北京には11年前に行った。そのとき、故宮博物院に行き、膨大なお宝を見た。
あの博物館の品々が東京にやってくるというではないか。
しかも「清明上河図」なんて、中国が海外に出したことがない門外不出の名品である。
これは行くしかねぇべ。…という想いで訪れた。


すっごい混みよう…。
平成館に入場するのに1時間並び、館内で「清明上河図」を見る為に更に80分並ばされるんである。
最初のコーナーは、書物ばかりで、正直つまらなかった。
「水村図巻」

この絵巻の絵のあとに、漢文がつらつらと書かれているのだが、それは絵を描いた人の友人たちの感想らしい。今で言う、FaceBookの「いいね!」やツイッターのフォローみたいなもんだろうか。
一番感動したのは「孔雀翎地真珠珊瑚雲龍文刺繡袍」
孔雀の羽を織り込み、真珠や珊瑚をビーズにして縫い込んだ龍袍。
孔雀の羽根の何とも言えない色合いが、本当に素晴らしかった。
ずっしりとして重そう!!

「梔子堆朱盆」
重ね塗った漆に彫刻を施したもの。
ぷっくりとした質感が触らなくとも手に伝わってきそうだった。

「乾隆帝是一是二図軸」
乾隆帝が自らと、その愛した文物を描かせたもの。
特製の「彩漆円卓」や「玉璧」、「湯叔盤」「癸觚」等の古器物が描かれている。
これらの一部は現在も故宮博物院に残されており、隣のコーナーではそれらを集め、是一是二図の部屋が再現されていた。
絵の中に出てきた古器物の実物が実際に見られるだなんて、なんて贅沢な展覧会なのだろう。

「青花龍濤文八角瓶」
コバルトの青が素晴らしい。

ここで一時退館。
喫煙所で煙草を吸い溜めし、再び館内へ。
覚悟を決めて、「清明上河図」の列に並ぶ。
この時間で80分待ち。
時間帯によっては180分待ちにもなるらしい。
どんだけ人気なんだ?
北京の人もなかなかお目にかかれない上、この「北京故宮博物院200選」のためにわざわざ来日する中国人もいるという。
上海でこの絵が展示されたときは8時間待ちだったとか。
80分後…。
フラフラになりながら、やっと対面する。
「歩きながら見てください」
「前の方との間隔を開けずにお進みください」
と、係員にしつこく言われながらの見物。
橋の部分だけは、超しっかり見た。
虹橋を船が潜り抜ける時の絵。
マストを下げる船だが、その距離ではまずいんじゃね?
橋の上の観衆の高揚っぷりをしっかりとこの目で捉えられた。


庶民の暮らしっぷりの部分は、さらっと見ただけ。
でも、満足。
ルーベンス「キリストの昇架」を見たあとの、フランダースの犬のネロのように昇天しそう。
「僕、見たんだね…パトラッシュ…」
この展覧会。
脳内ではずっと「ラストエンペラー」が流れていた。
The Last Emperor OST - 09 The Last Emperor (Theme)
ミュージアムショップで買い物をしたあと、外に出ると、夕暮れだった。
朝一番から夕方まで、じっくりと東博を堪能できた。

東洋館と本館の間から、にょきっと出ていたスカイツリー。

さて、明日からまた仕事だ~!
二日間、遊びまくったので、すっかりリフレッシュできたど~!



あの博物館の品々が東京にやってくるというではないか。
しかも「清明上河図」なんて、中国が海外に出したことがない門外不出の名品である。
これは行くしかねぇべ。…という想いで訪れた。


すっごい混みよう…。
平成館に入場するのに1時間並び、館内で「清明上河図」を見る為に更に80分並ばされるんである。
最初のコーナーは、書物ばかりで、正直つまらなかった。
「水村図巻」

この絵巻の絵のあとに、漢文がつらつらと書かれているのだが、それは絵を描いた人の友人たちの感想らしい。今で言う、FaceBookの「いいね!」やツイッターのフォローみたいなもんだろうか。
一番感動したのは「孔雀翎地真珠珊瑚雲龍文刺繡袍」
孔雀の羽を織り込み、真珠や珊瑚をビーズにして縫い込んだ龍袍。
孔雀の羽根の何とも言えない色合いが、本当に素晴らしかった。
ずっしりとして重そう!!

「梔子堆朱盆」
重ね塗った漆に彫刻を施したもの。
ぷっくりとした質感が触らなくとも手に伝わってきそうだった。

「乾隆帝是一是二図軸」
乾隆帝が自らと、その愛した文物を描かせたもの。
特製の「彩漆円卓」や「玉璧」、「湯叔盤」「癸觚」等の古器物が描かれている。
これらの一部は現在も故宮博物院に残されており、隣のコーナーではそれらを集め、是一是二図の部屋が再現されていた。
絵の中に出てきた古器物の実物が実際に見られるだなんて、なんて贅沢な展覧会なのだろう。

「青花龍濤文八角瓶」
コバルトの青が素晴らしい。

ここで一時退館。
喫煙所で煙草を吸い溜めし、再び館内へ。
覚悟を決めて、「清明上河図」の列に並ぶ。
この時間で80分待ち。
時間帯によっては180分待ちにもなるらしい。
どんだけ人気なんだ?
北京の人もなかなかお目にかかれない上、この「北京故宮博物院200選」のためにわざわざ来日する中国人もいるという。
上海でこの絵が展示されたときは8時間待ちだったとか。
80分後…。
フラフラになりながら、やっと対面する。
「歩きながら見てください」
「前の方との間隔を開けずにお進みください」
と、係員にしつこく言われながらの見物。
橋の部分だけは、超しっかり見た。
虹橋を船が潜り抜ける時の絵。
マストを下げる船だが、その距離ではまずいんじゃね?
橋の上の観衆の高揚っぷりをしっかりとこの目で捉えられた。


庶民の暮らしっぷりの部分は、さらっと見ただけ。
でも、満足。
ルーベンス「キリストの昇架」を見たあとの、フランダースの犬のネロのように昇天しそう。
「僕、見たんだね…パトラッシュ…」
この展覧会。
脳内ではずっと「ラストエンペラー」が流れていた。
The Last Emperor OST - 09 The Last Emperor (Theme)
ミュージアムショップで買い物をしたあと、外に出ると、夕暮れだった。
朝一番から夕方まで、じっくりと東博を堪能できた。

東洋館と本館の間から、にょきっと出ていたスカイツリー。

さて、明日からまた仕事だ~!
二日間、遊びまくったので、すっかりリフレッシュできたど~!



