世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

日々刻々と

2012年01月14日 | Weblog
土曜出勤日。
今日は車両関係費の予算を作成した。
また、副社長に書類を私に行ったら
「この携帯に合う充電器、ねぇか?」
と。
どうやら私用の携帯の充電が無くなってしまったよう。
自席に戻り、吉熊上司に相談。
そしたら、
「知らねーよ。俺に言えば何でも出てくると思うなよ?俺はドラえもんじゃねぇんだ」
とちょっとマジギレされた。ごもっとも。
しかし、さすがは吉熊上司。なんとかしてくれた。

副社長はauもSOFTBANKもdocomoも全て同じ充電器で事足りると思っていたらしい。
さすがは戦前生まれである。
訂正しておいたが、
「携帯って不便だな」
と、捨て台詞を吐いて去っていった。
やれやれ…。


昨日、今日と、別れがあった。

昨日は、総務にいた後輩女子。
出産後、旦那の転勤に伴い、神奈川の店舗での勤務になった。
今回、大阪への転勤となり、やむを得ず辞めることにしたとのこと。
彼女と私は同郷であり、実家も近い。
彼女の実家は有名なパスタ店を経営している。
そんな彼女は、京都に住むことになった。
知らない土地で慣れない育児、きっと不安に違いない。
でもしっかりとした子だから、きっと大丈夫だろう。


もう一人は今日。他部署の後輩男子・筋肉くんだ。
飄々としているくせに、すげー生意気で、でも本当はとても優しい子。
ボディビルにはまっていて、よくプロテインをモリモリと食していたっけ。
某課を任されていたのに、辞めてしまうだなんて勿体ない。
でも彼には「やってみたいこと」があるらしい。
お別れのとき、
「最後に筋肉を触らせてください」
と懇願したところ、
「あ、いいっすよ」
と腕を差し出された。
「んっ」
と力む声と共に、腕は剛鉄のように固まり、そして隆起した。

仕事中にもかかわらず、つい大声で
「ぎゃ!!」
と叫んでしまった。
元気でね、筋肉くん。


中島みゆきの歌で「時代」という曲がある。
今日はあの曲が頭を占領した。
副社長に変なことを頼まれたり、吉熊上司に助けてもらったり、そんな日常も、日々刻々と変っていっている。
出会いと別れを繰り返しながら、時は止まることはない。一見静止しているようで、よく見ると切ないほどに止めどなく流れているんである。そんな無限の繋がりの中で、どんな人でも出会えたことは奇跡だ。去りゆく二人を見ながら、そう思った。

今宵は少し飲んでいる。
明日は休み!
ゆっくりしよう。



「飲み過ぎはだめだよ」
って、吉熊。

はいはい、わかってますよ~。


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ミクロな母性本能

2012年01月14日 | Weblog
心療内科デー。
今日の待ち時間は、4時間半。
薬局を出たのが23:00。…長かった。成田ー香港のフライト時間に匹敵する。

心療内科に着いたとき、待合室は椅子が全て埋まるぐらい混んでいた。過疎地域の分校における全校生徒より多い。
覚悟をしていたが、やはり4時間の待ち時間は辛い。本を読んで、時間を費やした。(角田光代の小説「くまちゃん」)

診察室から患者の声が聞こえる。さっき診察に入っていったイケメン眼鏡前髪7:3分け草食系サラリーマンだ。IT革命とマーケティング理論について熱く語り倒しているんだが。いいから、早く終えてくれー。お腹空いたー。ヤニ入れたいー。

22時40分。診察室に呼ばれた。
クマ医師に会うのは新年初!あけおめ!くまくま。

てか、目が窪んでいるし!クマ医師、大丈夫なのか?

「最近どうですか?」
と、いつもの確認。てか、その台詞、私があなたに送りたい。

先日、社長に言われて傷ついたことを話した(1/6「つまらない」らしい)。

「それは酷い!」
といきり立つクマ医師。
私も語っているうちにどんよりしてしまう。でもクマ医師が疲れているので早く切り上げないと、と頭の端で思う。

社長が私にそういう態度をついしてしまうのは、私に甘えているからだとのこと。「子供がお母さんに甘えるのと同じです」と心療内科医に真顔で言われると、信じてしまう。
しかし、人の親になったこともないし、将来親にならない気満々だし、子供がいたらいたで虐待必至…そんなミクロな母性本能しか持ち合わせていない私に甘えるだなんて。甘える先、間違っているよ~!と絶望。

甘えられたら、脳内転換(「私を信頼してくれてるんだ」)せよ、とクマ医師。

えー。
耐えられるかな…。でもそれしか道がないっぽいし。やるしかないのだろう。
信頼ね、信頼。


明日も仕事だ。
ミクロな母性を総動員させ、頑張ろう。


処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール

パキシルの減薬話は完全に流れた。
私ももう少し、甘えていたい。パキシルに。