Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

燐光群 2018年度 新人募集中!

2018-03-26 | Weblog
燐光群 2018年度 新人募集!

燐光群では、共に演劇を創造していく劇団員を募集しています。意欲と情熱のある方の参加をお待ちしています。

対象
 俳優
 演出助手、劇作家、美術部等・舞台スタッフ
 スタジオ運営スタッフ
 制作スタッフ

<応募資格>
 燐光群・坂手洋二作品を観ていること

<応募方法>

○第一次審査(書類選考)履歴書と作文をA4サイズで作成し、以下にご郵送下さい。
 履歴書=要写真貼付。氏名・ 住所・電話番号・メールアドレス(PC/携帯共)・身長・体重・年齢(生年月日)を明記のこと。
 作文=「燐光群の作品を観た感想」「自分について」各800字以内
 観たことのある、あるいは読んだことのある、燐光群または坂手洋二の作品を挙げて下さい。

○応募締切 2018年4月25日(水)必着

○第二次審査(面接・実技試験)書類審査通過者に追ってお伝えします。

○送付先 〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202 燐光群 新人募集係

◎電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。rinkogun@alles.or.jp または FAX 03-3426-6594 でお受けいたします。


http://rinkogun.com/recruit_2018_%281%29.html
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ピアノみたいに人間も調律してほしい

2018-03-26 | Weblog
『ブラインド・タッチ』今日は休演日です。
本番はありませんが、ピアノは調律しています。

人間も調律してもらった方がいいと思うことがあるが、「整体」がそれにあたるのか。
ずいぶん行っていない。
ホントにちゃんと出来るなら、頭の中も調律してもらいたい。
でも結局、誰かに任せるものでもない。自分でやるしかないのだろう。

『ブラインド・タッチ』は4月1日までですが、お早めにお越し下さい。
タイムテーブルがけっこうややこしいのでご確認ください。
終わりに近づくほど混雑が予想されます。
平日夜が比較的余裕があるということです。

27(火)14:00
28(水)14:00 19:00
29(木)14:00
30(金)19:00
31(土)14:00. 19:00
4/1 (日)14:00

午前はいいお天気だというのに銀座というか築地近くの松竹会館で国際演劇協会の理事会。
シアタートラム〈韓国現代戯曲ドラマリーディング エクストラエディション〉は、無事終了。
下北沢からのバスが歩行者天国で普通。三軒茶屋まで歩いて行くしかない。
リーディングは2作品ともいい上演だった。
打ち上げ。良い交流が出来たと思う。シライケイタがハングルを読むことが出来るのに感嘆。



⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯


『ブラインド・タッチ』、公演情報は以下の通りです。

https://www.blind-touch.com


当日パンフレットに掲載している私の文章を、初日ブログに引き続き紹介いたします。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

『ブラインド・タッチ』は、2002年が舞台である。
2002年の夏に脱稿し、秋に上演された。
2002年の物語であることは重要なので、今回の上演にあたって、冒頭に「2002年」という字幕を出そうかとさえ思った。
2002年は、アメリカ同時多発テロの翌年。
世界が新たに不穏な領域に入っていく「前夜」である。
第二次世界大戦の記憶を持つ人たちがまだ社会の中心にいて、戦後の貧困から日本経済が発展していった過程の記憶を多くの人たちが共有していた最後の時代、インターネットの発達等によって「個人」のありようが変貌していく過渡期、と言ってもいい。
百年後の研究者にはその時代背景の推移にこだわっていただきたいものだが、もちろん、そうした背景を背負いながら、人間は、ただ、その人として、裸で、そこにいる。
演劇は、そのことを示すための仕組みを持っている。

2002年、岸田今日子さん・塩見三省さんのコンビに、書いた。
その後、韓国では、盟友キム・カンボの演出により上演。日本公演もあった。出演者は、ユン・ソジョンさんとイ・ナミさんだった。
岸田今日子さん、ユン・ソジョンさん、お二人とも亡くなられた。
いま、高橋和也さん・都築香弥子さんの出演であらためて上演できることは、感慨深い。

『ブラインド・タッチ』は、イギリスの劇作家デヴィッド・ヘア に触発されて書いた戯曲である。デヴィッドは、社会の出来事について批評的なドキュメンタリー演劇を発表すると同時に、ドラマティックなストレート・プレイも書く。共感するところの多い作家だ。
二十年以上前、ロンドンで彼の『スカイライト』初演を観て、私もしっかりとしたストレートプレイを書こうと思った。『エイミーズ・ビュー』を観てそれが決意に変わった。
私はデヴィッドの「バーベイタム・シアター(報告劇)」の新作三部作(『パーマネント・ウェイ』『スタッフ・ハプンズ』『ザ・パワー・オブ・イエス』)を日本で演出している。
8年前、東日本大震災直後のイギリスでの『ブラインド・タッチ』リーディグ初日に、そのデヴィッドから御祝いのFAXをいただいた。ここに一つの円環が成立した、と思った。

『ブラインド・タッチ』は、1971年の「渋谷事件」を背景としている。今も獄中にある星野文昭さんは、明らかに冤罪である。文昭さんと暁子さんの獄中結婚に設定をお借りしているこの劇に携わりながら、私の申し出を承諾してくださったお二人に心から感謝すると共に、文昭さんの一刻も早い解放を願っている。
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