昨日のNHKの日曜討論で、安部総理大臣は、沖縄・辺野古の米軍基地工事の進行経過について、以下のように延べたという。
「土砂が投入されている映像がございましたが、土砂を投入していくにあたってですね、あそこのサンゴについては、えー、これは移しております。また、絶滅危惧種が、砂浜に、えー、存在していたんですが、これは砂をさらってですね、これもしっかりと別な浜に移していくという。環境の負担をなるべく抑える努力もしながら行っているということであります。もちろん沖縄の、えー、皆さんの気持ちによりそっていくことも大事ですし、理解を、得るようにさらに努力をしていきたいと……」
なんと、安倍政権は、辺野古の珊瑚や稀少海洋生物を他の場所に移す作業をしながら、土砂投入をしていたという。
おみそれしました。
では、ぜひ、お知らせいただきたい。
どの役所のどこのセクションが、誰に委託してその作業を行ったか、明らかにしていただきたい。どのような専門科学者がその作業を監督したか、名前を挙げていただきたい。
そして、沖縄県にどのように申請し、許可をもらったのか、教えていただきたい。沖縄県に訊いた方がいいのでしょうか。デニーさん、聞いてました?
このような困難かつ手間のかかる作業をなさったのであれば、ぜひともその「移し替え作業」の成果を、場所を変えて確実に生存を維持された状態の珊瑚や絶滅危惧種の生物を、すぐに見せていただきたい。ここまで豪語されるなら、その移し替え作業後の珊瑚や稀少海洋生物の生存率を、数字を挙げてお示しいただきたい。
もちろん、仮に、移されて100%の生存率だったとしても、新基地建設の正当性は獲得できませんよ。
写真は、辺野古沖のオキナワハマサンゴ。2年前。