不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

岡山大阪弾丸移動、イラク帰還兵の話を聞く

2012-11-28 | Weblog
始発新幹線で岡山に。『星の息子』岡山公演に向けて取材を受ける。私が子どもの頃から岡山随一の人気を誇るアナウンサー、岩根宏行さんの番組にも出演。火曜日なので天満屋デパート休館日のため表町商店街も軒並みお休み。昼食は「やまと」でラーメンをと思ったが開いていないので、芳泉高校の後輩でもあるアートファームの古本径子さん推薦のカレー屋で野菜と魚のスープカレー×5辛。人気があるらしく、殺到する客で目の前で炊飯器のご飯がなくなり、慌てて炊いていたりする。……大阪に移動して記者会見。……石原燃、円岡めぐみと、高江を支援するBARのこされ島へ。〈イラク帰還兵スピーキングツアー番外編「SAKE & PEACE ~酒がつなぐ友情、そして平和」〉へ。アートを通じて反戦活動を続けている二人のイラク帰還兵、アーロン・ヒューズとアッシュ・キリエ(写真)。イラク戦争の初期、米軍兵士として従軍。イラクでのことを、アッシュは、「人間の間化」だと言う。帰還後、そうとは知らずにPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいた2人は、家族や友人、同じ経験をしてきたベトナム帰還兵等周囲の助けを得て、徐々に自分自身を取り戻し始めた。内々へと引きこもっていたアーロンは、絵や詩等、アートを通して自分自身と向き合い始めたという。既に証言活動を始めていたイラク帰還兵の友人を見て、アッシュも、自分の体験を話し始めた。子どもが生まれたことで、「戦争と家族」について問い続けるようにもなったという。戦争が終わったとしても、イラクやアフガニスタン等戦場となった地に住む人々、そして、帰還兵の多くが、PTSDやTBI(外傷性脳損傷)等見えない痛み(トラウマ)をかかえている……。彼らの兵士体験をもっと聞きたかったが、この夜は人的交流がメインで、アーロンとアッシュは本来はオフ日のつもりだったとかで、終始リラックスしており、それはそれでよいことだ。若い人達もいっぱい。みんないい顔だ。のこされ島のガンジーさんが同年齢と知る。アーロンとアッシュは高江にも訪れてくれている。彼らの日本ツアーは、のべ一ヶ月続くという。円岡めぐみが英語を教える学校にも行くようだ。人の輪とは、いいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする