世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

メトロポリタン美術館についての誤解

2007年08月08日 | Weblog
急に何故か、みんなのうたの「メトロポリタン美術館」が頭を旋回し始めた、朝。
朝だけではなく、今もずっとあの歌が頭を占拠している…。
みんなのうたとは、ご存じ、NHKの子供向け歌番組である。
幼少期の私は、みんなのうたが好きだった。
番組放送中、台所から鳴り響く母の夕御飯を作る音を聞きながら、妹と弟と一緒に茶の間で大熱唱していた。

ここで私の好きな曲目ベスト3を列挙しよう。

1.まっくら森のうた
2.恋するニワトリ
3.雪祭り

1.まっくら森のうた
「魚は空に
 小鳥は水に~」
というロマンチックな歌詞、落ち着いたピアノの旋律…最高。
アニメーションも切なくなるぐらい美しい。不動の1位。


2.恋するニワトリ
以前、このブログにも記載した。
風見鳥に片想いをして想像妊娠するシュールなニワトリの歌。
たまにカラオケに入っていて嬉しい。


3.雪祭り
東北地方の雪祭りにおける子供のウキウキした心情がリアル。

「風花に きらきらと
 春がほら
 のぞいてる」

という最後の一節は、日本語の美しさが最大に盛り込まれているではないか。
素晴らしい。
素晴らしいぞう!
この良さが分かる…嗚呼、日本人に生まれてきて良かった。

間奏には、シンセと和太鼓が巧みに使用されていて、これまた幻想的。
間奏だけ聴けば、小室さんプロデュースっぽい。
ちなみに私の携帯電話のアラーム音(7:00)は、この曲である。

とまあ、こんな感じ。

さて、「メトロポリタン美術館」
私の中でのベスト3からは漏れてしまっている曲だが、まあまあ普通に好き。
独特のアニメーションはクレイ素材を使用していた。

作詞作曲は大貫妙子。
調べて判明した。…でもそんな気がしてた。
調べていながら、もっと重大なことが判明した!

歌詞のサビに
「タイムトラベルは楽し~」
という箇所がある。

しかし、私は今の今まで
「タイムとラベルは楽し~」
だと思っていたんである。

つまり、「タイム」と「ラベル」は楽し~…んだと。

信じてた。
ずっと。
信じてた。

タイムとラベルは楽しいんだって…私は約20年ぐらい信じていたんである。

童謡に「七つの子」という歌があるが、
「山の古巣へ 行ってみてごらん」
の歌詞を
「山のフールスへ…」
と大学4年生まで思い込んでいたのと同様の勘違いだろう。
(「フールス」とは、どっかの地名だと思っていた)

この歌を急に思い出したのは、たぶん、旅行が近付いてきたからだ。

「ヴァイオリンのケース
 トランペットのケース
 トランクがわりにして
 出発だ~!」

「出発だ~!」の箇所に、今の浮かれポンチな我が心情がリンクしたんだ。きっと。


「大好きな絵の中に閉じ込められた」
というオチはホラーだよなあ…メトロポリタン美術館…。

でも、大好きな旅先・尾道に幽閉されたら、それはそれで本望なんだけど…。


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