世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

平日デート

2011年12月16日 | Weblog
最近吉熊をかまってあげていない。そのうちグレて、暴走族「孤愚魔(こぐま)連合」なんぞに入会し、「おい、こら、金出せよ、クソババアぁ~」と私にせがむ子になったらどうしょう。
そんなの嫌だわ。

今日は平日だが、吉熊とデートをすることにした。
仕事中は勿論、私の鞄の中でお留守番。

昼休み、早めにご飯を済ませて会社隣の公園へ吉熊を連れていった。初冬の日差しの中、駆け回る吉熊とスーツ&ハイヒールの私。
ふと、非常階段から視線を感じる。喫煙中の他部署の先輩だった。彼女も公園にやってきて、私のデジカメに収まった。「無駄にアイドルショットを撮りましょう」というテーマで。

久々に太陽を浴びた吉熊は、本当に楽しそうだった。






ロビーにて。


「この子、誰?」
鏡に映ったあなただよ。



定時後、大宮の宇宙劇場へ。ここでは、毎月第3金曜日にレイトショーがある。19:30~の上映で、会社帰りの人でも間に合う。


展示物のクマ写真に驚く吉熊。
「こわいよー」



客は私を含めて8人。カップル2組、男性1人、女性3人。
ほぼ貸しきり状態。
ナレーションは今日は男性。耳触りの良い声だった。

今月はクリスマスがある月なので、星空解説もクリスマス仕様。ツリーの上で輝く星は「ベツレヘム」という。それはキリストの誕生したときにその上で輝いていた星で、キリスト生誕の絵画ではよくでてくるんだそうだ。





でもその星がなんなのかは色んな説があってまだよく分かっていない。

・超新星説
・彗星説
・金星説
・水星と土星の会合説

今日はプラネタリウムではあまり上映しない、2000年前の「水星と土星の会合」を1年に凝縮させた動きを見せていただいた。二つの惑星が不思議な軌跡を描きながら夜空をランデブー。見てると吸い込まれていく錯覚に陥った。


あと、オリオン座の隣にクリスマスツリー星団があることを今日知った。
そして、その近くにある馬頭星雲。馬頭星雲の黒い色は多量の塵を含んでいることによるらしい。ホント、馬の頭の形だ。


西の空には夏の星座がまだしぶとく残っているのが見える。白鳥座だ。その形から、南十字星に対抗して、北十字星と呼ばれているらしい。
そして最後、明け方近くに北に見える星座は、大熊座。クマー!クマクマー!静かに興奮する我々。

BGMはクリスマスにちなんだ曲。これ、カップルにはたまらない演出なんじゃないだろうか。まあ人生ソロ活動(過激派)Withクマの私にもたまらない演出なんだが。

夕御飯は、大宮に来たときには必ず寄るファーストキッチンで。ポテトが好きなんだが、21時近くに油っぽいものを食べる勇気はなく…サラダにした。



続いて、さいたま新都心へ。


駅前はイルミネーション真っ盛り!吉熊も私も思わず見とれてしまった。さっきプラネタリウムで見た星たちが、さいたま新都心駅前に集合したみたいな輝きっぷり。







うっとり。


ひたすら、うっとり。



吉熊には、いつもお世話になっている。辛いとき、悔しいとき、いつも私の言葉を黙って聞いてくれる。もう、私には吉熊しかいない。彼の喜ぶ顔が私の生きる意欲になっている。だから、今日のデートを発案した。久々に二人っきりの時間を楽しめた。私にとっては、なくてはならない時間である。

吉熊、今日は付き合ってくれて、ありがとう。
君の笑顔が大好きです。



さて、明日も仕事だー。
明日が終わったら休み。頑張れ、私。

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