世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

今夜不機嫌な顔で別れちゃった ごめんね そこまでは広く心を持てなかった

2007年05月31日 23時59分12秒 | Weblog
もーね、今日は駄目。
駄目デー決定。
雨まで降ってきたし。しかも豪雨だし。
「ふッ…まるで私の心みたいだぜ」
と、ネオンに反射しながら落ちていく雨を仰ぎ見ながら、自己陶酔に浸る疲れたOLが若干一人…それは私。しかもなんだかヤケクソ気味。

心療内科デー。

2週間に一度、私は心療内科に通っている。強迫性障害とウツ(←ウツ…TMNを仄かに思い出すわ、この響き)。
通い始めて一年弱になる。
今日、初めてクマ医師の提案(治療)に
「いやぁー…。それは無理ですよー」
と返答してしまった。
クマ医師の言うことは何でもよく聞き、いつも良い患者でいることをモットーにしている私。
今日は気分が優れなかったのもあるんだが…。
いくら煙草に含まれる100種類もの化学物質の恐ろしさを説かれようとも、私が禁煙節煙するなんて無理に決まっているではないか。そもそも禁煙節煙しようと思ったことなんて0.1秒もないし。
…あー、そういえば、この心療内科って、禁煙外来もやっていたんだっけなー、やっべぇ…と思い、話をそらした。
その後も、のらりくらりと考え方の癖云々を伝授された。気持ちの切り替えが大事だって言っていた。

なぜだか
「パキシル2倍増量」を提案される。
にばぁ~い、にばぁ~い。

これ以上、脳内セロトニンを活性化させてもいいんだろうか。
一抹の不安がよぎる。薬は増やすのは簡単だが、減らすのは難しい。それは身をもって体験している。

2週間。
あと2週間。
頑張ってみる。
それで駄目なら、パキシルにばぁ~い、にば~いにする。

そう主張する私。
納得しないクマ医師。
最後は押し問答になったが、何とか押し通した。

制服業者との熱き値引き交渉をしている錯覚に陥りながら。

「これでも利益出せない見積りなんですよー…」
「いやー、この端数、切っちゃいましょうよ。じゃないと御社では制服を作成することは無理ですね」
「困りますよー」
「困ってください」

…。



「無理は禁物ですよ。何かあったら我慢しないで絶対に来てください」
制服業者よりも優しくて強引なクマ医師に、いつもより力説されながら送り出された。


今、私の心は私にもわからないところにある。
私の肉体から、遠くて近い場所をさまよっているようだ。
掴みどころがないのは、目の前を落ち続ける雨に、どことなく似ている。


コメント (3)