世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

書初め

2010年09月06日 | Weblog
ニューヨークで購入したモンブランの万年筆。
インクのカートリッジを入れて、使ってみた。
書初め!
さすがに書きやすい。

せっかくの万年筆なのに、書初めがクマの絵。
ごめんよ、モンブラン。

取扱説明書が英語で記載されていて、解読するのに苦戦した。

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人間は一人なの

2010年09月05日 | Weblog
外は暑いので、ひきこもりデー。
最近、ちょっこし鼻の下が黒ずんできた。
産毛で覆われた顔はなんとなく厚い。
厚顔無恥を字でいっているようである。
夕方、涼しくなってきたので、近所のマリコさんの店に顔剃りに行ってきた。
マリコさんはご主人を早くに亡くし、女で一つで娘二人を育ててきた肝っ玉母ちゃん理容師である。
「天空の城ラピュタ」のドーラを実写化したようなマリコさんは今日も元気だった。
ここに来るようになってから、肌がめっきり綺麗になった。
きっと角質や産毛を取り去ることで、化粧水の吸収が良くなるんだと思う。
あと、マリコさんとお喋りをするのも楽しい。
パックが乾くまで、マリコさんがくれた缶コーヒーを飲みつつ、二人で煙草を吸いながらのお喋りである。
マリコさんのお嬢さんは海外に留学していて、先々月、帰国したそうだ。
お土産に、エリザベスアーデンの口紅をいただいた。
肌を低価格で綺麗にしてくれ、缶コーヒーももらえる。しかも土産つき。
至れり尽くせりである。
一皮剥けたので、明日からも頑張ろう!!




19:30~「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」を鑑賞。
今宵は「アラスカ 巨大ヒグマ大集結!」

番組HPより
北アメリカ、アラスカにすむ体重400キロにもなる巨大なヒグマ。初夏、川に遡上してくるベニザケの大群を狙って、ヒグマたちが川に大集結します。栄養豊富なサケはヒグマたちの大好物です。サケが多く集まるところでは、場所をめぐって、オスグマたちが争います。そのかたわらで、子グマを連れた母親は、子グマを襲うこともあるオスの視線を避けながら、懸命の子育てを行ないます。ベニザケの恵みに育まれる巨大なヒグマの新伝説。

鮭を豪快にかぶり付くクマの様子に目が釘付け。
すげ~。
うちの吉熊もあんな風になってしまうのだろうか。

子グマに餌の捕獲方法を教える母グマの視線がとても印象的だった。
いずれ子離れをしてお互い他人をして生きていくクマの親子。
鮭の遡上中、この夏の終わりまでには餌の捕獲方法を子グマに教えなくてはならない。
子供が自立することで親は安心する。
これって、クマも人も同じなんだなと思った。
私ももっと地に足を付けて頑張らないとな。
クマを見習って。


21:00~「NHKスペシャル」を観る。
「消えた高齢者“無縁社会”の闇」
Nスペの「無縁社会特集」、容赦ないんだよな…。
今年の1月に放送された「無縁死3万2千人の衝撃」なんて、ホント、衝撃的だった。
今宵の放送もある意味衝撃的。
普通の家庭が、少しずつ狂った歯車に乗せられ、「行方不明」を出してしまうのだもの。

番組HPより
‘生きているか、死んでいるかさえ分からない’――所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態。各地の自治体は今も毎日、住民基本台帳に記された住所地を訪ねて歩き、付近の住民から話を聞くなど調査を進めている。国は年金を受給しているすべての所在不明者の調査に着手した。

母と妹を亡くし、認知症の父親の面倒を見ながら、父親の年金を頼りに生きてきた男性。
その父親が死亡したのに死亡届を出さず、父親の遺体と暮らしていた。
死亡届を出したら、年金がもらえなくなるからという理由で。

家族がいても孤独。
家族がいなくても孤独。
この現代社会で生きていくということは、もれなく孤独も付いてまわるということなのだろうか。


10年前、「絆」がウザくて地元を離れて上京。
毎日、地味だがそれなりに楽しく生きている私。
近隣に知り合いもでき始めた。
でも数十年後、自分も「消える高齢者」になるのかもしれない、と思ったら急に怖くなった。
本音を話せる近親者、私の幼少時代からを知っている人、…そういう人が周囲から消えていくことの不安が今宵は少し強い。

でも。
でもね。
クマは孤独な生き物だって、今日、「ダーウィンが来た!」でやっていたじゃないか。

それに私のバイブル「下妻物語」で主人公桃子は、

人間は一人なの
一人で生まれて一人で考えて一人で死んでいくの
人は一人じゃ生きられないなんて
だったら私は人じゃなくていい
ミジンコでいい
寄り添わなきゃ生きられない人間よりも
ずっとずっと自立してるもの

って言ってるじゃないか。


孤独、上等だぜ!!!
夜露死苦ぅ~。

さて。
クマを見習って鮭の捕獲練習でもすっかな~。

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(劇)レインボウ城!「CRAMPMAN~ツリやすい男たち~」

2010年09月04日 | Weblog
後輩女子Cちゃんとデート。
(劇)レインボウ城!さんの公演を観に行く。
今回は池袋の公演。たしか私が初めてレインボウ城!さんの芝居を観たのも池袋だった気がする。
「ツリやすい男たち」

明日も公演があるのでネタバレは避けるが、面白かった。
売女、ギャング、仲介人、物乞の人、…役者の皆さんは役になりきっていた。

今回、私たちは、前の方の中央という素晴らしい席で鑑賞できたので、迫力を感じることができた。役者さんの飛び散る汗がライトに照らされているのを見て、熱意を一層深く感じられた。

・劇中で使用されていたピストル、あれスゴい。重厚感があった。

・エンパイアステートビルが舞台として出ていた。
先月行ったばかりなので、ちょっこし嬉しかった。

・レインボウ城!さん特有の笑いのツボに今日もハマッた。

私もCちゃんも、前野ハトゥーン姫のファンである。(ここの劇団は役者さんに「姫」「王子」が付く)
今日は挨拶できなかったが、舞台上で輝くハト姫を見て私もCちゃんもうっとり。
特に今回はアクションがあり、その軽い身のこなしが素晴らしいかった。

帰るとき、私をこの劇団を好きにさせた張本人である某王子と話せた。
彼は私の会社の先輩であり喫煙所の先輩紳士である。

帰りの喫茶店でCちゃんと、
「舞台の彼と会社にいる彼、どっちが本当の彼の姿なんだろう」
と議論してしまった。

公演後、喫茶店でチラシ片手に芝居の感想を述べあい、続いて社内の噂話をするのは我々のお決まりコース。
喫茶店「伯爵」にて。

ケーキ、美味しい♪


吉熊を支えるCちゃんの指がなんとも…。
ありがとう、Cちゃん。

店の出入り口にいる彼。
後輩男子タイスケくんに似てる。


話していたら、今日はCちゃん旦那の誕生日だということが発覚!
6月に結婚して初めて迎える誕生日なのに、新妻を独占してすまんそ、旦那。
「家を空けてきてだいじなの?(「だいじ」…栃木弁で「大丈夫」)」
と狼狽える私に、Cちゃんは
「あ、だいじですよ~。昨日、二人で前夜祭をやりましたし。今日は洗濯を頼んで来ました!」
と。
愛されまくっている新妻の笑顔は、夏の日差しよりも輝いていた。

愛って素敵。


レインボウ城!さんの公演は明日もある。
池袋 『KASSAI』にて
14時~、18時~

10月16日(土)・17日(日)の公演(さいたま市民演劇祭)も楽しみ★

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2010年 第九

2010年09月04日 | Weblog
芸術劇場前でタイのイベントをやっていた。
つい、やきそばとココナッツジュースを購入。
今宵の晩御飯。
このやきそば、この前、ニューヨークで食べたやきそばに似ている。
味付けとかそっくり。





今宵、本当は妹・芋子と飲むはずだったのだが、彼女はひどい風邪を引いてしまい、急遽キャンセル。
ニューヨークのお土産はまた今度渡そう。
毎晩、明け方まで残業をしている彼女。
疲れが出たのだ、きっと。


今日は、もう一つ、池袋に用事があった。
第九のチケットを入手することである。
年末に第九を聴くことは大学時代からの私の恒例行事である。
これがないと年は越せない。
9月に入ると、毎年「どの第九にしようかしら」と悩みに悩む。

昨年、炎のマエストロ・コバケンこと小林研一郎が指揮する第九を久々に聴いて、すっかり魅了されてしまった私。
今年も日フィル&コバケンの第九に決定。
場所は東京芸術劇場。
無事、残り少ないS席ゲット(←1階の喫煙所が近いからという理由で)。

私のいる業界は年末に繁忙期を迎える。
当日、「店舗に販売応援に行け」と言われないことを祈る。
第九まで残り数ヵ月。
清々しい気持ちで聴きたい。


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晩酌しながら、東大生正解率1%以下の問題に挑んでみた。

2010年09月03日 | Weblog
金曜日の楽しみったら、酒だ。酒。
スーパーで買ったツマミと一緒に、ぐびぐび。
あ~極楽じゃ。
心身のアルコール消毒なり。



お腹一杯の後は、吉熊と戯れる。
至福の時間。



これぞ休日前の夜の正しい過ごし方である。
明日は休みという安堵から、そのまま寝転びながらテレビを観る。
ライオンスペシャル 第30回全国高等学校クイズ選手権
これ、毎年観ちゃう。

決勝戦は、開成高校VS浦和高校。
「東大生正解率1%以下の問題」が私に解るわけもなく、決勝戦は1問も解らなかった。
結局、開成高校が優勝した。
毎年、負けた方の高校を見るのが切ない。
感想を求められた浦和高校の子が「2位じゃ駄目なんです…」と言ったのが印象的だった。

いや~、優勝に向かって直向に考えて答えている若人の様子は本当に清々しい。
まさしく青春だ。
いいもん見させてもらった。

そういえば、私の出身校もあの大会の優勝校だったりする。
第14回(1994年)、私が高校2年生のときに優勝した。
学校の案内で、かんぴょう畑に包囲されている校舎が放映されたときは「ああ、やっぱり田舎なんだな」と思った。
同窓生であり先輩であるクマパパは、けっこうあの高校が好きだ。
ビデオを見せたら在学生の私よりもコーフンしていた。
いつか私の高校時代の友達と飲みたいと言っていたが、あの飲兵衛っぷりを見たら、みんなドン引きだろう。


この番組が終わると、夏も終わる。
しかし、まだまだ暑い日が続くらしい。

自宅で晩酌しながら怠惰に寝転がる私を、可憐な乙女だった高校時代の私が見たら、いったいどう思うのだろう。
絶望して、盗んだバイクで走り出してしまうかもしれない。
石橋の町を…。
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女心と夏の終わりの空

2010年09月02日 | Weblog
心療内科デー。

ついこの前まで、会社から心療内科に向かうときに見上げる空は、日が燦々としていたのだが、9月に入ったからだろうか、一時期の強さは薄らいだように感じた。

今日の待ち時間は2時間半。
ディズニーランドの人気アトラクション並みの待ち時間だ。

別に聞き耳を立てているわけではないのだが、診察室からは今日も患者さんの声が筒抜けだった。エキセントリックに自分語りをする女性、早く職場復帰したいと切々と願う男性…本当に様々である。

前回4時間の待ち時間を経験した私。
外で待ち、時間になったら携帯電話で呼び出してもらうことは可能かと受付の人に願い出たのだが、却下された。
仕方がないので、今日も本を読んで過ごした。

さて診察。

最近、心身ともに不調。
手帳を見て納得。
…今はちょうど生理前なんである。

苛々するし、倦怠感はすさまじい。
パキシルも効きっぷりも悪く、夕方頃には断薬症状(シャンビリ)が出てきてしまう。
落ち込み具合も相当で、なんちゅうか、…夜、眠れない。

生理痛は一時期よりもだいぶ軽くなった。
これは女盛りという峠を越えたことの兆候なのだろうか。
今まさに過ぎゆかんばかりの夏を感じさせるような9月の空と似ていると思う。
それとは引き換えに、生理前の不快な症状は若干増した気がする。

そんな旨をクマ医師に報告。
さっきの女性のようにエキセントリックに叫ぶ元気はなく、ボソボソと呟いた。

生理前のこの時期は、諸問題に対して、一旦蓋をするようにという指導を受けた。
「蓋」という単語が彼の口から突拍子もなく出たことがこの上なく意外で、思わず笑ってしまった。
今の不快な状態を「生理前だから」という自覚症状で納得できてることについては高評価をいただいた。
そりゃ、分かるさー。
…初潮を迎えてもう20年も経つんだからねぇ…。
(20年ってちょっとしたアニバーサリーじゃね?すげー。)

まあ、クマ医師の言う通り、臭いものには蓋をして、一時期、思考を停止させるよう勤めるしかないのかな。

処方変更なし。
パキシル、マイスリー、パリエット、防風通散聖


ムチムチ

2010年09月02日 | Weblog
明日の朝は早くから会議がある。
その会場設営を吉熊上司と後輩男子タイスケくんとCちゃんで行った。

このブログを読んでいる方ならばお分かりのように、この4人でいると私の立場は低い。
DSを持っていないからと村八分にはされるし、ニューヨークに一人で行けば「無事に帰ってこられるか否か」で賭けの対象になる。
嗚呼、私って。

Cちゃんはいつも春の日の日溜まりのように微笑んでいる。
必死に私をフォローしてくれる様子が可愛い。
優しい子なんである。

問題は吉熊上司とタイスケくんである。

今日私は袖があまりないワンピースを着用していた。
腕のムチムチ加減は昔から。
本人である私も気にしていない。
そんな「寝てる子」状態の私に吉熊上司は
「ムチムチ!」
と仰った。

両手を若干後方に、そして上体は主張する人特有の姿勢で。
「ムチムチ!」
と仰ったんである。
その吉熊上司のポーズが面白くて皆で爆笑!

爆笑。
爆笑…。

がーん。

ムチムチ。
ムチムチ。

「ムチムチ」はその後、我々の流行語になった。

しばらくは言われるんだろうな。

ムチムチ。

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強い閃光を放ちながら

2010年09月01日 | Weblog
昨夜、深夜に「追跡! A to Z」を観た。土曜日の回の再放送だ。

“はやぶさ” 快挙はなぜ実現したか
(予告動画のナレーション…メーテルの声)

小惑星探査機はやぶさを支えるプロジェクトチームの「諦めない粘り強さ」に心が震えた。
数々の困難にぶつかり、技術者たちの人心が離れていく中で、最後まで諦めなかった川口プロジェクトマネージャー。
そんな川口プロジェクトマネージャーの熱意が再び技術者の人心を戻すことになり、今回の成功を生み出した。

普段はクールな川口プロジェクトマネージャーが、「飛不動」に神頼みをしていたなんて知らなかった。人間味を感じてしまった。

最後、はやぶさのカメラが地球を捉え、パシャ…パシャ…と撮影する辺りより、目からキセノンガスが大放出してしまい困った。
はやぶさのレンズに写る瑠璃色の地球。
嗚呼、はやぶさ、最期に故郷を見られてよかったね…ぐじゅぐじゅ…(鼻水の音)。
続いて大気圏再突入で火の鳥になったはやぶさの姿を見て嗚咽。

技術者の熱意によって、はやぶさは人格を宿した。
そのはやぶさが夜空で散り行く様子は、切なくて美しくて清々しくて、何度見ても言葉では表現できない想いが胸をぎゅうっと締め付ける。
言葉にできないから、だから涙になるんだ。きっと。

なんなんだろう、はやぶさのこの魅力。
この夏、強い閃光を放ちながらはやぶさは私の胸を走り抜けていった。


深夜の放送だったので、今日はちょっこし眠かった。
8月の経費の締めを明日に控え、今日は伝票と格闘。
合わない数字を電卓片手に粘り強く紐解き、一日が終了。
明日、経理に華麗に提出予定。
明日は心療内科デーなので、なんとしてでも定時までに経理に提出しなければならない。

毎月のことながら、月初は忙しい。

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