世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ご褒美

2010年09月17日 23時41分19秒 | Weblog
金曜日の楽しみは、晩酌。
ツマミ兼夕御飯は今流行のラー油味のジャージャー麺。
スーパーの棚で一目ぼれしてしまった。

吉熊とかんぱ~い!
うまいんだな、これが。
明日から3連休ということもあり、今日は林檎サワーとジントニックの豪華2本立て。
一週間、よく頑張りましたのご褒美。
ご褒美という単語は、なんて甘美な響きを持ってるのだろうか。

私の思い出の中にある最古のご褒美は、幼稚園の運動会の後、母に買ってもらったリカちゃん人形だ。
あの時は嬉しかった。
リカちゃんが着用していたピンクの服の肌触りまで、しっかりと覚えている。

運動会の障害物競走。
輪くぐりができずに輪を持ったまま立ち止まり、挙句の果てにはどうしたら良いかわからず、輪くぐりを放棄して先へと進んだ私。勿論、最下位だった。
観衆の嘲笑いの対象になった我が子を「よく頑張ったね」と褒め、母はリカちゃん人形をくれた。
あんな結果だったのに、どうして褒められるのか、幼心に不思議だった。
あれから四半世紀以上が過ぎ、こうして自分にご褒美を与えている金曜日。
人生の障害物には日々遭遇しているけれども、なんとか走り続けている。

ご褒美があるから。
そして、声援があるから。


哀しき女優

2010年09月16日 23時16分27秒 | Weblog
心療内科デー。

今日の待ち時間は僅か1時間半。快挙である。着いた直後より、診察室からは「氷雨」(佳山明生)の歌詞のような内容の話し声&嗚咽が聞こえてきた。長丁場を予想…。
しかし、見渡せば待合室にはいつもの半分の患者さんしかいない。
受付の人曰く、今日は雨のせいで患者さんの足が遠退いたとのこと。なるほど。でも皆さん、薬のストックは大丈夫なのだろうか。私なんてパキシルの在庫をぎりぎりにしか所持していないので、心療内科デーを辞退するなんぞ想像もできない。今日も鐘と同時に会社をあとにし、雨の中ダッシュして、心療内科受付時間にぎりぎり間に合った。きっとデートでもこんなには急がないであろう。

今日もクマ医師はクマっぽかった。

最近は眠れないのでマイスリーとソラナックスのブレンドで意識を強制終了している旨を報告。
「何か原因は?」
と訊かれた。

原因は、
…無いようである。
あるようで無い…。

毎日の生活に支障をきたすような原因はたしかに消散したような気がする。原因を原因とみなさないようにする訓練・認知行動療法によるところが多い。もしくはパキシルによる感情の平均化。

原因…クマ医師に言うのも恥ずかしい漠然とした将来のことが、強いて言うならばそれに該当するのだろう。

将来のことは、あまり考えないようにしている。
考えてもどうしようもないもの。

でも時々、抗えないほどの強引な力をもって、不安の種がにょきにょきと頭をもたげる。私の中で。
寝床で横になる。
目の前を覆う閨に自身に内在する不安の影を投影することの苦しさから逃れるべく、睡眠導入剤と抗不安薬を常用するようになってしまったなんて、言えない。
目の前で私の目を覗き込むようにして問いかけるクマのようなクマ医師には、とてもじゃないが言えない。
言えないよ(郷ひろみ)。

言うべきなのかな。
でも、クマ医師の前では良い患者を演じてしまう。
女優並みに。
来年の日本アカデミー賞最優秀女優賞は松たか子や深津絵里を押し退けて私が受賞するんじゃなかろうか。


にわか女優は、雨の中、薬袋を抱えて帰宅するのであった。

処方変更なし
パキシル、マイスリー、パリエット、防風通聖散

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遠くて近い。近くて遠い。

2010年09月15日 23時05分30秒 | Weblog
6年ぶりの為替介入。政府・日銀は、円売り・ドル買いの単独介入に踏み切った。介入額は1兆円超の規模に達したらしい。
午後の日経平均株価はアゲアゲ。早速、海外出張組にメールで報告。
私のパソコンから海外にいる人の携帯電話にメールが行くだなんて、いまだに信じられない。
世界って繋がってんのな。
今日もとても平和な一日だった。

帰りに母ヨーコたんと電話。
今日の話題は私の母の父親、つまり祖父の親について。
私のひいおじいちゃんとひいおばあちゃん。
特に気になるのがひいおばいちゃん。「れい」さんという人。
母ヨーコたんは彼女にそっくりらしい。
私は母似。
ということは、れいさんと私も似ているということだろうか。
気になるが写真がないので確認できず。もどかしい。

母との電話で気づいたこと。
それは、母は自分の故郷・足尾を語るときが一番楽しそうだということだ。
足尾というと鉱毒事件や田中正造が有名である。
私も小学生の頃は毎年夏に遊びにいっていた。
川でマスを捕ったり銀山平で蜻蛉を追いかけたり。地元の子と仲良くしたり、鹿の肉を食べたり。
夏休みの原風景というか、ノスタルジックな思い出がそこにはある。
夏休みの数日間だけ足尾に滞在していた私とは違い、宇都宮に引っ越してくる14歳までの毎日を足尾で生きた母には、山の女としての強さを感じることがある。
怒ると怖い反面、純粋で優しい母の性格は、足尾の四季が醸し出したものではないか、と。

そんな足尾のDNAを受け継いでいるのに、宇都宮の平地で育った私にはいまいち母のようなパンチの効いた生き方ができない。別に自分を責めはしないが、遊び上手な母を見ていると自分が時々歯がゆく感じるのは確かだ。
足尾のDNAを受け継いだ遠い親戚が東京にいると今日、知った。
しかも私の住まいから近い。
でもかなり遠縁にあたるので多分この先も会わないだろう。

携帯電話で海外の人と電話ができる世の中。
逆に、近くにいても、なんとなく存在を確認するだけの疎遠な関係もある。
この二つの事象について今日は考えてしまった。


民主党代表選@テレビ東京

2010年09月14日 23時06分36秒 | Weblog
仕事終わりに寄り道しての一服ほど旨いものはない。最高~。
ふ~。
今日も一日働いた。経費分析をしながら、民主党代表選の結果を待ちに待っていた。
15時半、結果キター!
菅さん、再選。
吉熊上司が即海外出張組に報告。
その後、ドルが落ちに落ちていった。
先日の旅行で余ったドル紙幣。まだ日本円にしていない。今替えるとかなり損だ。しばらく塩漬けに…これって強制貯金?

今回の夏旅も勿論一人旅だった。吉熊は連れていったけれども。
周囲と比較検討してみると自分ってかなり変わっていないか?と思う。
でも、他人と同調して無理するのはイヤだ。
私の人生だもの。好きなように生きるつもり。
そんな我が道を行く生き方と、にわかにシンクロしているテレビ局がある。
テレビ東京だ。
有事の際、他局が特番組もうが何しようが、もうね、関係なし。

以下はその『テレ東伝説』である。

・湾岸戦争 → 楽しいムーミン一家と三つ目がとおるで高視聴率獲得
・阪神・淡路大震災 → ムーミン再放送、覇王大系リューナイト、ゲーム王国、BLUE SEED、ミュータントタートルズ、I love SMAP、開運!なんでも鑑定団
・地下鉄サリン → ムーミンの再放送
・麻原判決 → 風呂58歳退職
・9.11テロ翌日放送 → ビルに人間が突撃するアニメ・スクライド
・姉歯元一級建築士の証人喚問 → ジャパネットたかた
・紀子様に男子誕生 → 通販番組で圧力鍋、経済ニュース、スラムダンク(関西)、インタビューでは高橋名人が一般人扱いの大写し
・立てこもり発砲事件 → 銀魂で立てこもりシーン、アニメで実況中継
・青森岩手で震度6 → スレイヤーズで街破壊シーン
・酒井法子逮捕後の謝罪会見→ 酒井法子に代わって「ペンギンの問題」の木下ベッカムが謝罪


好きだ、こういう生き方。
しかし、今日の民主党代表選ではその特番を放送したようだ。
若干、裏切られた気分だ。
そして、この目で確かめたかった!

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謎の評価

2010年09月13日 23時26分54秒 | Weblog
会社四季報発売日&8月分経費のデーター加工で朝からバタバタ走るバタコさん状態に陥る。
そんな日に限り、Excelの調子が悪く、データ加工中に保存をしていなくて、1時間かけた仕事がパァになった。悔しいので20分で終え、何事もなかったようにしたけど。

経理の月次が締まる→経費のデーター加工を私がする→各自(吉熊上司、私、タイスケくん、Cちゃん)が受け持つ担当科目を分析…なので、早く加工をしなくてはならない。
皆が待ってる。
加工を終え、「皆さん!経費分析をお願いします」と言うときは、マンモスの肉を携えて帰る原始時代のお父さんの気持ちになる。「さぁ!ご飯だよ」って。ギャートルズ的に言うとゴンの父ちゃんだろうか。

家に帰れば腹を空かせたクマ達が待っている。
ストッキングを脱いで、「あー」と一服をしながら「変わったことはなかったか?」とクマたちに問い尋ねる。
「はい、これ」
と、会社でもらったお菓子の土産を与える。
私にあるのは母性ではなく父性なのかもしれない。


って、携帯片手にここまで構想を練っていた。某ファミレスで。私は普段、夕御飯を摂りながら、携帯を使ってブログを書いている。
「今日は上手に纏らなかったなあ」と思いながら、携帯をたたんだその時!
隣の酔っ払い殿方2人が話しかけてきた。
「このサラダ、どうですか?」
って。
「この子、一人で食事してて可愛そう」と思われたらしい。
内心面倒だったのだが、面白かったので2時間近くお喋りをしてしまった。
サラダとプリンとワインをご馳走になってしまった。
「酒の席で、隣に座った人とこうやって会話が弾む。それがこの町のいいところだ」
と言う彼らの人の良さげな雰囲気に付き合ってしまった。
異業種コミュニケーションは思いもよらないほど楽しかった。

「キャバクラに行くより楽しい!!本当は副業でキャバ嬢やってるんじゃないの?」
という謎の評価を得た。

いいえ。
純度100%の堅気の会社員だってば。
まじりっけなし。

携帯のメルアドは敢て交換しない。
「また会えたら飲みましょう」
という約束をして別れた。

ギャートルズの父ちゃんになったりキャバ嬢になったり…忙しい日だった。


充電!!

2010年09月12日 23時22分45秒 | Weblog
朝早めに起きた。正確に言うと、腰が痛くて目が覚めた。昨夜は父愛用の腰枕を借りて寝たのだが、それが合わなかったらしい。
なのに母ヨーコたんったら「こんな輩と寝ているからだ」と吉熊とワルツを指差して言う。輩って…。

庭を散策。


百日香


白粉花


鷺草


鶏頭


唐辛子の花
サンシャイン牧場っぽい。



ブランチのあと、母と二人でカラオケに行った。フリータイムだったので当然夜までいるんかと思いきや、母は16時でリタイア。疲れてしまったらしい。仕方がないのでその後一人で熱唱していた。普段は歌わない曲を歌えて大満足♪


父が出張から帰ってきたので私も帰宅。彼にはニューヨークのお土産に香水「gucci by gucci」を購入した。喜んでもらって安心。


夕御飯はもんじゃ焼き&お好み焼き。途中から仕事帰りの弟もやってきた。彼の食べっぷりはスゴい!なのに痩せている。腹の中にサナダムシでも飼っているのではないだろうか。
今回のもんじゃ焼き。明太子とキャベツを初投入。美味しかった。


21時前の快速ラビット号で東京に帰る。駅まで弟に車で送り届けてもらった。感謝。

二日間、ゆっくりと過ごすことができた。
充電できたので、明日からも頑張ろう!

アメリカ同時多発テロに思う

2010年09月11日 22時34分08秒 | Weblog
今日でアメリカ同時多発テロから9年が経つ。

あの時、私は何をやっていたか?

店舗から本社に異動して半年たった日にあの事件は起きた。
あの日の夜、私は家でパソコンをいじっていた。
電話が鳴った。
男友達からだ。
「すぐにテレビつけて」
と言われたとおりにテレビをつけてみた。テレビの中で起こっていることに理解ができなかった。ビルの一部から煙が出ている。映画の撮影かと咄嗟に思った。
「世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだんだよ!」
既にあの土地に行ったことがある彼の嘆きっぷりは相当なものだった。
そうこうしている内にもう1機の飛行機がビルに突っ込んでいった…。
その晩はずっとテレビに釘付けだった。どのチャンネルをまわしても、煙を出している二つのビルしか映っていなかった。異様な感じがした。
その後ニューヨークでのあの惨状が明確になるにつれて、なんとも言えない気持ちが湧き起こってきた。

あの犯罪の手口や犠牲者の痛みは、私の理解を越えていた。
あれから9年後。
先月。
私はあの悲劇が起こった跡地グランドゼロに立った。
「ここにあんな建物があっただなんて信じられない」
というのが率直な感想だ。









クレーン車やトラックが行き交う現場。
復興は目覚ましく、何も言われなければただの工事現場と間違えてしまうぐらい普通の光景だった。
壊れたビルを再建することは可能だ。しかし、壊れた命はどう頑張っても元通りにならない。
そんな当たり前である命の脆さや尊さについて、きちんと理解をしていれば、人としてあんなことを起こそうとは思わないはず。思わないはず…と思っている私が甘いのだろうか。
とにかく、復興中のあの地をこの目で確かめられて良かった。
そして、もうあのような悲劇が起こらないように祈ろう…今夜は。
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実家の秋2

2010年09月11日 22時33分45秒 | Weblog
雀宮駅から歩いて実家に帰る前。
雀宮中央小学校の前を通った。
20年前に卒業した母校。
懐かしい。





手前にある屋外トイレ、ここ、掃除当番だった。




4号線前の南国フルーツ。
ここの前の信号機、なかなか青にならなくて。
通学のとき、相当イヤだった。



夕御飯は毎度お馴染みの「正嗣」の餃子。


デザートはかき氷。


母ヨーコたんのピアノタイム。
ジムノペディ 第1番、完璧にマスターしていた!
びっくり。


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実家の秋

2010年09月11日 22時33分08秒 | Weblog
吉熊と宇都宮の実家に帰省。
夏休み前から1度も帰省していなかったので、ニューヨークのお土産を持参。
生憎、クマパパは出張中で不在。残念なり。
母ヨーコたんは、私のために、暑い台所で夕御飯をこしらえてくれていたもよう。ありがとう。ピーナッツご飯、美味しかった~。
お袋の味を楽しみつつ、二人で会話。といっても夜な夜な電話をしているので、お久しぶり感ゼロ。
庭からは秋の虫たちの大合唱が聞こえてくる。

これぞ、実家の秋。

ダイヤモンドは永遠の輝き

2010年09月10日 23時49分40秒 | Weblog
今年の「フォーエバーマーク賞」は女優の小雪が受賞したもよう。

小雪、ダイヤモンドが一番似合う女性に
http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/TKY201009100190.html

小雪。好きよ。ドラマ「きみはペット」で澄麗役を演じたときから密かに好感を抱いている。
ダイヤモンド、似合うなあ。

De Beersがプロモーションを手掛けるForevermark。
そのダイヤモンドは、世界中のダイヤモンドの1%にも満たないほど希少で、採掘から消費者の手に渡るまでの全工程を保障する。各々にシリアルナンバーが刻印してあるのだが、その刻印はビューワーがないと見られないぐらい小さい(1/20ミクロン)。

ダイヤモンドの価値を決めるのは4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)で、それらの条件プラス厳しい基準を満たしたダイヤモンドだけがあのマークとシリアルナンバーを内に宿すことができる。

ダイヤモンドの研磨と人の生き様を結びつけるという蘊蓄は、もう手垢がついているぐらい語り尽くされている。ホテルのバーでオジサマが若い娘を相手にし、グラスを転がしながら囁いていそうな種類のものである。それでも、今回の小雪の発言を読むと、改めて納得してしまう。

生まれ持った色、質、外観。それらをカット(研磨)という外的な要因で磨く。
ダイヤモンドも人も然り。
その結果、輝けるのだと私は信じている。
たまにこの信念を疑いたくなるときもある。
「こんな外的圧力に私は耐えられそうもない」「壊れてしまう」と。
弱っているときは特に。
でも時が過ぎて、過去を振り返ると、あの研磨があったからこそ、今、こうして幸せに暮らせているのかなとも思えるから不思議だ。

これからも数々の研磨の工程が私の前に用意されているかもしれない。
楽しい研磨、苦しい研磨。思いもよらぬ研磨…。
それらを「自分を磨くためのこと」だと悟れるようになれたらいいなと思う。


笑っていられるのだもの。

2010年09月09日 22時57分00秒 | Weblog
お偉いさんたちご一行様は、海外出張なう。社内はとても静かだ。
各部から上がってくる、お偉いさんたちに渡す書類。
それらを私と吉熊上司がメールで送付する。
そんなことをしていたら、一日があっという間に過ぎた。

今日は少し短めのスカートで出勤した。
先日の身だしなみ業連が発令されてから、この短めのスカートの存在を思いだした。
昨夜、クローゼットを漁り、本日の着用に至った。
「駄目と言われると急に履きたくなるんですよね、短いスカート」
と他部署の女子が言っていたが、笑いながら激しく同意してしまった。

「なんか言われるかなー」
と期待と不安を胸に出勤したが、誰も三十路過ぎのスカートの長さなんて気にしていなかった。

帰る頃になり、後輩男子タイスケくんに
「〇〇さん(私)って足が細いんですね!」
と指摘をされた。

照れ笑いをする私に彼は、
「下は細いのに。上にいけばいくほど大きくなるんですね!」
と追い討ちが。

一言多いんだよ、口からタイスケ!

「うっせぇんだよ。黙れよ。ヌッコロスからな!」
と反撃に出る私。
東京生まれの東京育ち、しかも育ちの良い彼は口汚く反撃する私を物珍しそうに見て、憐憫の眼差しをこちらに向けながら、
「態度が悪いですよ」
と反反撃してくる。

そのやり取りを見て、クックックッと笑う吉熊上司。

「こういう場合、私はどちらの味方につけば良いのでしょうか」
と途方に暮れる後輩女子Cちゃんに、吉熊上司は
「笑っていればいいんだよ」
と。

今日も一日平和に過ぎた。

そう。
笑っていられるのだもの。


あんず油

2010年09月08日 22時17分41秒 | Weblog
東京に雨が降った。
本当に久々である。
心なしか今日は気温が低くて過ごしやすかった。

台風は「目指せ関東」といった感じでこちらに向かってきたが、午後、静岡あたりで熱帯低気圧に降格したもよう。
とりあえず、安心。


夏の紫外線を受けたせいか、我がロングヘアにはダメージが散見する。最初湿度のせいで手触りが悪くなったと思っていたのだが、湿度の低い室内で触ってもゴワゴワする。

ニューヨークでは日傘を差している人など見なかったので、私も差さなかった。郷に入ったら的理由で。
気温は低かったのだが、太陽光線は意外と強く、日焼け止めを塗っていても真っ黒に日焼けをした。髪も紫外線を受けてだいぶパサパサしてしまった。
愛用しているパンテーン(クリニケア)の流さないタイプのトリートメントが切れてしまったので退社後にマツキヨに買いに行った。

棚を見渡して、目に入ったのはこの商品。
あんず油。

あんず?
椿油ならば知っているけど。
あんず…?

あ、これたしかアットコスメで高い評価を受けていた商品だ!
どりどり…という好奇心で購入してみた。
さっそく今夜から使ってみよう。

効果があれば良いなあ。


モテると何かいいことがあるのだろうか。

2010年09月08日 21時51分59秒 | Weblog
「その気があればモテますのに。もったいない」
とある殿方から言われた。
昨今、「モテ」という言葉が横行し絶賛されているが、その意味が私にはよくわからない。
恐らく、異性、もしくは同性に対して性的な魅力があるというのが「モテる」という意味なのだということは凡そ察しがつく。

しかし、モテたからといって、その後、何か良いことがあるのだろうか。
それがわからない。私には。

モテると、お腹がいっぱいになるのだろうか。
モテると、部屋が綺麗になるのだろうか。
モテると、出世するのだろうか。
モテると、ボーナスが上がるのだろうか。
モテると、クセ毛が直るのだろうか。
モテると、株価が上がるのだろうか。
モテると、頭が良くなるのだろうか。
モテると、蚊に刺されにくくなるのだろうか。

モテると、
モテると、
モテると、

…なんなんだ!?

「モテると何かいいことがあるんでしょうか」
と彼に問うてみたが、絶句しているばかりで答えてはくれなかった。

モテるか否かという評価を押し付けられるということは、私にとって不愉快極まりないことである。
自身の中に「殿方にモテて素敵な恋愛をし、いずれは…」という願望があれば別だが、そんな欲望を抱いたことなんて全くの皆無である。

一人が好き。好きなのである。
今更、他国との友好条約を結ぶ気はない。
鎖国でありたい。(たまに出島で合コン?)

平日は平和に仕事をして、夜御飯は好きなものを食べ、好きな本を読んで、サンシャイン牧場の世話をし、クマと戯れる。
休日は好きなだけ寝て気ままに散歩に出かける。
このリズムを狂わせる存在には遭遇したくはない。
できれば無縁でいたい。

モテるという事象は私の中で何の効力も持たない、無意味なことなのだ。
そして「非モテ」とは最高の褒め言葉だと位置づけている。
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マンハッタンを漂う風

2010年09月07日 23時17分07秒 | Weblog
海外に行ったときに思い出す殿方こそが、一番好きな人なのだ。

と、林真理子先生の「戦争特派員」に書いてあった。

旅行には、移動の際に飽きないよう、本を数冊持参することにしている。
今回の夏の旅行は片道13時間近くのフライトがあり、本を選ぶときに兎に角のめり込める本をと決めていた。
ニューヨークのガイド本、英会話の本、そして大好きな小説「戦争特派員(上)(下)」を機携えて渡米。

1986年。東京。ファッションメーカーのMD(マーチャンダイザー)をしている主人公・奈々子は28歳。仕事帰りの飛行機のトラブルで知り合った40歳超の元戦争特派員に恋をする。ベトナム戦争を取材していた男・梶原に、バブルの波が押し寄せる東京でひらひらと生きている女・奈々子は狂おしいほどに恋をする。
梶原の焦らしっぷりは、奈々子だけでなく読者である私ものめりこませる。奈々子が押せば梶原は引く。巧みに。奈々子のあまりにも駆け引きを知らない様子に「お前、もっと空気を読めよ!」と読者である私が助言をしたくなることが多々してあるという不思議な作品だ。
今の洗練された林先生の作品も大好きだが、当時の粗削りな感じもいとおかし。

奈々子は梶原への片想いを抱えながら仕事でフランスに出張に行くことになる。
そこで冒頭のようなことが書かれてあるのだ。

今回のニューヨークの旅で私が一番思い出した殿方は、実は昔付き合っていた彼氏…英語が堪能な人だった。
右も左も分からない土地、使用されている言語は英語、看板も標識もすべて英語という場所を一人で歩きながら、私は何度も彼に問いかけた。

「…って言いたいんですが、意味的にどうなんですかね?」
「『コーヒー、プリーズ』が通じないんですが…なんでですかね?」
「この人、何言ってるんですかね?」
「あの黒人、私の煙草をカツアゲしたのですが。これは文化なのですか?」
と。

かつてあんなに好きだったのに、今はすっかり他人になってしまった彼に向かい、私は心の中で何度もSOSを発信していたのだった。

一番思い出していたくせに、今も彼を好きかどうかを問われれば、私は肯定することはできない。
彼の仕草など全て忘却の彼方にあるのだから。
今さら連絡を取る気にもなれない。
彼だって迷惑に違いない。

ただ、彼が話す英語が、マンハッタンを漂う風に乗って微かに聞こえてきたような気がした。



32の夜

2010年09月06日 22時40分18秒 | Weblog
月曜日はやはり辛い。好き放題に煙草を吸っている土日との差が、月曜日にガツンと来る。喫煙欲の煩悩を消すことほど難しいことはない。イライラ…。

そんなイライラモードに追い討ちをかけるような業連が回ってきた。

身だしなみ規則、キター!

しかも厳しい。
私がいたときの雀宮中学校の校則と五分だな、おい。

そんな業連が我が部署から発信されちゃったもんだから、んもう大変。
今日は各部の人たちに「何、あれ?」と問われた(私は関わってないから知らないんだが)。

「◆◆部の□□さんのアイメイクなんて、デビュー当時の華原朋美みたいじゃないか(←「keep yourself alive」のプロモ)。あれはいいの?」
と、まさに魔女狩り状態だった。

まあね。
職場だからある程度の規則は必要だとは思うけれども。
しかし、接客業じゃあるまいし、なんであそこまで細かく決められなければならんのだ。
うちの会社はそんなに奇抜な服装をした人なんていないはずなんだが。男女ともに。
…と、帰りに後輩女子Cちゃんとリベートをしながら歩いた。

もう、こうなったら、アレだ。
クーデターしかねぇべ!

・「今まで履いたこともないレギンスといふものを、我々も履いてみむとてするなり」って、このタイミングで履いてみる。「パンツは踝まで」と規則で謳っているので、レギンスの裾を引き伸ばして着用。
・キュロットは駄目って書いてないよね?みんなで履こうぜ、キュロット。
・睫毛のエクステは禁止らしいので、今日から瞼に育毛剤リアップを塗りこんで睫毛を育成。わっさわっさな睫毛を羽ばたかせ、「この睫は自給自足ですが、何か?」。
・ジェルネイルはナチュラルな色ではないと駄目とのこと。じゃあ緑色に塗り、植物みたいにする。超ナチュラル!アルプスの少女がのさばるぐらいの大自然!
・ミュールは駄目らしいのでビーチサンダル。もしくはSMの人が履くようなピンヒール。もしくは名前入りの体育館履き。
・後輩男子タイスケくんは「サイバー系」に、吉熊上司はゴルゴっぽい装いをして欲しい。

…そんな妄想をしながら爆笑!
そして、急に虚しくなり落ち込む我々だった。
こんなことしたらクビが飛んじゃうYO!


嗚呼、…自由になれたような気がした32(歳)の夜であった。

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