世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

無題

2012年01月23日 | Weblog
母の携帯電話に父が出た。
来月の私の誕生日の話になった。
「34歳になるよ」
と言ったら、
「そろそろ考えないとね」
とか抜かしやがる。
一瞬、なんだ?と思う。
…ああ、世間一般で繰り広げられているアレね。

「言っておくけど、私、結婚しないからね」
と秒殺。

「結婚するんならば自殺した方がマシ」
という言葉は辛うじて飲み込んだ。
ほら、私、優しいから。

幼稚園時代から「けっこんしたくない」と宣言していた私の父親を34年弱もやってれば、分かるだろーに。
改めてそんなことを言う彼に、がっかりした。
もう少しアーバンな感性を持っていたと思っていたんだが。けっこう保守的な思考を持った人だったのだなあ。

母でさえ、そんなことを私に提案しないのに。

結婚したくない理由が自分でもわからないぐらい、本当、何がなんでも結婚したくない。
したくないんである。生理的に無理。無条件に拒否反応が出る。
そして、非婚・反婚を貫くことが私の使命、私のアイデンティティになりつつある。
それについて疑問を持つことなく私は日々を生きている。
毎日幸せだ。どうしてこの生活を阻止しようとするのか。誰にも迷惑掛けていないのに。超不可解。

だいたい、今の私の生活に配偶者や彼氏は不要なのである。いらない。
子供なんてもってのほか。大嫌い。
つまらないリスクは負いたくないのである。

それに平日は働き、土日は100%私の時間。
そんなふうに気ままに快活に生きているんだから、邪魔しないで欲しい。
まして、この生活を明け渡す義務もないはずだ。


もう。放っておいてくれよ。


浅草寺へ初詣

2012年01月22日 | Weblog
友人と浅草寺にお参りに行くはずだったのだが、都合が悪くなり来られなくなってしまった。
今日もあまり体調が良くなく、だったら寝てれば良いのに、やっぱり行きたくなり、お出掛け。
ビジネス文書検定の合格のお礼もしたかった。
そう言えば、年初に合格証が届いた。
けっこう嬉しかった。



今日は暖かい。
春の断片を感じるぐらいに。


わざわざ王子駅で降り、昨日のさくら新道の焼け跡を確認した。ホームにまで焦げ臭さが漂う。物々しい雰囲気に絶句。すっかり変わり果ててしまったさくら新道を見てやはり悲しくなった。昭和の遺産がまた一つ消えた。残念だ。年に一度ぐらいしか行かないのに、もう二度とあの佇まいを見られないのかと思うと、物凄い喪失感に苛まれる。





上野経由で浅草寺に到着。


仲見世ぷらぷら。


人形焼店。



お土産屋さん。
和風なクマ、発見。







おみくじは、また凶。
今日も凶だった…っておやじギャグの一つも呟きたくなるっつーの。
何なの?嫌がらせ?



スカイツリーは先端が雲に覆われていた。



今年も吉熊と笑って過ごせますように。



浅草寺近くのアンヂェラスで休憩。池波正太郎 が愛した喫茶店である。レトロな雰囲気がイカすぜ。アンヂェラスのホワイトチョコ味をチョイス。小さなロールケーキをチョコでコーティングしたお菓子。私には少し甘すぎたかも…。




再び、仲見世をブラブラ。
店頭で大きなワンちゃんを発見。
ご主人様の買い物中、じっとしていた。
立派な出で立ちに、皆、立ち止まっていた。



焼きたてのお煎餅を買って食べた。熱々の醤油味。美味しい。



銀座線、山手線を乗り継ぎ、池袋へ。

靴が欲しい。シンプルな黒のパンプスで、革製で、先が鋭角で、ヒールが6センチぐらいある履きやすい靴が。
しかし私が欲する靴は無かった。

他の買い物を済ませ、本屋をぶらぶら。
子供用天体望遠鏡に目が止まる。一昨日、プラネタリウムで解説員が「子供用の天体望遠鏡でも惑星の衛星が見える」とか言っていた。もう買うしかないじゃん!木星の縞模様とか見られたら儲けもの。今夜は曇っているから晴れた夜に見ようっと。楽しみ。



明日からまた仕事。
予算、予算、予算。
頑張ろう!!


芥川賞を受賞した田中慎弥さん

2012年01月22日 | Weblog
「共喰い」で、第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)。
もうね、かなり萌えますた。



髪型(前髪の分け方)といい、眼鏡といい、鋭い眼光といい、甘い顔立ちといい…私の好みを総動員させて具現化したような方である。

でもきっと私みたいなド素人を見たら、無視するか怒りそう。
そういうストイックそうなところがいいんだが。

だから遠くでなまあたたかく見守っていたい。

今日本屋に行ったら既にどの作品も完売していた。
是非、読んでみたい。

「石原知事に逆襲」芥川賞の田中氏ノーカット会見(12/01/18)

さようなら、さくら新道

2012年01月21日 | Weblog
体調も天気も優れない。こんな日はお家でまったり。
今日は久々の土曜日休み。12月の第一週以降、久々の土日休みなのである。
あと、朝一(昼過ぎに起きたので昼一か)のニュースで電車が動いていないことを知り、ますますどこにも出かけたくなくなった。


王子で2棟全焼、送電ケーブル焦げJR止まる
(2012年1月21日14時33分 読売新聞)
 21日午前5時45分頃、東京都北区王子の複数の飲食店などが入る店舗兼住宅の2階から出火、2棟の木造2階建て建物計約620平方メートルを全焼した。
 この火事で、2階から飛び降りて逃げようとした70歳代の女性が腰などを打ち、意識不明の重体。60~80歳代の男女3人も煙を吸うなどして軽傷という。近くにあるJRの送電ケーブルも焦げ、京浜東北線などが一時運転を見合わせた。警視庁王子署で出火原因を調べている。
 同署幹部によると、2階に住む20歳代の女性は同署に対し、「電気ストーブをつけたまま寝てしまい、布団が燃えた」と話しているという。現場はJR王子駅前にある「さくら新道飲食街」の一角。スナックや小料理屋など十数軒が入り、2階が住宅になっていた。
 JR東日本によると、運転を一時見合わせたのは、京浜東北線や、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインのほぼ全線。計141本が運休、計113本に最大約5時間10分の遅れが出た。約22万4000人に影響が出たという。


嗚呼、なんということだ。
私の好きな「さくら新道」が燃えてしまっただなんて。
毎年、紫陽花を見に行く飛鳥山。
飛鳥山とJRに挟まれた細い飲み屋街、それがさくら新道。
ドラマ「女王の教室」のロケ地(佑介のおじいちゃんが経営する飲み屋の設定)にもなった。
あの趣のあるレトロな建物が燃えてしまっただなんて。残念でならない。







それにしても、駅自体ではなく、駅に隣接した建物の火事で電車が止まり、22万人の足に影響が出たって、なんだか凄い。
これが平日だったら、私も漏れなく出勤できなかっただろう。
私も火の元には注意しようっと。


ということで、今日は煙草と食糧を買いに行く以外は家にいた。
コンビニで雑炊を購入したのだが、
「外は寒いので少し熱く温めておきますね。家に着いても、アツアツなように」
とレジのおばちゃんに言われたことが妙に嬉しく感じられた。

一日、ゆっくりできた。
たまにはこんな日があってもいい。

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星と金魚

2012年01月21日 | Weblog
1/20

花金。
大宮の宇宙劇場では、毎月第3金曜日にレイトショー「星空散歩」がある(19:30~)。
今日は後輩女子Cちゃんと一緒に見に行った。
夕方まで生憎の雪。
吉熊上司は
「プラネタリウム、雪だから中止じゃない?」
と言う。どんなプラネタリウムですか!?

大宮駅から宇宙劇場の入っているビルへ歩く。
雪は小雨に変っていた。
時間があるので、ロビーで缶コーヒーを飲んで休憩。

いよいよ宇宙劇場へ。
左…私
右…Cちゃん


客は我々を含め、8人!
250人収容のこの劇場に、たった8人。贅沢な星空散歩である。
「プラネタリウムなんて久しぶりです~」という後輩女子Cちゃんはワクワクしていた。

今日はオリオン座を中心とした冬の星の解説。


選曲が良かった。
どうしても気になる曲があったので、終了後、解説員に訊きに行った。
「夕暮れから夜空になる時の曲は何ですか?エンヤですよね?」
と。
Enya - Amid The Falling Snow





居酒屋に向かいながら、Cちゃんと感想を述べあう。

最初に出てきたのは「ペガスス座」
あまりにも早く走るので、下半身が着いてこれないまま星座になっちゃった。
どんだけだよ。


牡牛座。
牛なのにパンチパーマだぜ?
我らが吉熊上司は牡牛座。
そのこともあり、笑いは止まらぬ。



蟹座星雲。超新星爆発★


Cちゃんお気に入りの、ばら星雲。
あれ、綺麗だったね。


星雲の話になった時、二人の口から同時に
「青雲~それは~♪」
というメロディが出た。爆笑。


魅惑の冬の大三角。
おおいぬ座とこいぬ座が似ていない件。
そしてオリオン座のポーズがファンキーな件。


木星の大赤斑。通称、木星の眼。
「こっち見てんじゃねーよ」



もしかしてCちゃんは寝ちゃっているのではないか?と不安だったのだが、起きていて、しっかり聞いていたもよう。
「あとで確認テストがあるからね」
というと、Cちゃんは
「がんばります~」
と爆笑。
いつもプラネタリウムには一人で行く。
こうやって感想を述べ合い、笑いあう感覚は初めてだったので、とても新鮮だった。


続いて、居酒屋「Kin魚」へ。
ここで昔、合コンをやった。
雰囲気も味も接客も良かったと記憶していたのでチョイスした。

名前の通り、金魚だらけの店である。






我々が通されたのはカップルシート。
足元には金魚の池。




身を乗り出して撮影するCちゃん。


「お腹空いちゃいました♪」
とピザを頬張るCちゃん。
こりゃさ、旦那さんが彼女に一目ぼれしたのも無理ないわ。可愛いもの。


吉熊も!


アボガドとわさびのおつまみ。


金魚鉢カクテル。
中には金魚の形をしたゼリーが入っている。

甘くて飲みやすいのだが、これ一杯で体がカァーってなる。






酒を重ねながら、話は、社内の噂話、妄想話に発展。
あと、Cちゃんと旦那さんの馴れ初めとか。
お互い意識したときのドキドキ感はどうだったのか?などを女刑事のように聞き出す私。
…自分自身にそういった浮いた話がないので、他人さまの恋話を聞いて、さも自身の出来事のように脳内加工して、うはうはする三十路の干物女…それが私。

23時過ぎ、ようやく席を立つ。
大宮駅でナンパされた。
「これから一緒に飲みませんか」
だって。
もう飲んじゃったよ~。

嗚呼、楽しかった。
星と金魚。
素晴らしい花金だった。

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「あおいくま」

2012年01月19日 | Weblog
通勤時、ネットでニュースをチェックする。
そう書くと格調高いのだが、検索ワードはビジネス用語ではなく、「はやぶさ」と「くま」である。

今朝、「くま」でヒットした記事に衝撃を受けた。
『「母さんの「あおいくま」』という書籍だ。
物まねのコロッケさんのエッセイである。


超極貧の母子家庭で育ったコロッケさん。
女手一つで姉とコロッケさんを育てたお母さんの教えは「あおいくま」

あ…焦らない
お…怒らない
い…威張らない
く…腐らない
ま…負けない

この教えを胸に、コロッケさんは厳しい芸能界に身を投じても、くじけなかったとのこと。
シンプルなんだが、凄く大切なことだと思う。
くまという単語もさることながら、朝から良い話を知ることができて良かった。




食いしん坊、マンセー

2012年01月19日 | Weblog
夕方、キャビネに飽和状態になった書物を、下のフロアの本棚に移動する作業をした。With吉熊上司。
下のフロアの本棚には、書物の他に皆が「とりあえずここに入れておいた」というものが既に置かれていた。
当社の鉄則「ザ・早い者勝ち」である。

私も社長に「これ、どこかにしまっておいて」と言われて渡された昇進祝いの祝電をここに押し込んだ。

「さて、どこにこの書物を入れましょうか」
と、吉熊上司と本棚を見渡す。
本棚の蓋の部分はガラスになっていて、中が見える。

ふと、一番上の棚に、和の包装紙で包まれた箱を発見。
想像するに、土産のまんじゅうっぽい雰囲気である。
「これ、なんでしょ?美味しそうですね」
と怪物くんのように手を伸ばす私。反射的に、つい。

しかし、それは空箱であった。
誰かが何かに使い、社長の祝電同様、ここにとりあえず入れておいたっぽい。

それが空箱だと知っていた吉熊上司は、
「この、食いしん坊め!」
と私をなじった。

席に戻ってもクスクス笑っている彼。
箱を見たときの私の嬉しそうな顔が目に焼き付いてしまったらしい。

そりゃあ、長年クマと同居してますから。
獲物を見たら、反射で歓喜を示すのも無理はないじゃないですか。

それにしても、あんな空箱、なぜ取っておくのだろう。

もうっ!恥ずかしい!


妹のこと

2012年01月19日 | Weblog
私には妹がいる。お馴染み、芋子。
彼女は小さい頃から絵を描くことが大好きであった。
今はその才能を活かしてデザイナーの仕事をしている。
平日は残業の嵐、土日は飲み会やジム通いをして、人生をフルに生きている感じがする。

正月の帰省の際、彼女が描いた絵に、母も私も、お口あんぐり。

母がロンドンで購入してきたお人形(リィズィーちゃん)。


妹の手にかかるとこんな風になる。


褒めると、
「大学時代、デッサン、やったんだよねー」
と、普通に返答された。
沢尻エリカの「べつに…」っていうトーンで。


そんな芋子は先月、ホノルルマラソンに出場した。
そのとき買ってきてくれたクマのルルちゃん。
我が家の生活に慣れてきた模様。吉熊も先輩面しちゃって…。



芋子にお土産で頼んでおいたエスティローダーのコンシーラー。
シミやクマを上手に隠してくれる。秀逸。


頼んではいなかったのだがお土産でくれたランコムのグロス。
伸びが良くて、使いやすい。発色も良い。そして、美味しい!


お互いなかなか忙しくて会えない。
会えた時は、時間を忘れるぐらい語り合う。

ぼーっとしている私とは違い、きびきびしている彼女は、妹なのにお姉ちゃんみたくて、親友でもある。
でもやっぱり妹な芋子。

今年もいっぱい遊ぼうね。

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どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか

2012年01月18日 | Weblog
予算作成のヒント(来期の出店数など)を吉熊上司から発表があった。
いよいよ予算作成のドツボに嵌まっていく。
他部署に聞く数字もたくさんある。
これらを基に来期の経費をシュミレーションするんである。



最近知って驚いたこと。
それは元オウム信者の平田信容疑者と彼の逃走を支えていた斎藤明美容疑者のことである。
彼らが「見納め」としてレンタルしてきて観たとされるDVDに映画「秒速5センチメートル」があった。
あの作品、好きな作品なので、ちょっと動揺した…。


秒速5センチメートルとは、桜の花びらが落下する速度だそうで、作品のコピーは「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
切ない純愛ものである。


17年の逃走。平田容疑者の究極のヒモ生活を支えた斎藤容疑者。
斎藤容疑者が買ってくる290円のお弁当が二人を繋いでいたのだろう。
一組しかない布団で、互いに冷たい体を温めあったのかもしれない。

斎藤容疑者と平田容疑者は、どんな気持ちでこの作品を観たのか。
出頭後、互いにバラバラになる今後を思い描きながら、観たのだろうか。
そう思うと切ない。
二人の出会いがオウム絡みではなく、普通のありきたりな出会いだったら…と思ってしまうことは、オウムの引き起こした一連の事件が自分の中で風化してしまったからだろうか。


予算作成が一段落し、微調整が終わる頃。桜の開花予想がニュースを踊る。
そんな春の足音を聞くと、観たくなるのが「秒速5センチメートル」。

春を思いながら、冬に耐える日々である。

…しかし、それにしても。
逮捕されると借りていたDVDのタイトルまで晒されるのか。
「ノン子36歳(家事手伝い)」とかも…。

秒速5センチメートル



クマのぬくもり

2012年01月17日 | Weblog
夜な夜なクマたちと寝ている。吉熊は甘えん坊であるからに、私の頬か顎付近で寝ている。一度、場所を変えたら、吉熊が暗闇の中、私を睨んでいた。
吉熊のセーターが頬に当たると、そこから熱が生まれる。私には、それが吉熊自身が放つぬくもりに感じられる。
「お留守番、ちゃんとしていたかい?寒くなかった?」
「うん。クマのみんながいるから平気だよ」

ぬくもりを感じつつ、私は吉熊と声なき会話をし、そしていつの間にか、眠りに落ちているのだった。
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生きる原動力

2012年01月17日 | Weblog
12月分の経費分析をする。
数字漬け。
数字、数字、数字の嵐!

これから1ヶ月半は予算作成モード…。


あー疲れた。
残業後、喫茶店でまったり。
この時間があるから、一日がリセットできるのかもしれない。



ドラッグストアで香水を購入。
普段使いしているニナリッチの「ニナ」。
りんごの形をしたボトルも、甘酸っぱいりんごの香りもお気に入り。



好きな時間、好きなものは、生きる原動力だ。

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ひとりごと

2012年01月16日 | Weblog
「刑務所に服役中の女子囚人は、化粧をすることは可能なのだろうか」
今朝、出勤途中でふとそんな疑問が自分の中でわき上がった。
調べたら、化粧水は購入できるらしいのだが、ファンデーションやマスカラは使用できないらしい。

私自身、365日、ばっちりメイクをしている。他人に迷惑をかけるから、モテたいから、という理由ではなく、私の美意識が自身のノーメイクを許さないのである。だから刑務所におけるノーメイクのきまりはちょっと辛い。まあ、刑務所は罪を償うことが目的なのだから仕方ないのだが。

毎朝、ダラダラと化粧やブローをするのはもはや趣味と化している。
今日はこのアイシャドウを入れてみようか、今日は時間があるから睫毛用ホットカーラーで睫毛をあげた後にマスカラを2倍塗りしてみよう、とか。
毎朝楽しい。
化粧を面倒だと思ったことは一度もない。
本当、罪を犯して囚人にならないよう気を付けないと…と思った。


犯罪と言えば、今日のニュースでスゴいのがあった。
昭島で男性死体が発見されたのだが、陰部が切断されていたらしい。
ちん…いや、珍事というか、なんちゅうか。

仕事が終わり、職場はこのニュースでもちきりだった。
「切られてから殺されたか、殺されてから切られたか」
で、盛り上がった。
いや、ここ、大切。

阿部定を思い出してしまうのは私だけではないはずだ。
阿部定は、あの逮捕後、栃木刑務所で作業を人の2倍こなす模倣囚になったらしい。
化粧云々でぐだぐだ悩む私とはやはり玉が違う。


残業後、書店に寄った。今日から秘書検定準1級の勉強を開始する。まずは6月の試験を目指すつもりだ。2級に受かったのは大学3年のとき。14年のブランクがあるし、準1級は記述式の問題も増える。これから半年間、どう勉強していくか、さくっと計画。



ビジネス文書検定1級の試験を終えてから、約1ヶ月。
けっこうゆっくりできた。
今日からフンドシを絞め直して頑張ろう。


…って、今日は話が下の方にリンクするのは何故だろう…。
いやだわ。ふふ。

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「スターリー テイルズ~星座は時をこえて」

2012年01月15日 | Weblog
きっかけは、大宮の宇宙劇場に貼られていたポスターだった。
スターリー テイルズ~星座は時をこえて」という文字と、神秘的な絵。自身の中の細胞が一気に叫んだ。
「何これ。超観たい」と。


年が明けて、今日。やっと観ることができた。浦和駅からバスに乗り、目指すはさいたま市青少年宇宙科学館。ここへは、一昨年、「銀河鉄道の夜」を観に来た。今日観る「スターリー テイルズ~星座は時をこえて」も、前回同様KAGAYA氏の作品。

バスに乗る吉熊。
どんな景色が見えるかな?


到着。



前半は冬の星座の解説。オリオン座を中心とした話。冬の大三角形、冬のダイヤモンド云々。生まれたばかりの星たちが集う昴を「星の幼稚園」と表現していた。なるほど。

後半はお待ちかね、「スターリー テイルズ~星座は時をこえて」の上映。
身近な月、太陽を中心とした惑星、そしてたくさんの星座たちがライブ感のある音楽と共に、一気に迫ってきた。スクリーンの絵が動いてるのではなく、座席自体が動いてるんじゃね?という錯覚に陥るほど、臨場感溢れる作品だった。乗り物酔いしやすい私は少し酔った。

ストーリーは、ギリシア神話をちょっぴり。昔、神々は人々と地上で生きていた。正義の女神アストライアは正義の心と悪の心を計ることができる天秤を所持している(声:水樹奈々)。やがて正義の心を忘れてしまう人間たち。そんな人間たちに呆れて神々は天に昇っていく。最後まで地上に居残っていたアストライアだったが、争いを止めない人々に絶望し、ぶつくさ言いながら天に昇って天秤座になる…そんな内容。大学時代、一般教養の「文学」の講義でやったことが出てきて懐かしかった。

あと、なんつっても、絵が素晴らしい!神秘的で透明感溢れる絵柄は、KAGAYAワールドのなせる技。風に舞う女神の髪の動きや、空を駆ける天馬の躍動感、そして輝く星。我を忘れて作品に見入ってしまった。
音楽は姫神。主題歌「Starry Tales」は姫神とオリガ。好きだ、こういう音楽。
極めつけはナレーション、水樹奈々。毎年、紅白で「歌うまいな、この人」といつも思う。顔も可愛いし。声優ということもあり、上手なナレーションだった。

最後。紀元前200年から現在に至るまでのギリシアの神殿と地の変化を「Starry Tales」をBGMに、一気に駆け抜ける疾走感あふれるシーンには本当に圧倒された。地は木が生えたりして変化するが、星空は変わらない。たまに彗星が飛んでくるぐらい。語り継がれてきたギリシア神話の普遍性をまざまざと感じさせた。

いやー、これ観て良かった。本当、感動した。リピートしたい。
どのシーンも忘れたくないと強く思う。この作品に出会えて、人生得した。

『スターリーテイルズ -星座は時をこえて-』ナレーション入り予告編


『スターリーテイルズ -星座は時をこえて-』予告編(日本語版)



バスの時間まで時間があったので科学館内を散策。
ロボット。


5月に金環日食があるのだなあ。


アンモナイトの化石。
とぐろを巻いてるよ。


宇宙コーナーを突き進む。


奥のコーナーでは「祈り」が上映されていた。
小惑星探査機はやぶさ!
初めて観たのは、一昨年の6/15、今はなき「はやぶさi」でだった。地味だけどオシャレで好き。



バスに乗り、北浦和駅へ。
目指すは「肉の万世 北浦和店」である。
小さい頃、宇都宮の肉の万世で食事をしたのを覚えている。お子さまランチを食していたのだから、恐らく25年ぐらい前だと思う。北浦和にあることを知り、さっそく行ってみたくなった。
この牛さんの絵が好きだった。かわいい。





ランチのハンバーグを注文。肉汁が甘く、美味しかったけど、懐かしさは感じられず。


あまりに美味しかったので「mansei club ファミリー」に加入してしまった。


続いて、隣の埼玉県立近代美術館へ。


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「薔薇と月夜を愛した画家 アンリ・ル・シダネル展」

2012年01月15日 | Weblog
このブログにコメントをくださるハナコトバ殿。
ハナコトバ殿が行かれた「薔薇と月夜を愛した画家 アンリ・ル・シダネル展」の概要を調べたら行きたくなり、埼玉県立近代美術館へ。




美術館は北浦和公園の中にある。
まずは公園内を元気いっぱい散策。「a walk in the park」を口ずさみながら。

いくつか石碑がある。
「献眼顕彰碑」
アイバンクの功績を讃える石碑。



もう一つは「下総皖一先生を称える碑」である。
彼は私の母校・雀宮中学校の校歌を作曲した。あの、「かんぴょうがどうたらこうたら…」っていう歌。
他にも多くの学校に校歌の楽曲提供をしている。
校歌のt.komuroって感じだろうか。
代表作は童謡の「たなばた」。超有名。




では、美術館へ。


「薔薇と月夜を愛した画家 アンリ・ル・シダネル展」



【概要】薔薇の庭、木漏れ日、ガーデンテーブル、夕暮れの家々の窓の灯り―アンリ・ル・シダネル(1862-1939)の絵画は、郷愁に満ちた柔らかな雰囲気で観るひとを優しく包み込みます。シダネルは、印象主義や新印象主義を継承して独自の画風を確立したフランスの画家で、親しみやすい作風で世界中の美術愛好家を魅了しました。近代日本の洋画家にも影響を与えた画家の全貌を、日本で初めて紹介する機会です。


「森の小憩」
奥の壁に飾ってあった。入室した途端、鳥肌が立った。
額縁の向こうに行けそうなぐらい、その光がリアルだったから。
森の奥の光や地面を照らす木漏れ日…こんな光景、どこかで見たことがあるような。



「離れ家」
銀色の月が屋根を、花々を、優しく浮かばせる。
夜想曲のような作品。



「室内」
花瓶の赤い花、皿、スプーン、瓶などの食器が置かれたテーブル。手前から柔らかい光が入っていて、明暗が独特である。
食器の光がなんだか懐かしい感じ。昔見たような光景。



「青いテーブル」
ワイン、美味しそう★


他にも、「月明かりのテラス」「夕日のあたる大聖堂」など、息を飲む作品が目白押しだった。
キャンバスに静物や人物だけでなく「光」をも表現できるだなんて、やっぱり芸術家って天才だな…と、なんとも素人っぽい感動を得た。

一つ一つの作品をじっくりと味わうことができた。
全身全霊でうっとり。
素敵な展覧会を教えてくださり、ハナコトバ殿、ありがとうございました!!


平日はどうしても会社と家との往復で終わってしまう。その中でも目を凝らせば綺麗なもの、楽しいこと、面白いものを発見できるのであるが、どこか受動的である。「これ見たい」「これ食べたい」「これ感じてみたい」、「じゃあ行こう!!!吉熊と!」と能動的になれるのはやはり土日。
今日は自分の欲望にガツガツと従うことができ、大満足であった。
今年も色々なことにアンテナを張って、命の洗濯をしたい。

さて、明日からまた仕事。
ガツガツいくぞー。

あ、そういえば、北浦和駅付近で面白い看板を見た。
この豚さん、怖い~!
ジャンクガレッジという有名なラーメン屋さんらしい。


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「ノン子36歳(家事手伝い)」

2012年01月15日 | Weblog
「ノン子36歳(家事手伝い)」をレンタルして観てみた。




【あらすじ】
ノン子は36歳。東京で芸能人をやってみたが全く売れず、マネージャーと結婚して即離婚。バツイチの同級生が経営するスナックで夜な夜なくだを吐く。おしゃれも恋も最後にいつしたか分からない。ある日、神社の祭りでひよこを売って一儲けしようとする青年が現れる。気はいいが要領が悪い青年を放っておけないノン子は、自宅に泊まるようすすめる。そんな時、別れた夫が突然ノン子の前に現れ、復縁しようと持ちかけてきた…。



ストーリーもぐだぐだだし、出てくる人物もダメ人間だし、評価も決して高くない本作品。でも、私は好き。
特に、坂井真紀の気だるい感じが。
サンダルをカランコロン鳴らしながらの歩行、煙草ぷかぷか、日中から友達のスナックに入り浸る。
夜な夜なやさぐれてチャリで商店街を爆走しながらゴミ箱を蹴り倒していくのが趣味…。
でも、彼女には幸せになってもらいたいと願わずにはいられなかった。それだけ彼女が私に近い人間だということだろうか。
祭の出店でひよこを売って一発当てようと息巻く青年と恋に落ち、彼の肩車で木におみくじを結ぶシーンで、不覚にもじーんとしてしまった。


濡れ場は、スゴかった。さすが15禁。33歳の私にも刺激が強かった、正直。
ビックルのCMで元気いっぱいだったあの坂井真紀が…!


ロケ地となったのは、埼玉県の寄居。
自然豊かで良い土地だと初めて知った。


『ノン子36歳(家事手伝い)』予告


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