形見分けと言っても亡くなったからではありません。
娘がアルバイトでお世話になった事から山菜を送るようになり、
親しくさせて頂いていた「あ多知」が4月一杯で営業を止められる事になり
「記念にいらないお皿を頂けませんか?」と電話したら、
「お金を出して処分しなければならないのだから、段ボール箱と梱包材料を持っていらっしゃい」
とおっしゃって下さったので10日に天女と出かけました。
まずは京都の姉の所に米やフキ・ミズブキを持って行って、
折り畳み自転車と3人の姉と天女さんちへ衣類など持って帰るものを詰め込んであ多知へ・・・
横の駐車場が時間貸しの駐車場に変わっていてビックリしましたが、門構えは変わっていません。
声を掛けるとママさんが待っていてすぐに出てこられました。
戸を開けた玄関脇には・・・
「チャイムがなるので誰かしらと思って出ると、前原さんが立っていらっしゃって、
”永い間お疲れ様でした”とおっしゃって渡して下さったのよ・・・」
との事、カッコいいなぁー!
何度もご馳走になったカウンター
感慨にふけってばかりはいられません。
「これはバイトさん達に記念に渡すけど、それ以外はお金を出して処分してもらうのだから全部でも持って行ってね!」
「これとかこれも使えたら使ってね。」
と言われて、空気清浄器や首振り式の電気ヒーターなどまでもらって帰る事になったのです。
という事で、天女はせっせと梱包して段ボール箱に詰め込み、錆鉄人は時間貸しの駐車場まで運びましたが、
そんなにたくさん頂くとは思っていなかったのでステップワゴンの中の荷物を積み直しました。
実は、ママさんから積み込んだ後で近くの中国料理屋さんでご馳走して下さると言われていたので
1列目シートと2列目シートで車中泊出来るようにと、凸凹を調整する為の座布団や毛布、寝袋などを積んでいたのですが
長くなって寝るのは諦めて2列目シートを一番前まで出し、シートの下にも荷物を押し込み
広くなった「荷室」に、姉から福井に持って帰る荷物が結婚式の引き出物を入れるような大きな袋に4つ
折り畳み自転車、空気清浄機、首振り式電気ヒーター、食器が詰まった段ボール箱4つに、
蒸し器まで頂いて(中にも食器を詰め込んで・・・)、座布団や毛布を傷がつかないように間にはさんで積み込み完了
予約した時間に早いからと言って、ママさんとビールを3本飲んで思い出話しを30分ほど
送った山菜をお客様が「こんなおいしい山菜はあ多知でしか食べられない」と喜んで下さったと感謝されました。
ママさんに乗ってもらって天女の運転で中国料理屋さんへ。(2列目シートは1つ空けておきました。)
そして、またまたビールを一緒に飲んで・・・
天女の運転で出発し、1時間余り走ってマキノの道の駅で車中泊。
夜明け前に帰宅して、もう一度寝ました。
という事で・・・頂いた食器など
取り換えようと思って作ったという看板も記念に頂きました。
7時過ぎに起きて、無事に帰った事を伝えました。
「頂いた食器もきっとママさんにまた会いたいと思うから、泊まりに来て下さいね!」