熊上司に「離さないよ」と言われたことがある。

たしか、飲み会の席だったと思う。
私はいつものいじられキャラが祟り、他の上司(毒舌)に
「お前なんか、どっかに異動しちゃえ。ぎゃははは~」と言われた。

吉熊上司が、それを遮るように
「いや、離しませんよ」と言ったんである。

たぶん、本人も忘れている発言だろう。
私も記憶がおぼろ気なのであるが、その言葉だけは明瞭に心に刻まれている。

誰かに必要とされているということが、「嬉しい」という感情に結び付くんだということを、そのとき初めて知った。だから新鮮に思えて印象に残っているのかもしれない。

離さない。
その一言が、ずっと私を支えている。

付いて行くので、離さないでください。
…たとえ私が、帰宅後にクマとじゃれあうのが趣味だという部下だと知っても。
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