世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ホワイトデー

2012年03月14日 | Weblog
ホワイトデー。
先月、チョコレートを贈った方々から素敵な品々をいただいた。

★まずは吉熊上司のご子息から。
「お姉ちゃん(私)は、何が好きなの?」
と私の好みを父・吉熊上司に訊いたらしい。
「お姉ちゃんはクマが好きなんだよ」
と答えると、
「じゃあ、これがいいよ」
と選んでくれたのがコレ。

クマの立体パズル


わ~。これ、実は欲しかったのである。嬉しい。
で、これを持ってレジに並んだ吉熊上司一家。
「家族の誰も支払わないんだよ。結局俺が払ったんだからな!」
…すいません。
完成させたら写メしますので許してください。
そして、吉熊上司の息子さん、超可愛い。
でもうちの吉熊の方が年齢的に年上なんだよなあ。



★喫煙所仲間の先輩紳士。
「これしか思い浮かばなかった」
と手渡されたのが、この素敵なハウス。
すげー。明りも点く!
器用な先輩紳士も作成するのに20時間かかったそうだ。
ありがたい。


覗き込む吉熊。
丸大ハンバーグのCMみたい。
ハイリハイリフレハイリホー♪
ハイリハイリフレホッホー♪
大きくなれよ~。



★後輩女子Cちゃんからは韓国の美顔パック。
私が今、美肌強化月間だということで選んでくれたそうだ。
さすが。
ありがとう!




★後輩男子タイスケ君
白ワイン!
そして、愛らしいラムネ!
これ見た瞬間、爆笑してしまった。
いずれも美しくに包装されていた。
きっと彼の奥様によるものだと思う。
金曜日、ワインをいただこう。楽しみ。
ありがとうございます~。





★他部署の先輩I江係長
フレデリックカッセルの焼き菓子とクマのぬいぐるみ。
超豪華!
こんなセレブなお菓子、もう一生口にできないかもしれない。
ありがとうございます。
しかもこのクマ、器量良し。
さっそく吉熊と仲良くなっていた。




多くの方からたくさん素敵なものをいただいた。
「私、愛されていますね」
と言ったら、前の席に座っている吉熊上司に
「何だと!?」
と。
何だと!?って…。

そして、
「あのクマ、選んだのは子供だけど、支払いは俺だからな!!俺!!」
と念を押された。


今夜は多幸感でいっぱいだ。
いただいたワインをちょっとだけ飲みたいが、我慢我慢…。








ご機嫌

2012年03月14日 | Weblog
今日の吉熊はご機嫌だった。
たまにこんな表情をして、私を驚かせる。
可愛い相棒だ。

最近、こちらでは地震が多い。
21時5分の地震では本棚の本が落下した。
怖い…。
去年の悪夢が蘇る。

地震といえばこちらの動画。
これを観るとやはり昨年の今頃は地震が頻発していたのだと改めて思う。

東北地方太平洋沖地震 発生地点・規模・時刻分布図(2011/10/15)


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クルトガ

2012年03月13日 | Weblog
最近右指の中指にタコができてしまい、痛い。
きっと鉛筆の持ち方が悪いのだと思う。今さら直さないけど。

箸や鉛筆の持ち方は父が優しく指導してくれた。
なにぶん子供には甘い父親だったので、私はそのときだけ正しく持ち、後は自己流に使っていた。
その結果がこの中指に集約されている。
タコができるだけでなく、右手中指の爪の形が歪にもなってしまった。
とても残念な指だ。おかげでマニキュアが塗りづらい。

なんか良いシャーペン、ないのかね?と調べたところ、三菱鉛筆から出ている「クルトガ」というシャーペンが売れていることを知った。
一画ごとに芯がくるっと回転し、芯の先がいつも尖った状態を保てるんだそうだ。
値段も高くなかったので、購入。




よろしくね、クルトガ。


「世界の中心で吉熊が叫ぶ」って書いてみた。



上は普通のシャーペン。
下はクルトガ。
「叫ぶ」の部分まで書いてもクルトガならば太くならない。やっぱり売れているだけある。


夕方、経理が締ったので経費データの加工に着手。
残業が長引いたので図書館には行けず。
でもどうしても数字が合わない。
明日の午前中には終わらせると吉熊上司に約束したのだが、ちょっと不安。
そして役員会前、金曜日には経緯分析を終えないといけない。忙しい…。


今日は湿度が低かったので久々に巻き髪で出勤。
くるくる。
歩く度にポンポン弾んで面白い。



さて、明日は週の半ば。
頑張ろう。
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クマ姫

2012年03月13日 | Weblog
むかしむかしある城に、王子さまが住んでいました。
ある日、王子さまが森で散歩をしていると、一匹の美しい雌のクマに出会いました。潤んで大きい瞳、艶やかな毛並みに王子さまは一目惚れをし、城に連れていくことにしました。

「今日から君は僕の妃だよ」

王子さまはクマに呼び掛けました。

クマは「くぅん」と鳴き、頷きました。
「じゃあ、クマ姫にドレスをプレゼントしよう」
と王子さまがクマ姫にドレスを送りますがどのサイズもクマには小さすぎます。

「好きなだけ召し上がってくれたまえ」
と、王子さまはテーブルに豪華な食事を次々に並べましたが、木の実が大好物のクマ姫の口には合いません。

「姫のために、最高の演奏を」
と王子さまは得意のバイオリンを奏でますが、音に敏感なクマ姫は驚いて、テーブルの下に潜ってしまいます。

クマ姫は城の窓から森の方を悲しそうに見つめることが多くなりました。

「クマ姫のことは心から愛している。だけれども、やっぱり森へ帰すことにしょう。それがクマ姫の幸せならば」
翌日、王子さまは森にクマ姫を帰しに行くことにしました。
「さあお帰り。やっぱりここが君の住む場所なんだ。どんなドレスもいらないその艶やかな毛並、木の実のように丸く大きな瞳、これからは静かに生きてくれ。無理させてごめんよ。でも、君のことは忘れない。愛しているよ、クマ姫」

するとどうでしょう!

クマ姫の体が光に包まれ、そして美しい人間のお姫さまになりました。
艶やかな髪、大きな瞳がとても綺麗なお姫さまです。

ふたりは城で、いつまでも仲良く過ごしましたとさ。


めでたし、めでたし。
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キレイキレイ

2012年03月12日 | Weblog
先日、洗ったクマ。
さくら、クローバー、チェジュちゃん。
やっと乾いた。

三人とも綺麗になった。

…吉熊、次は君の番ですよ。


丸11年

2012年03月12日 | Weblog
また巡ってきた月曜日。今日からまた5日間、労働者の人生を送る。

潜水という泳ぎ方があるが、月曜日はあの潜水の前、大きく息を吸い込むのに似ている。水底に腹をすれすれに沈ませて、ひたすら対岸を目指す平日。苦しいが、目を開ければ眼下に水の影が見えたりもする。やがて対岸の土日が見えてくる金曜日の朝。浮かび上がりながらの対岸へのタッチは金曜日の定時を告げる鐘。

そんなリズムを繰り返し生きてきた。そんな生活も、今日で丸11年。店舗で1年弱ほど勤務し、2001年3月12日、私は本社の総務部に来た。
勤続12年の内、11年を総務部(今は経営管理室)で働いていることになる。
今となっては私の店時代を知る人はごく僅かになってしまった。

来た当初というか、最近まで、吉熊上司の望むことが分からなかった。
私はどう動くべきなのか、次は何をしたらよいか、など。
気を遣ったつもりが裏目に出たり、優先順位を間違えて怒られたり。
でも最近あまり怒られなくなった。


今日は四季報の発売日だった。
入手するや否や、当社と他社の記事を切って貼って束にして、お偉いさんたち(会長、社長、副社長)に渡す。

しかし、今回、吉熊上司には
「俺のはさ、このバインダーに入れたいんだ。束にはせずに、一枚の紙に他社の記事を適当に貼ってくれるかな」
と指示された。


★吉熊上司の「魔法のバインダー」→B5サイズ

★貼って→とはいいつつも糊で貼ってシワシワの一覧表なんて彼が好むわけない。直接B5サイズの紙にコピーして見映えを良くしよう。2ページに渡りそうだから両面コピーにして1枚にしたら、がさばらないかも。ついでにこれ、スキャンしてデータ―として保存しておこうか。

…そんなこんなで出来上がったものを、吉熊上司は嬉しそうに受け取ってくださった。
彼を喜ばすためには「頼まれたこと以上の成果」を出さなければならない。
それを考えるのが最近楽しくなった。
また、言われたことだけをやっていたら、この会社でスキルを伸ばすことは不可能だということも気付いた。

以前の私では恐らく何も考えずに(疑わずに)A4サイズを勝手にして、言われた通りに記事をぺたぺたと貼って、彼を落胆させていただろう。

恥ずかしいぐらい本当に小さなことだし、他のできる子たちだったら当たり前のことかもしれない。しかし、当社比(当自分比)的には「嗚呼、成長したな」と思ってしまう出来事だったし、自信に繋がった。

当然自分一人ではここまでこられなかったはず。
あたたかく見守ってくれる吉熊上司との親鳥と雛の関係に似た信頼関係や、心優しい後輩女子Cちゃんのサポートのお陰なのだが。

明日から本社勤務12年目。
更なる高みを目指して、頑張ろう。

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ミントカラー

2012年03月12日 | Weblog
先週下ろしたリボンタイのブラウス。
一昨日、色違いを購入。しかも割引券があり、前回よりも安く変えた。

ミントカラーで清々しく。
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震災から一年

2012年03月11日 | Weblog
東日本大震災から今日で一年。

有楽町の東京国際フォーラムへ。
あの日、私はここで地震に遭った。地面から突き上げるような揺れが両足を伝い、動けなくなった。頭上で不気味な音を響かせる一面硝子張りの建物を前に、恐怖で腰が抜けた。14:46、あの日と同時刻に同じ場所に立つと様々なことが脳裏に蘇ってくる。


これが一斉に揺れたんである。






今日は吉熊を連れてきたから怖くない。


お世話になった避難所。
あの晩はありがとうございました。


足元を見ると、あの日、目に付かなかった花が咲いていた。




あの日は家に帰ることのみを必死に考えていたので目に入らなかったのかもしれない。


結局、あの晩は、やっと動き出した地下鉄で深夜に帰宅した。



あれから一年。
一年が経ったのである。

昨年秋には被災地にも行った。
2011年10月9日 この目で見た津波の爪痕


会社も震災を機に大きく変わった。天災による交通網の乱れでの遅刻は残業代から引かれるようになった。余震の度に部下を無視して公園にソロで逃げる他部署の部長は、信頼を失った。節電で社内はいまだに薄暗く、寒くて暑い。

私の生活自体はそんなに変わっていない。非自炊生活をしているので、震災直後の食生活と煙草の品薄状態はかなり堪えたが。あとクマの置物が揺れで一部欠けたぐらいだ。栃木の実家も無事だった。
意識は大きく変わった。
いつ死んでも後悔しないように生きよう、と。


一年を振り返る意味で東京国際フォーラムに立つ。

14:46、黙祷。




日比谷公園を目指した。


多くのビルで半旗が掲げられていた。


空は真っ青。悲しいぐらいに。




日比谷公園ではイベント「Peace On Earth」が開催していた。

会場にいた猫にゃん。



噴水前のステージでは坂本龍一教授たちが語っていた。


ミーハーな感覚しか持ち合わせていないので申し訳ないが、34年生きていて、生の教授を見たのは初めてでかなり興奮した。
あとサッカーの中田選手がインタビューを受けていた。スタイリッシュな体型はモデルみたいであった。

WWFのブースにいたパンダ。
マフラーが素敵。


お腹が空いたので有楽町方面に戻る。
なんか急に機動隊が乗るバスを発見。あと警察官がやけにたくさんいる。笛や太鼓の音も。近くのおっさんと「何でしょうかね?」と話ながら進むと、反原発のデモであった。






デモの人たちと進む方向が一緒だったので、暫し平行移動する形で歩くことになった。
原発について何の主義主張も持ち合わせていない自分が平行歩行してすいません、と思った。

飲み屋街で愛くるしい看板を発見したぶー。



ファーストキッチンで食事。
あの日、震災の数時間前もここで食事をした。
あの時、日本がこんなふうになるとは思わなかった。
日比谷シャンテを眺める。


渋谷の美術館で絵画鑑賞をしたあと、目黒経由で白金台へ。
八芳園で開催されるキャンドルナイトというイベントに参加。



500円の募金をすると、開始まで、ノンアルコールとちょっとした食事を楽しめる。
八芳園の食事なんて恐らくこの先一生縁がないだろう。とても美味しかった。




会場が暗くなり、八芳園のスタッフによるキャンドルの灯火、そしてメッセージの朗読。このメッセージは事前に募集されたもので、家族などに向けられたものが多かった。
中には八芳園の上司が部下たちに送ったものも紛れていた。




私にとって大切な人、
それは

家族
友達
会社の同僚
マイミクさん
ブログを通して知り合えた方々

そして、

最愛のクマたちと、


吉熊


この小さな小さなクマを守るためならば、私は何でもできそうだ。
いつもそばにいてくれてありがとう。

私はあなたといつまでも笑っていたい。




3月11日。
この日、改めて自分の大切な人を想うとともに、一日でも早く被災地が復興しますように、と祈った。

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「フェルメールからのラブレター展」

2012年03月11日 | Weblog
ずっと行きたかった「フェルメールからのラブレター展」に行く。



渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて。

3月14日までだから今日はさぞかし混んでいると思っていたが、本当、かなり混んでいた。
フェルメール、やはり大人気だ。

お目当てはフェルメール三作品。
数少ないフェルメールの作品を一度に3作品も観られるだなんて、またとない機会だ。


「手紙を書く女」



黄色のドレスが光を受けて浮かび上がっているかのようだ。光って描けるんだ、しかもこんなに美しく…、と不思議な気持ちで鑑賞。しかもこの女性の柔和な表情といったらどうだろう。神々しささえ感じる。




「手紙を読む青衣の女」


これぞフェルメールブルー!
ラピスラズリを砕いた顔料ウルトラマリンの青の輝きがなんとも。




「女と召使い」


手紙をしたためる女性と、窓に目をやる召し使い。日常のふとした瞬間をこうも鋭く表現できるだなんて。やっぱスゴいよ、フェルメール。


これらが約300年前に描かれただなんて、信じがたい。



あと感動したのは、
「盲目の物乞い」(クウィレイン・ファン・ブレーケレンカム)


盲目のため困窮している物乞いに、少年がベリーを差し出す。
それを優しく見守る母親の表情とその背景の空がマッチしている。
印象的で、何度も戻っては見入ってしまった。
構図もいい。

『慈善は17世紀のオランダ社会で重要視され、神によって定められた道徳的な義務と信じられていた。慈善行為の姿を田舎の情景に意図的に配置することで、その必要性を訴えた絵画』…と解説にはあった。

こういう助け合う気持ち、忘れてはならないと自戒。


綺麗な絵を観ると、心が洗われる。
日常生活で心に積もった垢が、剥がれて遠くに流れていった。


さて、明日からまた仕事。
頑張ろう。


一年前の同時間に

2012年03月11日 | Weblog
一年前の同時間にいた場所に立つ。

黙祷。

木村 弓 「いつも何度でも」

2012年03月11日 | Weblog
今日ぐらいこの歌が心に響いた日はない。

木村 弓 「いつも何度でも」

クマの沐浴

2012年03月11日 | Weblog
クマたちを洗った。
可愛がるだけ可愛がって、虐待並みに手入れを怠った結果、我が家のシロクマたちは茶熊になっていた。
ヤニ焼けで。

洗い桶に洗剤を溶かして、そこにクマを入れてゴシゴシザブザブ。
ちょっとした沐浴状態。

チェジュちゃんの入浴タイム。
ご機嫌だねえ、チェジュちゃん。


さくらとクローバー。


干す。


早く乾かないかなあ。


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「おかえり、はやぶさ」

2012年03月10日 | Weblog
おかえり、はやぶさ」を観てきた。




3作品のはやぶさ競合作品のトリ。
レビューを観るとかなりの酷評っぷりである。
「そこまで言うか!?」というものも散見する。

場内に入り、更に仰天。
観客が私を含め15人程度!
今日ロードショーなのに。

この状況を前にして、私は覚悟を決めた。

あまり期待しないでおこう。
ほら、科学館でよくある展示物。
あれを見る感覚で臨もう。
とりあえず3Dを楽しもうじゃないか、と。


はやぶさの偉業という大筋は変らない。
探査機「のぞみ」の失敗を取り上げ、はやぶさの成功を浮き彫りにする手法は、先のはやぶさ作品にはあまり使われていなかったので好感。

架空の人物がわんさかと出てきた。
宇宙少年がスイングバイをするはやぶさに乗っているんである。ぎゃ!
でも観る前に覚悟をしていたので、さほど苦ではなかった。
むしろ、3Dで見る宇宙や、手を伸ばせば届きそうなはやぶさの姿にうっとり。
サンプラーホーンがビミョーンとこちら側に向かってくるシーンでは悶絶してしまった。

大気圏再突入で四散するはやぶさ。
思わず目をそらしたくなるが、しかし綺麗なので見ていたい…複雑な気分だった。

日本の経済はアメリカの3分の1。
宇宙予算はNASAの10分の1なんだそうな。
にもかかわらず、3億キロも離れた小惑星の砂を持って帰るという人類初の偉業を成し遂げたはやぶさ(及びはやぶさプロジェクト)。改めて凄いと思う。日本の誇りだ。


まあ、この作品、これはこれでいいんじゃないのか。
「2番じゃ駄目なんです」というJAXAの皮肉も聞けたし。
音楽が富田勲だし。


映画『おかえり、はやぶさ』予告編

レイトショー

2012年03月10日 | Weblog
今夜もレイトショー。いつもの喫茶店で時間潰し。

「おかえり、はやぶさ」を観る。
3D、初体験。
どんな風に見えるのだろうか。


楽しみ。

笑止千万

2012年03月09日 | Weblog
やっとこさ、金曜日。今週は長かった。天気も優れない日が続き、梅雨みたいだ。菜種梅雨かな。

今日は曜日的に、震災の日だ。
「ちょうど今ごろ、君は会社を出たんだよな」
と、吉熊上司。
そうだ。あの日、たまたま外出だった私は昼御飯を有楽町で食べたくて、午前中に会社を出たんだ。
階段で社長(当時部長)に会い、「随分早く出るのデスネ」と嫌味を言われたからよく覚えている。
仕事を終え、有楽町駅に戻る途中、14:46、あの揺れを体験した。
外出なんて殆どしない私が外出した日に大地震が発生するだなんて、と我が身の運命を呪いつつ、帰宅難民になり、銀座をさ迷った。
吉熊上司と後輩男子タイスケくんは車で路面店を回り、明け方に帰宅をしたらしい。
みんなそれぞれ、あの日は大変だった。
話ながら、様々なことを否応なしに思い出してしまう。
気温もあの日に近い。


今日、吉熊上司は、歯医者に行くというので定時に上がった。
なんでも定期検診で虫歯が発見されたもよう。
「キーンって削られる音が嫌なんだよなあ…嫌だなあ…」
と、退社前に怯える様子が面白くて爆笑してしまった。
毎日普通に笑えることがどれほど有りがたいことか。
これもこの一年で感じたことである。

プチ残業のあと、図書館へ。
今日からマナー、接遇の部分を攻める。
「ザ・秘書検定」という領域である。
残り30分で単語と熟語をブランク用紙に書きまくり、ひたすら暗記。
途中「笑止千万(しょうしせんばん)」という熟語を知った。
素敵な響きに惹かれ、意味をたどると「この上もなくばかばかしくて吹き出したくなる様子」
なんか、普段の私みたいではないか!ぎゃは!

その後、ファミレスへ。
金曜日の楽しみ、魅惑のビール!
ぐびぐび…つーか、マジうめぇ!
唇の端に付いた泡を舌で舐めつつ、ニヤニヤしてしまう。



働いて、笑って、酒飲んで。
これが幸せでなくてなんだろう。
こんな普通な生活が、震災以降、大切なんだと気づいた。

そして、毎日忙しいが、その中で「幸せ」を噛みしめることができた分だけ、「幸せ」なのだとも最近感じる。


「吉熊、今日もイイ子で待っていたのよ」
と、チェジュちゃん。


週末は思いっきりクマたちを可愛がってあげるんだ。

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