「戯曲デジタルアーカイブ」の誕生に湧く演劇界隈、大勢の人が喜んでいて、めでたい。
↓
https://playtextdigitalarchive.com/?fbclid=IwAR0i4Qa0t2TQlrytIgOtaN0s7i44GslrDzH5XN1R01DiZcphxyzqxQEbJ1o
これに六年以上先んじて、戯曲を自由にダウンロードできるサイト「虚空文庫」が、2014年12月31日にオープンしていたことも、忘れてはならない。
このサイトでも、もちろん戯曲の著作権は放棄されておらず、上演の際は、作者に連絡の上、上演許可の取得が必要となる。
↓
http://suiseidou.cool.coocan.jp
このサイトを管理しているのは岡野宏文さんで、元「新劇」編集長、現在はフリーライター・編集者として活動されている。
岡野さんは私が岸田國士戯曲賞をいただいたときの「しんげき」編集長で(当時雑誌名がかな表記に変わっていた)、受賞グラビアの撮影のため、カメラマンの谷古宇正彦さんとご一緒に私の永福町のアパートまで来られたことがある。あまりに殺風景な部屋で驚かれたのを覚えている。副賞の壁掛け時計は、今も私の居間にあるのだが、これは岡野さんと永福町商店街の店で選んだものである。
昨日は、今年度の岸田國士戯曲賞の選考会で、結果は「該当作なし」とのこと。受賞作がないのは、私が審査員だった2007年以来という。私が受賞する前の何年かも隔年で「該当作なし」が続いていて、とても遠い賞のように感じていたことを、思い出した。