世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ほっと一息

2007年05月18日 | Weblog
決算発表が終り、ほっと一息。あとは説明会を無事に終えるだけだ。
まずは自分にご褒美。途中下車して一人飲み。
冷たいジントニックが体に凍みる。最高のひとときだ。

今日は社長宅に書類を届けた。
玄関から見える居間。そこからは、あたたかな光が漏れていた。

「ありがとう」
そう言いながら手を差し出す社長。
彼の背後から漏れる居間の光にも負けないぐらいあたたかそうな指。
ゴツゴツとした、職人らしい指。
私は彼の指が好きだ。
きっと私には想像もできぬほどの苦労が、彼のあの指には刻まれているに違いない。

社会に出れば社長。
でも、あのあたたかな灯の下では、彼はお父さんであり旦那さんなのだろう。

「では、失礼します」急いで会社に戻る。

この乾いた喉にアルコールを注ぎたいと、ふと思った。

今宵の酒は絶対に美味しい…そう確信した。

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