世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

10÷3

2011年12月01日 | Weblog
仕事だから割り切る、という考えにありつけたのは数年前だ。
昔は「仕事だから」という鎖に縛られて、プライベートや生き方までも会社員仕様にしなければと思い込んでいた。
しかし、息絶えた。
疲れてしまったんである。
疲れただけではなく、無理矢理窮屈な枠に自分を押し込んだ結果、私は超新星爆発をし、数年は宇宙を漂うガスのようになっていた。
ガスから星への再生の軌跡はここ5年ぐらい。
新たに「割り切る」という術を身に付けたのが主な要因だ。

しかし、どうしても割りきれないものがあることに気づいた。
10÷3…みたいな。

それは同期との繋がり、およびそこから生まれる様々な事柄である。
友達とも上司とも後輩とも違う、不思議な繋がりを私はどうしても割り切ることができない。

みんなは遠くの店舗で店長をやっていて、会うことすらままならない。
辞めてしまった人もたくさんいる。

しかし、彼ら彼女らとはいつもメールなどで本音で語り合える。
愚痴も喜びも悩みでさえも。

2000年のあの日、同じスタートラインに立ったからだろうか。
「仕事だから」という言葉に対する心情の変化が、みんな、似たような奇跡を描いていることを、今日、知った。
そして、「仕事だから」という言葉が、我々の結束をより強固なものにしていることも。

この冬を越えれば、12年目の春が待っている。


ロン毛冥利

2011年12月01日 | Weblog
「○○さん(私)の巻き髪ってどうやって巻いてるんですか?私、うまく巻けないんですけど」
と、今日、他部署の後輩女子に訊かれた。

彼女も最近髪を巻いている。

私の愛用しているのは母が使用していたホットカーラー。
私よりも年上の年季が入ったものである。

大中小、様々なロット14本を使い、髪を巻いている。
外側の髪は太めのロット、内側は細目のロットを使用。

巻く前は巻き髪専用のローションを吹き掛け、ロットを外す前はケープのスーパーハードを軽く吹き掛ける。
巻きが強くなってしまった場合はヘアクリームをほんの少し塗ってカールを崩す。
巻いた日は髪をいたわるようにトリートメントをする。

…そんな説明を彼女にした。

こういうことを訊かれると、なんだか嬉しい。
ロン毛冥利に尽きる。