思慕

2005年10月17日 | 出来事 -
父が、謡っている・・・。

 ♪ かわいい、かわいい、あの子の姿 ♪
 ♪ いつまでたっても帰らない ♪
 ♪ 私はいつまで見ているか ♪


    ★      ★      ★


何度も何度も謡っているので、私は“好奇心”イッパイに訊いてみた。

「それは、誰の歌?」
    「自分でつくった・・・」
「じゃぁ~“かわいいあの子”は、誰なの?」
    「愛ちゃん」
「じゃぁ~お父さんは、何処で見ているの?」
    「墓地」


愛ちゃんとは、平成10年に他界した“父の妻”であり、“私の母”の名前だ。
“いつまでたっても帰らない”はずである。
いつも、いつも、心は・・・四国の墓地にあるんだね。

愛ちゃんに、本当に会いたいんだね。
切ないなぁ。
この記事についてブログを書く
« 中途半端な優しさ | トップ | ちょっとした間違い »
最新の画像もっと見る