夏の香り 彼は君を忘れていない

18話　続き

チョンジェからミヌ宛のメール
　ヘウォンを助けると　約束しましたが　僕は約束を守れませんでした
　ヘウォンは　亡くなりました
　彼女から　ミヌさんに伝言です　「つらいことは　すべて忘れて　私の分まで生きて」と
　書面にてのご無礼　お許しください

三年後
イタリアから仕事で帰国したミヌが　劇場付近でヘウォンの後姿を発見し　わが目を疑い　まさか　と自分にいい聞かせている様なシーン
このミヌの表情は雰囲気が出てよかったと思います・・・ヘウォンも格好良かったですが

またミヌは若作りのチョンジェにヘウォンのことで会いに行きます
ミヌ：今日　僕が伺った理由は　ヘウォンさんは　
　　　何ていうか　最後に会った時の　彼女の穏やかな笑顔が忘れられないんです
　　　ヘウォンさんは本当に　最後までずっと幸せに？
チョンジェ：はい
ミヌ　安堵のため息二回
ミヌ：良かった　
　　　もしも幸せじゃなかったら　最後まで見守れなかった自分を許せないような気がしてたけど
　　　幸せだったんですね

その夜でしょうか　チョンジェとヘウォンのレストランでの夕食時
チョンジェ：ヘウォン　君は今　幸せか
ヘウォン：急に何なの？
チョンジェ：あるヒトに　そう聞かれた
ヘウォン：一体誰が　そんなつまらない質問を？
チョンジェ：ミヌさんが帰国した
　　　　　　仕事でしばらく滞在を
　　　　　　発つ前に会えよ
　　　　　　会えない？
ヘウォン：ええ
チョンジェ：彼は君が死んだと信じ込んでいる　あんなウソをつくんじゃなかった
ヘウォン：いいえ　あの時は　ああするしか　なかったわ
　　　　　私は人工心臓をつけてアメリカで再手術を
　　　　　その間のことを　どう説明すればよかったの？
　　　　　あれでよかったのよ
チョンジェ：今は違う
ヘウォン：今は・・・・
つまって見方を変える
ヘウォン：もう過ぎたことよ　彼は彼で懸命に生きてるから　苦しめたくないの
　　　　　私も・・・もう忘れたわ
無理を言っている風のヘウォン
チョンジェ：彼は君を忘れていない
　　　　　　忘れてないよ　ヘウォン
ヘウォン：怖いの　すごく怖い
　　　　　私が今何を恐れているか分かる？
　　　　　私はウネさんの心臓を失った
　　　　　ミヌさんに会っても心臓がドキドキしなかったら
　　　　　きっと　しないはずだわ
　　　　　だとしたら私が慈しんできた　愛や真実が　ウソになってしまう
　　　　　二人の愛が　ウソになってしまったら　どうしよう　悲しすぎるわ
　　　　　だから　このまま　彼には会わずに生きていくわ
　　　　　このまま　生きて待つわ　今度こそ　本当の愛を感じられるヒトを待つわ
　　　　　そのヒトが現れるまで　待ってみる　そうさせて
悲しげなヘウォン

その後一人外を歩くヘウォン
彼が同じ街にいることの喜びをかみ締めているのか
彼とのことを懐かしく思い出しているのか
チョンジェに言ったことを反芻して　本当の愛を感じられる出会いまで待つしかないわと思っているのか
ミヌはヘウォンたちの店の前に立っていますが懐かしんでいる様です
結構印象に残る二人の表情のシーンです

by　しゃらく