日本列島に、「台風15号」が、直撃した。
多くの被害を出したようだ。
このところ、諸事情で、日付変更線を超えてから
いつも帰宅するのが日課になってしまい・・・
自分でも不本意ながら、このスケジュールに埋没している。
21日、昼ごろ、一人で赤坂からタクシーに乗った。
運転手さんが、こう言った。
「今日は、皆さん、ビニール傘みたいですね。
だって、壊れちゃいますから・・・」
いやいや、運転手さん、
それを見越して、
私はしっかりとした地味な紳士傘を
持参したんですよ。
それでも、やられてしまった・・・。
骨が、ぽっきり。
他の部分は折れ曲がって・・・。
早く帰ろうと思いながら、仕事が終わらず、
気がついたら、電車が止まった。
閉じ込められた・・・。
ほんの少しの差異だった。
「くぅ~、無念!」
皆、会社に待機中のメンバーは、サッカーを観て、
どうにかどうにか時間をつぶしていた。
私は、ただ もくもくと仕事をした。
あまりにも 会社内が うるさいので、
私はイヤホンで音楽を聴きながら、仕事をした・・・。
電車のダイヤは、完全に乱れてしまって、
発車時間も分からず、ただ立ったままの状態で時間をつぶす。
この筋肉痛は、いつできたのか・・・と、
不思議な身体のサインをキャッチした。
電車にたどりつくまで、結構、歩いたもんだぁ・・・。
帰りの道すがら・・・
台風が去った後の残骸を、たくさん拾い集めて、
その足跡を確認するように自宅まで帰ってきた。
折れた小枝、変形したビニール傘、
崩れ落ちた看板、散らばった葉っぱ、
マンションホールの水たまり。
明日は、田舎に電話しなければ・・・。