Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

東京は恥ずかしい

2014-02-09 | Weblog
東京都知事選は9日午前7時から投票開始。
都選挙管理委員会によると、午前11時の推定投票率は4・10%。
午後3時現在の中間投票率は20・52%。
5時現在、28・23%。
午後7時30分で34・14%%。
投票率は50%を割り込む見通し……。
最終の数字を確かめる気もしない。
投票率の低さは予想通り。
雪のせい? 知るか。
オーストラリアは投票が義務で、棄権すると数十ドルを支払わなければならないそうだ。その方がマシな気がしてくる。

都知事選特番は、ゆえあってBS朝日を中心に観た。番組としてBS朝日のものは、独自の呼吸があって、いい。

開票結果に感想はない。
いままで呟いてきたとおりだ。
選挙違反と公金流用の桝添が逮捕されるのを待つ。

宇都宮けんじ氏の公式ツイッターに、「大阪市長選に出てください」とツイートが複数来ているという。だったら細川氏が行くべきだろう。宇都宮氏が東京の「地回り」の「顔」として都民を支えていくことは、今後も変わらないだろうから。

真面目に一つだけ言えば、マスコミによる操作が顕著だ。操作とも思っていない。どこかタガが外れている。
NHKが自白したように、不当な検閲が行われたのだ。
争点が「脱原発」一本でも困るが、「脱原発」は本当に意図的に隠蔽されたのだ。
そして、史上最悪の原発事故を起こした国が、再稼動を進めようとしている。

未来に顔向けできるのか。
知恵だ。知恵がないと。

今日一番膝を叩いたニュースは「米国で死刑執行用の薬物調達が難しくなっている。製薬会社の販売拒否が原因だ。代替薬や従来と異なる組み合わせの薬物注射で処刑は続けられているが、新たな手法は死刑囚に激しい苦痛をもたらす恐れがあるなどとして、差し止めを求める訴訟も相次いでいる」というやつ。
要は、米国では1980年代以降、薬物注射が処刑の主な方法で、ほとんどの州で麻酔や心停止などを目的とする3種類の薬物が同時に使われてきていたが、主な調達先である欧州の複数の製薬会社が2010年ごろを境に、使途が処刑の場合の販売を拒否するようになったというのだ。
オハイオ州では1月、過去にない組み合わせの2種類の薬を注射された受刑者が、激しい苦痛によるとみられる症状を呈しながら死亡したため弁護人は「州による苦痛に満ちた実験だ」と批判。米憲法は「残虐で異常な刑罰」を禁じており、遺族は州を相手に訴訟を起こす構えだという。
結果として一部の州では刑の執行が滞るのを避けるため、電気椅子や銃殺の復活を求める動きも出始めたというが、それはやがて反対の声が出てくるはずだ。
……この話の肝は、死刑廃止でかたまったEUが、アメリカに対して「死刑執行用に使うなら製薬会社に販売拒否させる」という挙に出たことだ。

ちゃんと知恵を使えば、大きな相手にもダメージを与えられる。
島国根性を捨て、柔軟な動きを見せる他の社会に学ぼう。

個人的には今回の選挙を通して、少しは新しい、あるいはあらためての、いろいろな出会いがあった。
大切にする。
コメント
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