お別れが多すぎて、再会に感謝する

２月後半は、あまりにも多くの方が亡くなられて、正直、ブログを書くという意欲も失せてしまった。
それぞれの方々に対するお悔やみも、ブログという場では、言葉にならない。
重すぎる。

大学の同級生、Ｓ君。そろそろ話したい、と思っていたら、亡くなってしまった。

制作者の岡野さん。若すぎる。

大杉漣さんについては、思うところ多すぎて言葉にならない。漣さんとの逸話は数々あるが、今、記す気持ちになれない。直後、大分からの飛行機でたまたま一緒になった廣木隆一監督と重いハイタッチの後「大杉さん……」と口にして絶句した。

青年座の大家さん。また仕事したいとお互いに思い、時にやり取りしていたが、この早い展開、急な訃報には、どう応えればいいのか。

劇団員の父親の死もあった。


同じ時期に、知己の女優さんお二人から出産の報も届いた。

ああ。


人は死に、生きる。それだけだ。と、思うしかないのか。
生きていれば会えるかもしれないが、再会もなく、二度と出会えない方もいる。
再会は、生きる者の喜びだ。

熊本の本田恵介さんとの再会は、そんな中、嬉しかった。
2005年の劇作家大会では、本当にお世話になった。その後、現代能のワークショップ等で、呼んでいただいた。
昨年から、共通の友人が妙な形で繋がり、あらためて、お会いしたかった。会えて嬉しい。ありがたい。（写真）