世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

♪あの頃は~ハッ

2007年05月16日 23時17分17秒 | Weblog
心療内科デー。
風邪薬ストナのお陰でカウンセリング中の鼻水ボンバーは免れた。しかし、ストナの副作用だろうか、喉が渇いてしまい、困った。
声も鼻声というか、和田アキ子みたいな野太い声になってたし…。今、「古い日記」をカラオケで歌ったら絶対に高得点をキープできるであろう…ハッ!

とまあ、早く家に帰りたいモードであった。

今宵も
「最近どうですか?」
というクマ医師の声でカウンセリングがスタートされた。
ここ2週間の気持ちの浮き沈みをありのままに報告。
電子カルテに私の病状を書き込むクマ医師の様子を眺める。
見る度にクマっぽさが増していく。
今宵は、彼の顎に無精髭がザラザラと生えているのを確認できた。

この心療内科に通い始めてもうすぐ一年だ。クマ医師とは良い関係を築いてきたと思う。親にも言えぬことを話せる、私にとっては大切なヒトだ。

そんな彼との意見の食い違いを初めて感じた。
新部長降臨から私は会計関係の勉強を始めている。
私的に無理はしていないつもりなんだが、クマ医師的には反対らしい。
「もう少し気楽にいきましょう」
と、リラックマみたいなことを言うではないか。
せっかく強迫性障害とうつが改善してきたのに、生活リズムを変えることには賛同できぬということらしい。…ごもっとも。

「まぁ…無理しない程度にやります」
私は和田アキ子声で答えた。

今宵もパキシル、パリエット、ソラナックス、マイスリーを処方された。

もっと器用に生きられたらいいな、と思う。薬で脳の伝達物質を支配して、やっと私は人並みの生活を手に入れられる。感情、睡眠のコントロールも薬がないとできない。

そんな自分を情けなく思う…。


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茶碗3杯分の昔話

2007年05月16日 23時13分28秒 | Weblog
「昔はモテたな」
だいぶ以前に受信したメールを削除しながらそう思った。

「今度、ぜひ映画でも」
の「映画」が「食事」に変わっただけのメールが複数の殿方から立て続けに来ていた時期があった。
そう、あったのだ。


新宿の中村屋にて開催された某会合に、上司の代わりにたまたま出席した。名刺を交換し、その後、何通かのメールをもらったのだ。
23歳のあの時の私こそ人生ピークであったように思う。
何人かの殿方とは食事をしたが、何故か私が煙草を吸い始めると、途端に彼等の顔色がサッと変化する。そして、その後、我々の関係は発展することもなく終焉を迎えたのである。
そんな決まりきったパターンを何回か繰り返し、何事もなかったように静かな日常に戻った。そして今に至る。

煙草の煙はある意味、男避けの蚊取線香である。
女性の喫煙を嫌がる殿方が多いという現状がある限り、この理論はあながち間違いではないと思う。

もはや私と煙草は切っても切れない関係にある。
そのことを隠蔽しつつ殿方と付き合いを続ける自信はない。

あの頃の私は、煙を嫌がり去っていった殿方の背中に切ないという感情をぶつけていた。
「もしかしたら、損したかな?」
ぐらいのことを考えていたと思う。

しかし、今は違う。
超自分主義。
もー、我慢とか忍耐とか無理。したいようにしたい。

一番強烈な男避け蚊取線香は、煙草の煙ではなく、私の生き方がにじみ出ているオーラなのであろう。

いいんだ、別に。
「昔はモテた」
その思い出だけで、茶碗3杯はいけるから。

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