世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「シュタイフ社創業130周年記念 私のシュタイフ展」

2010年10月31日 22時10分05秒 | Weblog
今更だが、クマが好き。好きという気持ちが私の中で熟し、飽和状態に達すると、突然「クマー!」と叫びたくなるぐらいに。こうなった要因は、2003年に吉熊が家に来たことによる。
今日は東京おもちゃ美術館へ行ってきた。場所は四谷三丁目駅から歩いて数分にある。行く前に、妹・芋子にその旨をメールにて伝えたところ、「亮ちゃんのその汚いクマをそこにこっそりと置いてきなね」と…。相変わらず辛らつな妹である。


東京おもちゃ美術館は廃校になった小学校を利用した美術館だ。
館内のいたる所には小学校の面影が残っていた。階段や廊下など。




東京の小学校は校庭に砂がない。


今日のお目当ては「シュタイフ社創業130周年記念 私のシュタイフ展」


シュタイフとはテディベアで有名な会社。
マルガレーテ・シュタイフ(1847-1909)は、幼い頃ポリオにかかり障害をかかえた人生を送ったが、彼女は困難を乗り越え自分の生きる場所を見つけ出した。フェルト衣料のビジネスを始めたマルガレーテは、1880年手作りのぬいぐるみの“ゾウ”(リトル・エレファント)を発表し、それが後に世界的企業に発展し、現在でも成功を収めている企業の基となったのである。



今回の企画展は、シュタイフファン所有のプライベートコレクションの展示とエピソード紹介、 その他稀少なコレクションの展示や歴史などが紹介されたいた。日本初だそうだ。
写真は「他の人が写らなければ撮影しても良いですよ」とのこと。
こじんまりとした部屋に沢山のクマが佇んでいた。
アドレナリン大放出で其々のクマを舐めるように見入る。



MASAKOと名づけられたテディベア。
日本限定1500体。
記念すべき日本限定第一弾!
気品のある甘い顔立ちのコ。


ルーズベルト大統領の話にちなんで作られたテディベア




左側2つのクマの表情。愛嬌があって可愛い。


吉熊に
「ほら、お友達がいるよ?挨拶してごらんなさい」
と促してみた。
人見知り…、いや、クマ見知りの激しい吉熊は、はにかみながらお友達に声をかけていた。






個人蔵のクマたちには其々のエピソードなどのプレートも展示してあった。
いずれも愛されているのが分かる。



お子さんが産まれたときの記念として購入したテディベア


2009年にシュタイフ社がドイツ・ミュンヘンのショップKarstadtで限定1000体として発売した「ルートヴィヒ二世テディベア」。
ブルーベルベットのマントをはおり、メダルのついた赤いサッシュを身につけている。ルートヴィヒ二世はワーグナーの楽曲をこよなく愛したことから、ボディにはワーグナーの代表曲を奏でるオルゴールが内臓されているとのこと。
マントにはノイシュヴァンシュタイン城の刺繍が入っている。
ゴージャス!!


この愛らしさは一体なんなんだろう。




吉熊、ちょっと恋をしたっぽい。
あのコが気になるんだそうだ。


上の階も徘徊。
昔ながらのおもちゃが陳列されていた。
このブリキの金魚、我が家にもある。


地球ゴマ
これも実家にある。
不思議な回転をするんだよな、たしか。




木製のおもちゃが揃えてあり、ちびっ子たちがそれに興じていた。
どの時代も、子供はこういうものが好きらしい。

ミュージアムショップでお土産を見る。
ニューヨークのおもちゃ店シュワルツで吟味したシュタイフのテディベアもここで販売されていた。思わず価格を比べてしまう。あちらで付けられていた値段の2倍以上はする…。やはり日本で買うと高いのか。

家に帰り、我が家で唯一のシュタイフ製のクマ・ワルツ君に今日一日のことを報告する吉熊。
「君の育ちって良いんだね…」
だって。


美術館で購入した書籍。
テディベアのすべてが知りたい

吉熊とワルツ君は一緒になって読みふけっていた。
この本、販売員の人も「この本は分かりやすくて素晴らしいですよ」と大絶賛していた。
ざっと読んだが、本当によくできた本だと思う。テディベアの歴史やその故郷など、よく書かれている。カラー写真も和む。


嗚呼、クマ三昧でお腹いっぱい!!
幸せ!
明日から11月。
新たな月も頑張ろう!!!!

クマー!!!!!!!!!!

Steiff teddy bear シュタイフ テディベア


コメント (2)