世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

厳寒の候

2012年01月07日 | Weblog
土曜出勤日。
正月を除いて、12月の最初の土曜日から、久しく土曜日に休んでいない。なんだか損した気分である。

しかし、通勤電車内でふと自分の手を見て、にんまり。
正月に購入したクマの手袋。
コートの袖でクマさんがかくれんぼしてるのだが、ときどきその姿を晒す。
可愛いなあ。



昨日はぐっすり寝た。
冴えた頭で、第3四半期決算の文言部分(当第3四半期累計期間における我が国経済は、…)をじっくりと考えることができた。
いくつかを吉熊上司に見ていただき、感想をいただいた。

あと、来期の予算作成を本格的に行った。手始めに簡単な事務用品費から。
感覚が蘇ってきた。嗚呼、これだよ、このトランス状態。
12月の数字が固まったら、それをもとにして、もう少し明確な形にできる。
で、出来上がった頃、春になってるんだよな…毎年。
予算作成は、私にとって、「厳寒」である。
春になる直前に訪れる、凄く寒くなる数日間のようだ。
毎日残業で、目は窪み、下手すりゃ吉熊上司に怒られる、経営管理室の一大業務なのである。
今の内から少しずつ着手しておく方が懸命だ。



今、上野の国立博物館に行くと、先着順で土偶のストラップがもらえる。



年末から、吉熊上司が「土偶、欲しいなあ」と言っていた。
しかし、奥さまに博物館行きを却下されてしまったらしい。
吉熊上司、大変しょんぼりしていた。

偶然、他所から博物館のチケットをいただいた私。
今朝、そのうちの数枚を彼に贈呈した。
「いいよ、悪いよ。…え?いいの?ホントに?…ありがと」
と、喜ぶ彼の顔を見たら、私まで凄く嬉しくなった。

「明日、上野に行くからさ。今日は早く帰らなくっちゃ!」
と帰宅を急ぐ吉熊上司。

6歳になる彼の息子が、父親と母親に両の手を引かれ、あの国立博物館本館を前にしてはしゃぐ姿が、目に浮かんだ。

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せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずなすずしろ

2012年01月07日 | Weblog
昔の言い伝えで、これほどまでにその存在の偉大さを実感できる慣習ってあるだろうか。

七草粥。

この正月も大いに飲み食いに明け暮れた。正月の醍醐味である。胃を壊した6年前の私が見たらびっくりするような食生活を送っていた。もはや酒ジャンキーと化していた。

やはり歳なのだろうか。昨日ぐらいから胃が重い。食べられないわけではないのだが、さっぱりとしたものを求めてしまう。
お粥、とか。


七草粥に入れる草には、それぞれ、効能があるらしい。


★せり セリ科の多年草。田の畦など湿地に自生。
効能/消化を助け黄疸をなくす

★なずな 別名・ぺんぺんぐさ アブラナ科の越年草。
効能/視力、五臓に効果

★ごぎょう (おぎょう)
ハハコグサの異名 菊科の越年草。
効能/吐き気、痰、解熱に効果

★はこべら 別名・はこべ、朝しらげ 撫子科の越年草
効能/腎臓に良い

★ほとけのざ タビラコの別名 菊科の2年草 田や畦に自生
効能/歯痛に効く

★すずな 蕪、カブラの異名
効能/消化促進、しもやけ、そばかす

★すずしろ 大根の異名
効能/胃健、咳き止め、神経痛



正月で疲れた胃を休めつつ元気にしてくれるだなんて、なんて素晴らしいんだろう。七草粥。

世間における大多数の人がこの時期にお粥を求めているのだろう。
だから七草粥の言い伝えは、その存在を確固たるものとして存続しているのだろう。

スーパーに七草粥セットが販売されていなかったので、普通のお粥(フリーズドライ)を購入。


せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずなすずしろ、これぞ七草。
小学校5年生の時に、担任の先生に教えてもらった春の七草。

毎年七草粥を食べながら、「せり、なずな、…」と呪文のように唱える私である。

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