Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

笹塚にいる

2012-03-17 | Weblog
花粉が嫌だ。一日劇場にいて、場当たり。……ところで、私はどうしても『パパ・タラフマラの白雪姫』を観に行けないが、この作品についての、作り手である小池博史さんのコメントが面白い。「全感覚的に見れば間違いなく面白い作品だと思います。絶対に「これは何か?」で見ないこと。部分で見つつも、全体を感じ取ること。これ、パパ・タラフマラを見る際のサジェスチョンです。ただ人はどうしても部分に捕らわれる生き物です。でも、同時に全体を感じ取ろうとすれば見え方はまるで変わります」。小池作品は確かにそうだし、その説得力がある。これってじつは、現在幕開き直前のわれらが『ALL UNDER THE WORLD 地球は沈没した』にも言えること。そして小池さんが「部分」と言っているところは「物語」とも関連づけられる、あるいはあてはめられる場合があって、私自身はそのことをずっと危惧してきた。人間は「物語」にとらわれる生き物だからだ。リアンの試行の方針がわかってくる流れの中で、そこにどう向かうかを考えてきた。ふだんとは勝手が違うともいえるし、同じとも言える面もある。説得力だけはなければなるまい!
『ALL UNDER THE WORLD 地球は沈没した』の情報は以下の通り。
http://rinkogun.com/Next.html
コメント
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