政府は米軍普天間飛行場へのオスプレイ配備に反対する住民がたこや風船を揚げて抗議の意思を示す行為について、「航空法の規則を改正したとしても禁止することはできないため、法改正そのものを考えていない」との認識を表明。罰則の強化や新たな法律の制定も「考えていないが、関係省庁が連携し、航空の安全確保に取り組む」という。とりあえず、安心して凧を揚げよう。というか、そんなことは初めからわかっていたわけで、何を今更、である。とにかく「対策を練ろうというポーズ」を示しただけだ。仕事しているふりばかりする税金泥棒たちである。……日本維新の会代表代行・橋下徹大阪市長(書いていて面倒なややこしい身分だが、それだけ「無理矢理」な人なのだという気がする)は、みんなの党の渡辺喜美代表に「国のことを思うなら一緒になろう。大英断を下してほしい」と合流を打診。この二団体は選挙協力を進めており、18選挙区で公認が競合するという。橋下は「一つのグループになれば調整は意地でもやる。最後は(候補者を)ジャンケンで決めてもいい」という。ジャンケンで選んだ人間に投票するヤツは馬鹿じゃないのかってことになるだろう、普通。選挙に勝てれば誰とでも組むというこの空っぽな人物を世間は甘やかしすぎ。……政府主導の東電福島第一原発周辺の除染で、現場作業員に税金から支払われる「特殊勤務手当」が本人に支給されていない事例が相次いでいるという。元請けのゼネコンに続いて下請けがいくつも連なる多重請負構造の中で手当が「中抜き」された結果という。「作業員に渡していない」「作業員に手当のことを知らせず、日当5千円で働かせている会社もある」という。既にわかりきっているあからさまな非道が横行するのは、組合なき国・日本の、労働を支える社会的基礎力のなさである。企業たちは結果として自分の首を絞めていることを知るべきだ。「除染」という「事業」じたいの是非も問題なのだが。……民主党・安住淳幹事長代行は、離党した前衆院議員らに選挙資金として渡した300万円の返還を求める考えを示した。「別の政党に行って、民主党から受け取ったお金を使ってはならない。人間性が問われる」という。選挙資金を早めに渡して繋ぎとめようとしたことが(それでみんな解散を事前に知っていた)、はからずも露呈。聞いているだけで恥ずかしい。ところで、太陽の党はもうなくなるのに、12月分の政党助成金4300万円を受けとる権利があり、それがそっくり「日本維新の会」への「持参金」になってしまうというのは本当の話なのか。こっちはほんとにちゃんと返してもらいたい。……23日は牡蠣の日だったらしい。そういう季節なのだ。あと一週間で師走になるということだ。なんともはや。……『星の息子』東京公演は28日まで。
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