世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

味噌汁を巡る攻防

2007年05月24日 | Weblog
期待されるのは嬉しい。
でも、恒常化され、尚且、感謝されない期待は好ましく思えない。
仕事以外のことに関しては、特に。

最初、甘い顔をした私も悪い。
その点に関しては反省している。

仕出弁当に付いているインスタント味噌汁を机に貯めていた私(お湯を注ぐのが面倒臭いから)。
後で捨てようと思っていたのだが、ある日、机の中に貯まっていたそれを某さんにあげたら喜んでくれた。

先日、そのストックがなくなったらしく、
「ないよ」
と彼に報告された。

その一言は、補充を私に催促しているもよう。
この前、机の中を掃除した。なので、ない旨を伝えた。
しかし、なんと他部署からの調達を指示されたのである。
どうして私が他人の味噌汁のために頭を下げなければならないのか。
絶対嫌だ。
激しい嫌悪と共に、ここで引き受けてしまったら、業務時間以外の仕事を担うことなってしまう恐怖におののいた。
何とか上手く回避したが、モヤモヤが胸に残る。

好意を見せると、すかさずつけ込んできて、やがて幅を寄せてくる人間について考えしまう。
思えばあんなこと、こんなこと、同じようなことを経験したのに、つい門戸を広くしてしまう私。
だんだん他人に優しくできなくなるばかりか、どう接したら良いか分からなくなってきた。

彼等は言う。
「それぐらい、いいじゃないか」
と。
でも、「それぐらい」のことなら他人に期待しないで自分でやれよ?と言いたい。

こんな私を母は
「昔はそんなんじゃなかった。余裕がないのね」
と言う。

「ないよ」
ぶっきらぼうに返答する。

その言い方が某さんに似ていて、ぞっとした。


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